秘書のカガミ

さまざまな資格を持ち、頭脳明晰かつ容姿端麗。完璧な女性として周りから注目を集める加賀見優は、実は極度の恋愛下手であった。そんな加賀見が真実の愛を見つけるまでの姿を、お色気シーンも交えてユーモラスに描いたラブコメディ。勧善懲悪なストーリーの、爽快感あふれる作品。「週刊漫画ゴラク」で2007年11月から不定期に連載された。

正式名称
秘書のカガミ
ふりがな
ひしょのかがみ
作者
ジャンル
キャリアウーマン
レーベル
ニチブンコミックス(日本文芸社)
巻数
全4巻完結
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概要・あらすじ

容姿端麗で頭脳明晰な加賀見優は、さまざまな分野の資格を所持しており、スーパー派遣秘書として働いていた。男女を問わず、周りからは完璧な女性だと思われている加賀見であったが、実は極度の恋愛下手で、恋人もいない。派遣先で気になる男性と出会う機会はあるものの、のちに相手に恋人がいることが発覚したり、勘違いをしてチャンスを逃したりと、散々な結果ばかり。

しかし加賀見は、失恋の痛手を癒すべく奮起し、新たな恋愛を求めて次の職場へと派遣されていく。

登場人物・キャラクター

加賀見 優 (かがみ ゆう)

派遣秘書として働いている20代女性。「ケンハー派遣秘書」に所属している。秘書としての学歴・資格・実務・経験は完璧であるうえに容姿端麗。特に法律に詳しく、その知識は弁護士を上回るほど。武道にも精通しており、自分より体格の良い男性を投げ飛ばすこともできる。さらにスタイルも抜群で、胸はFカップ。完璧な女性に思えるものの、恋愛だけはとにかく下手。 相手のことは考えず、自分の気持ちだけで突っ走って暴走しがち。イケメン好きで一目惚れも多い。好きになった人が窮地になると全力で助けるが、実は結婚が決まっている相手がいるなど、散々な結末が待っている。職場で失恋をすると、すぐに職場を変更して欲しいと所長に希望を出し、実際に変えてもらっている。性格に難はあるものの仕事ぶりは非常に優秀であるため、派遣先が途絶えることはない。

所長 (しょちょう)

加賀見優の派遣元「ケンハー派遣秘書」の所長。恰幅の良い初老の男性。能力はあるが暴走しがちで、さらに自分の感情で派遣先を辞めてしまう加賀見に手を焼きつつも、能力の高さは認めている。加賀見からの給与の前借り依頼に文句を言いつつも、対応する寛大な性格の持ち主。

クィーンエリカ

加賀見優が絶大な信頼を寄せている女性占い師。サンバのカーニバル衣装のようなきわどい服を身に着け、激しく踊って未来を占う。その実力は高く、加賀見は占ってもらうまでに半年待ち、ボーナスの大半をつぎ込んだほど。なお、加賀見からの鑑定依頼は「運命の相手はどこにいるのか?」など恋愛がらみのことばかりである。

池目 (いけめ)

大手メーカー「スター電器」の子会社「スターモーター」の開発部に所属している青年。加賀見優が社長秘書として派遣されて知り合う。加賀見が初対面で「超イケメン」と一目惚れするほど整った容姿をしている。愛社精神が強く、白川を尊敬しているが、白川と黒田の争いに巻き込まれて、密かに悩んでいる。

白川 (しらかわ)

大手メーカー「スター電器」の子会社「スターモーター」の社長。穏やかな紳士であり、加賀見優も、彼のもとなら働きやすそうだ、と好印象を抱いた。2年前に「スター電器」から「スターモーター」へと移り、社長に就任。やり手の経営者で、地域の雇用を守りつつ、新たなヒット商品を開発して着実に成果を上げている。そのため、「スター電器」に重役として復帰して欲しい、といった要望が出始めている。 これが原因で、自分の立場を脅かす存在になりそうだ、と危惧した黒田により、「白川追放計画」が立てられることとなった。

黒田 (くろだ)

大手メーカー「スター電器」で社長を務める中年男性。自分の利益と名声のことしか考えていない。社員を駒としてしか扱っておらず、自分に刃向う者や自分の立場を脅かしそうな能力の高い人間は、容赦なく左遷する。白川も社員から慕われ、能力が高かったために、子会社へ移籍させられた経緯がある。白川が「スター電器」本社に戻ってこられないよう、池目に新製品の開発をわざと遅らせるように指示。 これを実行したら本社に好待遇で招き入れると、甘い言葉で池目をそそのかしている。

北山 聡 (きたやま さとし)

アパレルメーカー「ニシキッズ」の常務取締役。子供服担当の中年男性。北山聡本人は、にこやかでのんびりとした性格だが、ワンマン社長の南原千代の機嫌を損ねないように必死になっている。

(ひがし)

アパレルメーカー「ニシキッズ」に勤務する青年。子供服担当で、北山聡の部下にあたり、金子と行動をともにすることが多い。加賀見優のストライクゾーンど真ん中の容姿をしたイケメンで、加賀見に一目惚れされた。「ニシキッズ」のワンマン社長である南原千代のやり方が気に入らず、恐れずに意見を出そうとするが、周囲に制止されている。

金子 (かねこ)

アパレルメーカー「ニシキッズ」に勤務する女性。子供服担当で、北山聡の部下にあたり、東と行動をともにすることが多い。眼鏡をかけ、髪をひっつめて1つにまとめた一見地味な容姿だが、スタイルは抜群。「ニシキッズ」のワンマン社長である南原千代のやり方に反感を抱いており、加賀見優にも愚痴をもらす。

南原 千代 (なんばら ちよ)

アパレルメーカー「ニシキッズ」の女社長。年齢は61歳。20年前に「ニシキッズ」の創業者一族を追い出し、以降はずば抜けた行動力と強引な手法で、ブランドを育て上げた女傑。超ワンマンであり、他者の意見はすべて否定する。金儲けが最優先で、コスト面ばかりを重視。現在はとりあえずブランドロゴさえ付けておけばいいと、デザイン性は二の次にしている。

香山 薫 (かやま かおる)

注目のベンチャー企業「KAORU」の社長を務めている男性。世界的調香師としても有名。媚薬効果があるとされる動物の香りを、自分の部屋中にまき散らすなど、かなりの変わり者。加賀見優からは「変態社長」とののしられている。大手メーカー「日文堂」から、協力依頼という名目で吸収合併話が持ち上がり、逆に利用してやろうと企んでいる。

相馬 享 (そうま とおる)

資産家の父親を継ぐ青年。最近父親が他界したが、遺産が莫大であったため、処理し切れていない。故人である父親が香山薫が社長を務めるベンチャー企業「KAORU」の将来性に期待しており、株を多数所持していた。それをきっかけに「KAORU」を訪れた際に加賀見優と出会い、加賀見に一目惚れされる。

内山(男) (うちやま)

「日文不動産」丸の内本社で常務を務める中年男性。秘書という役割から逸脱した権力を握っている紅冴子を快く思っておらず、加賀見優ならどうにかしてくれるだろうと、派遣を依頼する。

紅 冴子 (くれない さえこ)

「日文不動産」丸の内本社で社長秘書を務める女性。「紅会」という秘書だけの派閥を牛耳り、社長をも手玉に取って、自分の好きなように動かしている。加賀見優を、どうせ派遣だと見下す。その態度が加賀見の闘志に火をつけ、以降ライバルとなる。秘書としては非常に優秀。のちに関連会社の社長付き秘書として異動もしており、何かと加賀見と相対する。

小池 (こいけ)

「日文不動産」丸の内本社の総務部に勤務する若い男性。眼鏡をかけ、穏やかそうな容姿をしている。イケメンで加賀見優に一目惚れされるが、小池自身は女性にはあまり積極的ではない。一方で仕事には熱心で、権力を振りかざす紅冴子に対して、良い印象を抱いていない。

(もり)

木製玩具メーカー「ピノ木」の社長を務める初老男性。明るくあっけらかんとした性格。「ピノ木」は、大手玩具メーカーに買収されることが決定している。現状では森自身には権力はほとんどないが、雇用は守られるため、あまり悲観的にはなっていない。「ピノ木」で働く職人たちの腕を信じており、誇りに思っている。加賀見優が派遣された際に、「美人秘書のいる社長という夢が叶った」と涙していた。

木村 (きむら)

木製玩具メーカー「ピノ木」で企画担当常務を務める男性。年齢は38歳。イケメンだが未婚で恋人もいない。優良物件すぎて、さすがの加賀見も気軽に好きになるのを躊躇(ためら)ったほどの相手である。携帯電話に「ピノ木」のマスコットキャラクターであるピノ子ちゃんをつけている。根付を集めることが趣味。

江藤 (えとう)

所長と古くからの付き合いの初老の男性。「江藤ケミカル」という社員30名ほどの、小さな工場を経営している。江藤があまりにも多忙なので、それを心配した所長が、短期間でも良いからと、加賀見優を秘書として派遣した。派遣でやって来た加賀見に対して歓迎会を開くなど、面倒見が良く温厚な性格である。

弘樹 (ひろき)

江藤が社長を務める「江藤ケミカル」の従業員の青年。加賀見優からは「イケメン職人」と評価され、惚れられている。機械をいじるのが大好きで、製品に興味を持った加賀見に対し、丁寧に説明をした。この時、同時に将来の夢も語ったため、加賀見に「男が夢を語るなんて口説いているのね」、と勘違いをされることとなった。

瀬古 (せこ)

「日文工機」で部長を務める中年男性。秘書に紅冴子をつけている。非常に横柄な性格をしており、取引先である江藤が社長を務める「江藤ケミカル」を、小規模な会社だからと見下してバカにしている。

田岡 以蔵 (たおか いぞう)

大手下着メーカー「アンダー」で総務部長を務める45歳の男性。エリートコースではないため、役員に昇格することはないが、人事権を握っているなど、社内では大きな権力を誇っている。無愛想であり、必要以上の会話もしない。

内山(女) (うちやま)

大手下着メーカー「アンダー」に勤務する30代女性。派遣されて来た加賀見優に、自分から明るく声をかけるなど気さくな性格。入社以来、商品開発部で頑張ってきたものの、突然、工場のラインに異動となる。変則的な交代制勤務になったので、保育園に預けている2人の子供の世話と仕事を両立することが難しくなった。そこで、人事異動を命じた田岡以蔵に対して「子供がいることを考慮してほしい」と直訴しているが、無視されている。 ついには労働局に訴えるなど、辞職覚悟で行動を起こす。

綱木 聡 (つなき さとし)

大手下着メーカー「アンダー」の総務部に所属する28歳の男性。田岡以蔵の部下。子育てと仕事の両立で悩んでいる内山に対して、個人的には力になってあげたい、と話す優しい性格の持ち主。直接出会う以前に、加賀見優は社員名簿で綱木聡のことをチェックしており、実際に顔を合わせた際には「やっぱりかっこいい」と惚れている。

書誌情報

秘書のカガミ 全4巻 日本文芸社〈ニチブンコミックス〉 完結

第1巻

(2008年4月25日発行、 978-4537108149)

第2巻

(2008年10月9日発行、 978-4537108811)

第3巻

(2009年2月9日発行、 978-4537109290)

第4巻

(2009年7月18日発行、 978-4537109672)

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