笑う大天使 夢だっていいじゃない

笑う大天使 夢だっていいじゃない

司城一臣と司城史緒の兄妹が、一臣の怪我をきっかけにお互いをさらに深く知っていく物語。『笑う大天使』の主人公である史緒にスポットを当てたスピンオフ作品。「花とゆめ」昭和63年23号に掲載された。『笑う大天使』第3巻に収録されている。

正式名称
笑う大天使 夢だっていいじゃない
ふりがな
わらうみかえる ゆめだっていいじゃない
作者
ジャンル
友情
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概要・あらすじ

ある不注意で兄の司城一臣の手を怪我させてしまった司城史緒は、完治までの期間兄の仕事を手伝うことになる。一臣は長らく離れていた史緒を非常に大切にし、女性と出かける際も必ず同行させるほど。これが原因で交際が長続きしない一臣を憂う史緒だったが、一臣の怪我が治ったころ、これまでとは違う雰囲気の女性が現れる。今度こそうまくいくのではないか。

そう思う史緒は2人を応援するが、一臣が女性を選定する要素は意外なところにあった。

登場人物・キャラクター

司城 史緒 (しじょう ふみお)

聖ミカエル学園3年生の少女。高校2年の時に母親を亡くし天涯孤独の身となった際、離れて暮らしていた兄の司城一臣に引き取られ聖ミカエル学園に入学する。勤勉で努力家。学内では学力もスポーツもトップクラスだが、マラソンだけは苦手。同級生から非常に人気があり、彼女たちには「ケンシロウ様」と呼ばれ慕われている。自分とは釣り合わぬ高貴な雰囲気の兄に長らく苦手意識を持っていたが、現在は打ち解けて暮らしている。

司城 一臣 (しじょう かずおみ)

司城史緒の兄。28歳。小説家業を営み、日々多くの締め切りに追われている。手書きの執筆をモットーとしていたが手を怪我し、史緒に小説の口述筆記をさせる。家庭の事情で長期間つらい思いをさせていた史緒に負い目があり、彼女を最優先に物事を考える。

桜井 敦子 (さくらい あつこ)

司城一臣のお見合い相手。これまで一臣と関わった女性とは違い、司城史緒を疎まない落ち着いた雰囲気の人物。史緒とも意気投合し、母校であるスイスの全寮制大学への進学を勧めてくる。別の進学先を考えていた史緒は、進路に悩むことになる。

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