築地魚河岸三代目

築地魚河岸三代目

元銀行員の赤木旬太郎が築地魚河岸(東京都中央卸市場)の仲卸の三代目として奮闘する姿を描く。原作は大石けんいち(1巻)、鍋島雅治(2巻から21巻まで。以後は原案協力)、九和かずと(21巻から)。作画はしもとみつお。小川貢一・元声優の平野文が製作協力として参加。

正式名称
築地魚河岸三代目
ふりがな
つきじうおがしさんだいめ
原作者
大石 けんいち
原作者
鍋島 雅治
原作者
九和 かずと
作画
ジャンル
グルメ
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概要・あらすじ

銀行の人事部員だった赤木旬太郎は退職し、妻 赤木明日香の実家を継ぎ、築地魚河岸の仲卸魚辰の三代目を務めることになった。素人ながら、持ち前の明るさと天性の舌の記憶、そしてバイタリティで周囲を巻き込みながら奮闘する。

登場人物・キャラクター

赤木 旬太郎 (あかぎ しゅんたろう)

元住富銀行の行員。人事部でリストラを担当したのちに退職し、妻の父親の跡取りとして勝手のわからないまま、築地魚河岸の仲卸魚辰を三代目として継ぐことになった。素人丸出しの仕入れで数多くの失敗を重ねながらも、明るさと天性の舌の記憶を武器に、顧客の開拓を重ねる。地道な努力と破天荒な行動力で周囲を魅了し、巻き込んでいく。

赤木 明日香 (あかぎ あすか)

ショートヘアーの女性。三代目(赤木旬太郎)の妻で、職業はグラフィックデザイナー。夫赤木旬太郎を慕い、支え合っているが、お酒を飲むと威勢がよくなる。

戸川 英二 (とがわ えいじ)

短髪で痩せた男性。元は板前だったが、トラブルを起こして店を追い出され魚辰で働くようになった。当初は素人の三代目(赤木旬太郎)に冷たい態度を取ることもあったが、徐々にその才覚と努力を認めて良き片腕となる。優れた目利きと魚の知識、料理で魚辰を支える。魚辰の面々の行きつけの小料理屋ちあきを営む千秋に好意を持っている。

菊野 エリ (きくの えり)

ショートヘアーで口元にほくろのある女性。のちに平井エリとなる。魚辰のお帳場担当で、てきぱきと良く動く働き者。再三度外視で魚を買い付ける三代目(赤木旬太郎)に度々悩まされる。に幼い頃両親を亡くしており、桶職人の祖父と祖母に育てられた。

木村 拓也 (きむら たくや)

細い目に厚い唇、太目の男子。魚辰の従業員。魚の知識が豊富で、一生懸命な三代目(赤木旬太郎)をサポートする。御前崎の漁師の息子。

平井 雅 (ひらい まさ)

長いもみあげ、つながった眉が特徴の男性。魚辰の従業員。江戸っ子で短気だが、特に大衆魚の知識が豊富で良い仕事をする。

赤木 (あかぎ)

杖をついた老年の男性。三代目(赤木旬太郎)の義父。引退の身ながら魚辰と三代目(赤木旬太郎)を見守り、窮地には陰からサポートする。現在は船で世界を回っている。

千秋 (ちあき)

築地魚河岸の場外市場にある、魚辰の面々が行きつけの小料理屋「ちあき」を営む。三代目(赤木旬太郎)の良き相談相手でもあり、店の厨房で共に試行錯誤することもある。医師の夫を待ち続けていた。

新宮 秀一郎 (しんぐう しゅういちろう)

オールバックでクールな表情の男性。特種物(寿司ネタなど)仲卸新宮の三代目。卓抜した魚の知識と技術を持ち、築地のサラブレッドと呼ばれる。店の商売のみならず、日本の水産や築地魚河岸の将来を見据えてその問題に取り組む。当初は赤木旬太郎に厳しい態度を取っていたが、その力を認めるようになる。

千田 (せんだ)

築地魚河岸の仲卸千満の店主。馴染みの客にはペコペコするが、一見の客には高値をふっかけたり、違う魚を売ったりする。「ヒラメの千さん」とあだ名されている。三代目(赤木旬太郎)も初対面でだまされる。

海江田 (かいえだ)

もみあげを残して禿げ上がった太い眉の男性。つきまとわれた店は早晩つぶれる噂されている。日本橋から続く老舗の仲卸の三代目。

横山 (よこやま)

共新ストアの鮮魚担当。眼鏡をかけた男性。自分のミスの責任を押し付けようとしたり、無茶な要求をしたりと魚辰に迷惑をかけるが、真摯な三代目(赤木旬太郎)の姿に次第に態度を改め、仕事に取り組むようになる。

三船 春彦 (みふね はるひこ)

四角い顔の男性。仲卸三船の長男で大学を卒業後に家業を継ごうとしたが、紆余曲折の末魚辰で丁稚奉公として働くことになった。

青木ヶ原 卓哉 (あおきがはら たくや)

染めた髪の若い男性。元は塩干物の老舗干青の跡取りだったが魚辰に就職する。はじめは要領ばかりが良く浮いていた。木村拓也とは親友になる。

クレジット

原作

大石 けんいち , , 九和 かずと

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