終の退魔師 エンダーガイスター

終の退魔師 エンダーガイスター

ドイツ特殊部隊出身のS級退魔師(エクソシスト)の黒沢アキラは、ある超常現象を解明するため、日本に派遣される。来日したアキラは、美人退魔師の淡縞千景、封印術を得意とする東森琴次郎らと合流。悪霊や怪物、殺し屋たちと死闘を繰り広げる。エロティック、グロティスクな描写が特徴のオカルトアクション。また、作者の映画愛が盛り込まれており、各話のタイトルが映画の題名になっている他、登場人物の名前や容姿が、映画俳優をモチーフにしていることが多い。Cygamesの「サイコミ」にて、2019年12月1日より配信を開始。

正式名称
終の退魔師 エンダーガイスター
ふりがな
ついのたいまし えんだーがいすたー
作者
ジャンル
オカルト
 
バトル
レーベル
裏少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
既刊15巻
関連商品
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概要・あらすじ

オーガ討伐の任務を終えたS級退魔師(エクソシスト)のドミニク=E=ケンプファー(通称・黒の射手)は、次の任務のため「黒沢アキラ」と名乗り、日本の万台市に向かう。任務内容は、万台市上空に突如出現した「闇の柱」の調査であった。3か月前の「闇の柱」出現後、すでに15名もの退魔師が任務中に死亡するという、異常事態が続いていたのだ。アキラを出迎えた、美人退魔師の淡縞千景は、彼を活動拠点となる公衆浴場「天然温泉ことや」に案内する。そこは、万台市のイーストウッドこと東森琴次郎が店長を務める退魔師協会加盟店であった。必要な関連情報を取得したアキラは、千景とともに「闇の柱」発生地点に向かう。日本の低級霊しかいないとの情報に反して、そこにはスライムやドラゴン、ミノタウロスといった魔物が徘徊(はいかい)していた。一旦離脱して態勢を整えようとする二人のもとに、伝説の女性殺し屋、鵺(ぬえ)が姿を現す。無類の強さを見せるアキラだったが、鵺が繰り出す無数の魔物を相手にするうちに、ついに力尽き、鵺に銃殺されてしまう。しかし次の瞬間、怪しい黒い煙がアキラの身体を包み、中から魔人が現れた。魔人、アキラは、鵺の魔物群を一瞬にして倒し、鵺の左腕をも奪う。暴走したアキラは、千景に襲いかかるが、東森が現れて彼女を救出した。アキラは、10年前、アフリカ=ヨハネスブルクで魔人に取り憑(つ)かれた過去を持つ。アキラが生命の危機に陥ったため、ある女性退魔師による封印が解除され、魔人が出現してしまったのだ。そのことを知っており、万一のために封印手順を調べていた東森は、なんとか魔人の封印に成功する。一命をとりとめたアキラは、自分の経歴・正体を千景に話し、改めて彼女にパートナーになってほしいと申し出た。

登場人物・キャラクター

黒沢 アキラ (くろさわ あきら)

S級退魔師(エクソシスト)の男性。日本人の母親を持つ日独のハーフ。ドイツの特殊部隊出身。幼少時より、近接格闘術クラヴ・マガをはじめ、あらゆる格闘技を仕込まれた。特殊部隊の任務で、アフリカのヨハネスブルクの遺跡を訪れた際、魔人に取り憑かれる。魔人と化して暴走していたところ、黒人女性の退魔師が魔人を封印。その後、彼女を師匠と仰ぎ、退魔師の修行を積んだ。魔煙(クゥルム)という物質を身体に巡らせていないと、生命を維持できない体質で、特殊能力は物質の「再構築」。魔煙を消費することで、構造を理解したもの(武器からタバコや食べ物まであらゆるもの)を生成することができる。無類の映画好きであり、来日の際の「黒沢アキラ」の名は本人の希望によるもの。通称は「黒の射手」。

淡縞 千景 (あわしま ちかげ)

日本退魔師協会に所属する退魔師の若い女性。黒沢アキラのパートナーで、銀髪のショートカットが特徴。空山少龍寺師範の唐金喜(タンジンシー)を師匠とし、優れた体術を使う。モノ作りやメカの改造が大好きで、霊装オタクでもある。霊装した耳レーダーは、範囲20メートルほどの霊気検知、生体スキャン、動体検知が可能。また、霊装により脚力を上昇させており、霊力噴射による超短距離飛行ができる。特殊能力は、相手から吸収した衝撃を返す「キック・バック」。名前の由来は、実在した女優、淡島千景からだと思われる。

東森 琴次郎 (とうもり きんじろう)

日本退魔師協会に所属する退魔師の中年男性。退魔師協会加盟店「天然温泉ことや」の店長で、黒沢アキラ、淡縞千景の上司にあたる。外見は俳優、クリント・イーストウッドに似ており、「万台市のイーストウッド」を自称している。性格はおちゃめでおしゃべり。若い頃、空山少龍寺で修行しており、優れた体術を使う。封印術を専門分野としている。

書誌情報

終の退魔師 エンダーガイスター 15巻 小学館〈裏少年サンデーコミックス〉

第1巻

(2021-08-18発行、 978-4098506545)

第2巻

(2021-11-18発行、 978-4098507757)

第3巻

(2022-02-17発行、 978-4098508822)

第4巻

(2022-05-18発行、 978-4098510450)

第5巻

(2022-07-19発行、 978-4098512119)

第6巻

(2022-09-16発行、 978-4098512522)

第7巻

(2022-11-17発行、 978-4098513772)

第8巻

(2023-01-19発行、 978-4098514359)

第9巻

(2023-03-17発行、 978-4098517893)

第10巻

(2023-05-19発行、 978-4098520466)

第11巻

(2023-07-19発行、 978-4098525447)

第12巻

(2023-09-19発行、 978-4098528127)

第13巻

(2023-11-17発行、 978-4098530465)

第14巻

(2024-01-18発行、 978-4098531011)

第15巻

(2024-03-19発行、 978-4098531936)

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