総理倶楽部

総理倶楽部

将来に悩む高校生の日向大悟は、国会議事堂にある秘密の空間で歴代の総理大臣たちと出会ったことで自らも総理大臣を目指す。総理大臣たちのサポートを受けながら、政治家としても人間としても成長していく大悟の姿を描いた歴史コメディ。「ジャンプスクエア」2021年2月号から掲載の作品。

正式名称
総理倶楽部
ふりがな
そうりくらぶ
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
巻数
既刊7巻
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あらすじ

特にやりたいこともなく将来を模索していた高校生の日向大悟は、自宅でくつろいでいたある日、伊藤博文の使いを名乗る紳士の訪問を受ける。理由もわからないまま国会議事堂までやって来た大悟は、紳士から突如現れた扉に入るようにうながされ、扉の先で七人の男性と出会い、彼らが明治時代の総理大臣であることを知る。今が明治から約100年経過した令和であることに動揺するが、現在いる部屋が歴代の総理大臣が集う不思議な空間であることを説明されて落ち着きを取り戻す。その後、紳士から大悟が将来総理大臣になることを教えられ、さらに伊藤から総理大臣としての心得も伝授されると、大悟は総理大臣を目指して歴代の総理大臣からさまざまなことを教えてもらうこととなる。翌週から総理大臣たちの授業を受けた大悟は、総理大臣たちの政治理念や人柄に触れ、当時の政策論争などを聞いて人間として大きく成長していく。

登場人物・キャラクター

日向 大悟 (ひなた だいご)

総理大臣を目指すことになった男子高校生。明るくて前向きな性格で、人当たりが非常にいい。家族思いなため、卒業後は大学に進学せずに就職して家族を支えようと考えていた。しかし明確な将来が見えない際に、伊藤博文の使いを名乗る紳士の案内で国会議事堂の秘密の空間を訪れ、伊藤をはじめとした七人の明治時代の総理大臣と知り合う。そこで自分が将来総理大臣になることを教えられ、総理大臣を目指して伊藤たちからさまざまなことを学ぶ。明治と令和の常識や考え方のギャップに苦労することが多い。

伊藤 博文 (いとう ひろぶみ)

日向大悟に総理大臣としての教育を施している男性。初代総理大臣を務め、既存の政治体制を大きく変えた人物。コミュケーション能力が非常に高く、多くの人と議論を繰り返して、地位や年齢にかかわらず幅広い交流を行なっている。フランクな性格なため、正反対な性格の山縣有朋から生活態度をよく注意されている。実在の人物、伊藤博文がモデル。

山縣 有朋 (やまがた ありとも)

日向大悟に総理大臣としての教育を施している男性。明治時代に第3、9代の総理大臣を務めた人物。つねに軍服を着用し、礼儀に対して非常に厳しい。お調子者で明るい性格の大悟にも最初から厳しい態度で接し、最初の授業では威厳のある歩き方を指導した。無表情なために怖い人物と誤解されやすいが、実直な性格で面倒見がよく正義感も強い。実在の人物、山縣有朋がモデル。

桂 太郎 (かつら たろう)

日向大悟に総理大臣としての教育を施している男性。明治時代から大正時代にかけて第11、13、15代の総理大臣を務めた人物。山縣有朋の右腕としても活躍し、山縣のことを誰よりも理解している。つねに笑顔を絶やさず、物腰柔らかい優しい話し方をするために多くの人から好感を持たれている。山縣の授業中、困っていた大悟に助け船を出し、自らが授業の時は西園寺公望と協力して桂園時代の政権について詳しく教えた。実在の人物、桂太郎がモデル。

クレジット

書誌情報

総理倶楽部 7巻 集英社〈ジャンプコミックス〉

第4巻

(2022-09-02発行、 978-4088832517)

第5巻

(2023-01-04発行、 978-4088833415)

第6巻

(2023-06-02発行、 978-4088835464)

第7巻

(2024-01-04発行、 978-4088837758)

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