線は、僕を描く

線は、僕を描く

砥上裕將の小説『線は、僕を描く』のコミカライズ作品。墨と筆を使って線を引き、森羅万象を描く水墨画。孤独と悲しみを抱える青山霜介は、水墨画の巨匠、篠田湖山に突如内弟子にされてしまい、水墨画の世界に足を踏み入れることとなる。水墨画を何も知らない青年が、水墨画に魅了され、心の欠落を埋めていく様を情緒豊かに描いた白と黒の人間ドラマ。講談社「週刊少年マガジン」2019年29号から2020年11号にかけて連載された作品。原作小説は2022年10月に実写映画化された。青山霜介を横浜流星、篠田千瑛を清原果耶を演じている。

正式名称
線は、僕を描く
ふりがな
せんは ぼくをえがく
原作者
砥上 裕將
漫画
ジャンル
職人・芸術家
 
青春
レーベル
講談社コミックス(講談社)
巻数
既刊4巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

青山 霜介 (あおやま そうすけ)

瑞野文化大学に通う1年生の男子。展覧会で設営のアルバイトをしていた際に、水墨画の巨匠、篠田湖山と出会い、彼の内弟子となる。当初は両親を失い鬱屈した日々を送っており、水墨画にも乗り気ではなかった。しかし、湖山との穏やかな時間を過ごすうちに水墨画の世界に魅了され、次第に自らの意思で水墨画を学び始める。兄弟弟子が水墨画の達人ばかりであるため、自分には何も取り柄がないと思っているが、実は湖山が認めるほどの「目」の持ち主。物事の本質をあるがまま見抜く力があり、水墨画を学ぶうちにその才能が開花していく。

篠田 千瑛 (しのだ ちあき)

私立「昇華女子大学」に通う女子。水墨画の巨匠、篠田湖山の孫娘。黒髪ロングヘアで、ネコのように鋭い目つきの美女で、凛(りん)とした雰囲気を漂わせている。裏表のない勝気な性格で、祖父のような水墨画家になるべく、日々努力を重ねている。しかし最近は実力が頭打ちで、自分の殻を打ち破れずに悶々(もんもん)とした日々を送っている。そんな中、祖父が素人を新たな内弟子に取ったことで、衝撃を受ける。青山霜介に対して一方的な対抗心を抱き、出会い頭に彼にきつい言葉を浴びせかける。だが篠田千瑛自身も、自分の未熟さを痛感して腹いせで霜介にその怒りをぶつけていると理解しており、その後、すぐに和解した。霜介の提案で学園祭に参加することとなり、彼と距離を縮めていく。

クレジット

原作

砥上 裕將

書誌情報

線は、僕を描く 4巻 講談社〈講談社コミックス〉

第1巻

(2019-09-17発行、 978-4065170724)

第2巻

(2019-11-15発行、 978-4065173534)

第3巻

(2020-01-17発行、 978-4065178850)

第4巻

(2020-03-17発行、 978-4065185216)

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