概要・あらすじ
人と魔物が争い続けていた時代。孤児の少女・ソアラは軍に拾われ、過酷な訓練を受ける。そしていよいよ初陣の日。王国最強の戦士となったソアラに、王様は意外なニュースを告げる。魔物たちから突然休戦の申し入れがあり、戦争は終わったというのだ。呆然とするソアラ。彼女には帰る家もなく、温かい家族もいない。突然自由を言い渡されたソアラは、あてもなく放浪を続ける。そんなある日、ソアラはキリクをリーダーとするドワーフたちと出会う。魔界建築士を名乗るキリクは、さまざまな問題を抱えた魔物の住居を、劇的なリフォームによって暮らしやすい"家"に改築しているという。戦争で疲弊しきった世界だが、安心して暮らせる"家"さえあれば、魔物の幸せにつながるとキリクは信じているのだ。魔物を信用していないソアラだったが、キリクの言動には心を動かされた。こうして、運命的な出会いを果たしたソアラとキリクたちは、魔界全土を股にかけた改築の旅に出ることになった。
登場人物・キャラクター
ソアラ
軍に拾われ、最強の戦士として鍛え上げられた孤児の少女。ポニーテールと赤いリボン、ダブルボタンの軍服、日本刀に似た剣が特徴。温かい家族も家も知らずに、ひたすら訓練の日々を過ごす。初陣に出る前に魔物との戦争が終わってしまい、行き場を失い、偶然出会ったキリクたちと一緒に、魔物の家を改築する旅に出ることになる。
キリク
ドワーフ族の少年。腕のよい魔界建築士。背が低く、大きなハンマーを背負っている。荒れ果てた世界も、住む場所を整えて"改築"し、安心して暮らせる"家"さえあれば、魔物たちの幸せにつながると信じている。普段は偉そうにしているが、病的に臆病で戦闘力はゼロ。その代わり、ものすごく頑丈で打たれ強い。
書誌情報
ソアラと魔物の家 4巻 小学館〈サンデーうぇぶりコミックス〉
第1巻
(2022-05-12発行、 978-4098510481)
第2巻
(2022-11-10発行、 978-4098513543)
第3巻
(2023-07-12発行、 978-4098525416)
第4巻
(2024-05-10発行、 978-4098533053)