概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
アニエス・エバンテール
由緒正しきエバンテール公爵家の娘。伝統を重んじすぎる両親によって、幼い頃から時代錯誤な教育を受け、1世紀も前のドレスやメイクを強要され続けてきた。そのため、周囲からは時代にそぐわない装いを嘲笑され、「芋くさ令嬢」とバカにされており、これまであった数々の結婚話はすべて破談となっている。さらに両親から日常的に体罰を受け、さまざまな苦痛を強いられてきた。だが、何があってもへこたれないポジティブな性格で、いつも元気一杯。特に目立った特技はないが、かわいらしい容姿をしている。いろいろなものを補強することができる「物質強化」の魔法を使うことができる。デズニム国のミーア王女の婚約パーティに出席した際、思わぬトラブルに巻き込まれ、罪人となったナゼルバート・フロレスクルスとの婚約を命じられることとなった。これをきっかけに、エバンテール公爵家を勘当され、ナゼルバートと共に辺境の地に移り住み、古いしきたりから自由になって華麗なる変身を遂げる。自らを受け入れてくれたナゼルバートに好意を抱き、ナゼルバートに寄り添って生きることを決める。
ナゼルバート・フロレスクルス
フロレスクルス公爵家の次男。デズニム国のミーア王女の婚約者。幼い頃に決められた婚約だったが、国を支える王族の伴侶になるため厳しい王配教育を受け続けてきた。だが、婚約パーティの席でミーア王女から身に覚えのない罪で、濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)を着せられると共に婚約破棄を言い渡された。その際、ただ一人、手を差し伸べてくれたアニエス・エバンテールとの結婚と、辺境の地への追放を命じられる。その後、国王は冤罪(えんざい)であったことを認めたものの、ナゼルバート・フロレスクルス自身は、身の潔白を証明するために王族から出された条件に納得できなかったため、当初の予定どおり辺境の地を統治する辺境伯として生きて行くことを決めた。この時、巻き込まれた形のアニエスを解放するつもりだったが、彼女が実家でひどい扱いを受けてきたことを知り、アニエスを守ることを使命として彼女との結婚を決意した。実直な性格で、優しく温厚な人柄の持ち主。苗を改良したり植物を意図的にあやつる「植物操作」の魔法を使うことができる。
クレジット
- 原作
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桜 あげは
- キャラクター原案
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くろでこ
書誌情報
芋くさ令嬢ですが悪役令息を助けたら気に入られました 5巻 オーバーラップ〈ガルドコミックス〉
第1巻
(2022-07-25発行、 978-4824002556)
第2巻
(2022-11-25発行、 978-4824003492)
第3巻
(2023-05-25発行、 978-4824005168)
第4巻
(2023-10-25発行、 978-4824006455)
第5巻
(2024-06-25発行、 978-4824008749)