概要・あらすじ
戦国武将の鍋島直茂は、主君の龍造寺隆信の討ち死ににより危機に瀕した肥後を守るため、長く苦しい戦いを続ける。
登場人物・キャラクター
鍋島 直茂 (なべしま なおしげ)
戦国武将。戦国大名の龍造寺隆信に仕えていたが、隆信が戦死すると、生き残りの道を模索。苦難を重ねて肥後佐賀藩の藩祖となる。実在した鍋島直茂がモデル。
山本 常朝 (やまもと じょうちょう)
肥後佐賀藩の藩士。隠居して常朝と名乗る。弟子となった田代陣基に、鍋島直茂の事跡を語り、武士道とは何かを教える。実在した山本常朝がモデル。
田代 陣基 (たしろ つらもと)
肥後佐賀藩の藩士。理不尽な理由で牢人になり、腹を切ろうと決意するが、その前に武士の鑑と呼ばれる山本常朝に会おうとする。しかし常朝から武士の生き方を諭され、自分の未熟を反省。常朝に弟子入りして、鍋島直茂の逸話を聞き、武士道について学んでいく。実在した田代陣基がモデル。
その他キーワード
葉隠 (はがくれ)
『葉隠物語』の基となった書物。肥後佐賀藩の藩士の山本常朝が語った武士道を、田代陣基が筆記したもの。江戸中期に成立した。