虚無戦史MIROKU

虚無戦史MIROKU

江戸時代前期、特殊な力を持つ九竜一族に生まれた無幻美勒が妖魔と化した真田軍団と大宇宙の覇権をかけて戦うSF時代伝奇物語。『虚無戦記』シリーズの中核をなす作品。

概要

江戸前期、大坂の陣で死亡したとされた真田幸村が妖魔として復活した。幸村は九龍一族が守る馬頭竜を解き放ち、これを操ることで大宇宙の覇権を握ることを目論む。付き従うは真田妖法を使う魔人群真田十勇士。九龍一族の長の息子無幻美勒は仲間とともに真田幸村の野望を阻止すべく立ち上がる。

凄惨極まる超人対魔人との戦いの中、美勒美勒王の生まれ変わりである自身の宿命を悟っていく。

登場人物・キャラクター

主人公

九龍一族の長・無限大権の息子にして若長(わかおさ)。18歳。空間を斬って飛ばす剣法九龍覇剣虚空斬破の使い手。斬り取った空間に飛び込み、別の空間から出るという技も使う。発明好きという一面も持つ。菩薩宇宙... 関連ページ:無幻 美勒

かつて菩薩宇宙で美勒王と共に戦った阿邪羅王の生まれ変わり。大坂の陣で討ち死にしたとされていたが、魔人として蘇った。九龍一族が守る馬頭竜を解き放ち、これを操って大宇宙の覇権を握ることを目論む。真田妖法を... 関連ページ:真田 幸村

無幻 大権

九龍一族の長。無限美勒の父親。50年間寝たきりであったが、真田幸村が魔人として復活したことを機に起きあがり、言葉を発し始めた。美勒に九龍一族の秘密を明かし、真田幸村と戦うことを命じた。

猿飛 佐助

真田十勇士のひとり。真田幸村の片腕的存在。空中に巨大な竜や怪物を出現させる術を持つ。幸村に代わって御神器を手中にしようとして片腕を消滅させたこともある。

霧隠 才蔵

真田十勇士のひとり。体が霧でできており、あらゆる攻撃を受け付けない。生物兵器ドグラの研究を真田幸村から命じられるが、ドグラの力に魅せられ、これと同化することで宇宙の帝王になろうと企んだ。自身の体から作り出された魔人忍者群霧隠六獣衆を配下に持つ。

三好 清海

真田十勇士のひとり。真田妖法魔神体の使い手。不死身の肉体を持ち、どんな傷もすぐに回復してしまう巨漢の魔人。自分の体の大きさを自由自在に変えることもできる。伊佐入道の許嫁。

筧井 十蔵

真田十勇士のひとり。真田妖法重力地獄の使い手。重力を自由に操ることができる。伊佐入道とふたりで九龍城に乗り込んだが、無幻美勒と戦って深傷を負い、反重力で伊佐入道を飛ばして逃がした後、死亡した。口から鋭い牙が露出し、鼻の脇からカマのような触手が生えた怪異な容貌の持ち主。

伊佐入道

真田十勇士のひとり。入道頭の巨漢女性。真田妖法魔陣腐糸(まじんふし)の使い手。口から出す液に触れた者を自分に同化することができる。三好清海の許嫁。

海野 六郎

真田十勇士のひとり。真田妖法羅魔邪絵巻(らまじゃえまき)の使い手。描いた絵を実体化させる能力を持つ。真田幸村の体を復活させるため、宿場に現れて人々の血を吸い尽くそうとした。山伏の格好をしている。

根津 甚八

真田十勇士のひとり。真田幸村の命に逆らってドグラを復活させた霧隠才蔵を倒すため、宿敵の無幻美勒を才蔵のところまで案内した。実際に戦っていないため、どのような力を持っているのかは不明。

夜叉姫

九龍一族。無幻美勒の許嫁。九龍忍法羅王冷波(らおうれいは)の使い手で、さわったものを全て氷漬けにしてしまう美女。霧隠才蔵が復活させた生物兵器ドグラに触れたことで一族の手によって命を絶たれそうになったが、己を冷凍することでドグラ発生を遅らせ、美勒が救助法を見つけ出すのを待った。

泣きのグズ蟲

九龍一族。鼻水をたらした一見愚鈍に見える大男。その影は阿空間になっており、人を隠すことができる。体を岩のように硬くして攻撃を行うこともできる。真田十勇士三好清海と一騎打ちで戦ったが、勝ち目がないとわかり、相打ちを狙って清海もろとも深い谷底に飛び込んだ。

黒死丸

九龍一族。火と話ができる男。炎を起こし、自在に操って敵を燃やし尽くす。

輪法 半月斎

九龍一族。九龍忍法閃風斬糸(せんぷうざんし)の使い手。髪の毛を自由に伸縮させて操り敵を惨殺する。また髪の毛を毒針として飛ばすこともできる。さらには瞬間移動能力まで持っている。復活の治療を受けていた真田幸村と遭遇し惨殺されるが、死に際に閃風斬糸によって傷を負わせ一矢を報いた。

闇目 源三郎

九龍一族。九龍忍法混獣乱舞(こんじゅうらんぶ)の使い手。虫や動物を自在に操ることのできる男。ドグラを封じる方法を求め、無幻美勒と共に霧隠六獣衆と戦った。長髪と長髭の風貌で髪で目が隠れている。

十方 飛丸

九龍一族。特殊な連発銃・火竜砲を武器とする男。更に体中に無数の銃や投擲砲を仕込んでおり、「歩く火薬庫」を自称する。ドグラを封じる方法を求め、無幻美勒と共に霧隠六獣衆と戦った。

自雷矢

九龍一族。九龍忍法羅王雷(らおうらい)の使い手。電撃を発して敵を倒す。無幻美勒とともにドグラを封じる方法を求め旅立つが、霧隠六獣衆ジンガイに敗れて死亡した。

徳川 家康

元九龍一族の下忍。早くから一族を離れ、戦国大名として立ち、天下を取った。真田幸村を危険視して葬り去ろうとしたが失敗。幸村が馬頭竜を飛ばすことを阻止するよう九龍谷に懇願にやってきた。さほど強力ではないが、未来予知の力を有している。江戸幕府を開いた征夷大将軍徳川家康をモデルとする。

服部 半蔵

徳川家康の命を受け、真田幸村の首を持ち帰った服部忍群首領。家康のお供で九龍城にもやってきたが、九龍一族にその忍術はまったく通用しなかった。江戸前期の旗本服部半蔵正就をモデルとする人物。

サミダレ

霧隠六獣衆のひとり。忍法幻水時雨(げんすいしぐれ)の使い手。体を水に変化させ、敵を取り込み窒息死させる攻撃を得意とする。雨に同化して空中を泳ぐこともできる。無幻美勒たちと戦った際、自雷矢の九龍忍法羅王雷(らおうらい)の直撃を受けて感電死した。

カワハギ

霧隠六獣衆のひとり。蛙のような外観の魔人。頭に剣を突き立てられても、水に触れることで復活する。人間の皮をきれいにはぐことを何よりの喜びとする。

バラキ

霧隠六獣衆のひとり。体内からいくつもの鋭い刃を出現させ、回転して敵を斬り刻む。真田妖法千風斬気(せんぷうざんき)の使い手で、すべてを斬り刻む風カマイタチを無数に発生させて敵を攻撃する。

ジンガイ

霧隠六獣衆のひとり。鋼鉄でできた筋肉を持ち、手足や頭をバラバラに分離し、飛行させて攻撃することができる。一騎打ちで九龍一族の自雷矢を倒した剛の者。

コゴレイ

霧隠六獣衆唯一の女忍者。どんな物にでも同化できる能力を持つ。九龍一族闇目源三郎と戦った際には、古い御堂に同化して中に入った源三郎を胃液で消化しようと試みた。しかし、この術は源三郎が呼び寄せたネズミの大群が御堂を食い尽くすことで破られる。この後、逃れて木に同化したところを自雷矢の電撃を受け死亡した。

セムイ

霧隠六獣衆のひとり。粘着力が異常に強い息をはく。この息を吹きかけられた者は石のように固まって身動きができなくなる。またセムイの息には幻視効果もあり、吸った者に幻を見せる。

集団・組織

九龍一族

『虚無戦史MIROKU』の登場する一族。無幻大権を長とする。無幻美勒は次代の長であり、若長と呼ばれている。竜の艦馬頭竜でラ=グース神の軍団と戦った竜の民の子孫であり、それぞれが特殊な力を有している。日本の地に眠る馬頭竜を守ることを使命としている。

霧隠六獣衆

『虚無戦史MIROKU』の登場する魔人集団。霧隠才蔵の体から生み出された6名の魔人たちで構成される。産みの親の霧隠才蔵の命令にのみ従う。メンバーはバラキ、セムイ、コゴレイ、ジンガイ、サミダレ、カワハギの6名。

その他キーワード

九龍覇剣虚空斬破

『虚無戦史MIROKU』の登場する技。無幻美勒が使う空間を斬る必殺の刀法。太刀の先で空間を斬り、それを飛ばして敵を攻撃する。

御神器

富士山中に密かに安置されていた法具。手にした者が念じた形態に変化し、強大な力をもたらす。手にすることができるのは、竜の民の血を色濃く引いた無幻美勒と真田幸村のみである。真田十勇士のひとり猿飛佐助が触れようとして右腕を消失させた。竜の艦・馬頭竜のナビゲーション・システムを機動させるキーの役割も果たす。

ドグラ

『虚無戦史MIROKU』の登場する生物兵器。はるか昔、ラ=グース神の軍団との戦いで生み出された未完成の生物兵器。触れた者の内部でドグラは育ち、その大きさが十分になった時、魔物を吹き出させる恐るべき存在... 関連ページ:ドグラ

馬頭竜

『虚無戦史MIROKU』に登場する宇宙戦艦。通称「竜の艦」。はるか昔、竜の民は馬頭竜に搭乗し、菩薩宇宙にてラ=グース神の軍団に決戦を挑んだ。この時美勒王がナビゲーターとして馬頭竜を指揮した。しかし、決戦を前に美勒王は戦線を離脱。人類の進化に未来をかけ、地球の日本の地下に馬頭竜を封印した。

ラ=グース

『虚無戦史MIROKU』に登場する巨大母艦。はるか昔菩薩宇宙での戦いで竜の艦・馬頭竜が標的とした相手。次元をゆがませ宇宙を吸収しながら成長する謎の超精神生命体。

儒生歴

『虚無戦史MIROKU』に登場する歴(こよみ)。大宇宙の彼方で起きている星系の存在をかけた戦い虚無戦記の出来事が記されている。儒生歴に記された内容の一部は以下の通りである。「儒生歴18244、爆烈王が... 関連ページ:儒生歴

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