虹色のトロツキー

第二次世界大戦開戦前夜の満州国と蒙古を舞台とした、日本人の父とモンゴル人の母を持つ青年将校ウムボルトの活躍が描かれる。物語は、国家、そして民族とは何かという問いかけとともに展開してゆく。実在した歴史上の人物達が数多く登場する。

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正式名称
虹色のトロツキー
作者
ジャンル
歴史もの一般
 
第二次世界大戦

総合スレッド

虹色のトロツキー(漫画)の総合スレッド
2016.07.11 19:03

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概要

第二次世界大戦勃発の前年の昭和13年に物語は始まる。日本人の父と蒙古人の母の間に生まれたウムボルトは、満州国に開学した建国大学に特別研修生として入学する。だが彼は幼き日の記憶を失っていた。それは、かつてロシア革命の指導者のひとり、レフ・トロツキーと思われる謎の男と接触した父の深見圭介が殺害された事件が引き起こしたものであった。

ウムボルトは、国家や民族、そして多くの人々の思惑が交差し大きく動く歴史のうねりに翻弄されながら、自らの運命に立ち向かい成長してゆく。

登場人物・キャラクター

主人公
日本人の父とモンゴル人の母を持つ。幼い日に、ロシア革命の指導者のひとり、レフ・トロツキーと思われる謎の男と接触していた父の深見圭介と母が殺害された事件の現場に居合わせ、そのショックでそれ以前の記憶を失...
ロシアの赤軍を創った男で、レーニンと並んでもひけをとらない人物。「好戦的日本には世界一の大洋(太平洋)と世界一の大陸(中国大陸)という二つの戦場があたえられているが、生産力の貧しい日本はどちらをとって...
ウムボルトの父。ウムボルトが幼い頃、何者かによって妻と共に殺害された。陸軍創設以来の頭脳と評される石原莞爾とは陸士の同期。石原莞爾によると、頭が良く男前で、優れた軍人になるかと思われていた。その後、軍...
関東軍参謀副長。少将。満州事変の首謀者。陸軍大学を二番で卒業、陸軍創設以来の頭脳と評される。関東軍参謀長で後に大日本帝国首相となる東条英機のライバル。東条英機を「アタマが悪く高尚な話をしてもわからん奴...
関東軍参謀。少佐。建国大学創設主任。強引・専断・無情の鬼参謀として知られる。石原莞爾の持論「五族共和」に共鳴し、東奔西走の結果、建国大学を強引に開学させた。建国大学の副総長、作田荘一に掛け合い、1年か...
関東軍参謀長。 石原莞爾のライバル。甘粕正彦に石原莞爾の動きを探らせる。甘粕正彦からは、軍人としては立派だが、小さい物事に動じすぎる、陸軍大臣までならいいが、国の命運を任せることはできない、と評される...
共和会総務部長。元憲兵大尉。無政府主義者の大杉栄殺害犯として服役後、渡満。関東軍参謀長で後に大日本帝国首相となる東条英機に対して、「軍人としては立派であるが、モノに動じ過ぎるきらいがあるため大臣までな...
建国大学初代副総長。京都帝大から呼ばれて満州の地に着任した。関東軍参謀の辻政信の無理押しにより、特例でウムボルトを研修生として預かる。建国大学の学生達に対し、五族協和の至上理念を理解する為には、互いの...
建国大学教授。教練担当・学監。陸軍少将。日露戦争、上海事変の勇士。歩兵兵学に関しては日本一の大家。予備役。豪快・豪傑であり、かつ人情豊かな性格で気配りがきくが、不器用でもある。前線の指揮官タイプ。建国...
一人一殺主義で知られる右翼の暗殺隊、血盟団の人斬り以蔵と呼ばれる男。甘粕正彦の手下である為、官憲も手出しが出来ないでいる。甘粕 の指示を受け、石原莞爾の動向を探る。石原が植田大将の官舎である関東軍総司...
建国大学合気道部顧問。合気道の開祖であり、伝説的武芸者。ウムボルトの合気道のスジを見る過程で、ウムボルトにその父である深見圭介の景色を見た。合気道については「例え相手が拳銃を使ったとしても弾丸より一瞬...
ウムボルト の幼なじみ。ウムボルトが育った養母の実家のある通遼の出身。共産主義者。危険分子として日本の憲兵に付けねらわれている。 通遼で日本の警察に雇われたゴロツキ達に襲撃されたウムボルトを救った。奉...
キャバレー銀巴里の歌い手。日本人の客の為に満州国の唄を歌いお金は貰うが、日本人に対して心まで売っている訳ではない。日本人を心底嫌っている。共産主義者の孫逸文ことジャムツと裏で繋がっている。ジャムツ が...
奉天の憲兵隊大尉。後に奉天特務機関特務員。共産主義者孫逸文のチラシを配ったウムボルトを捕らえ、拷問にかける。その後もウムボルトを尾行し、その正体と孫逸文の行方を探る。そしてウムボルトと接触した孫逸文が...
関東軍参謀。中佐。建国大学の設立に尽力したひとり。外蒙を中国から独立させ属国化することに成功したロシアでは、同様に新疆も分断し属国化しようとしてきたため、これに抵抗。新疆をロシアの手に渡すことのないよ...
建国大学六塾塾長。六塾の一部のメンバーが馬小屋に立てこもる事件が発生し困り果てる。学生たちが立てこもったのは、日本にいたころは、海の向こうの新天地に民族協和の新国家が出来ることを素晴らしいと思っていた...
建国大学六塾の学生。考え方の違いから六塾の数名が馬小屋に立てこもるという事件を起こすが、非日系が彼らに同調すると日系との対立に繋がると考え、共感はするが中立の立場をとり、蒙系、露系も中立する線でまとめ...
ソ連からの亡命者。元は極東地方委員会書記。ハルビン領事館が身柄を保護する。内務人民委員部(KGBの前身)極東局長の後を追った形での亡命。 辻政信とウムボルトが面会の為にハルビン領事館まで訪ねてくる。ウ...
ハルビンに拠点を置くユダヤ人民会評議員。ユダヤ人。ハルビンで保護された亡命ロシア人のミリューコフに会うためにハルビン領事館にやって来た辻政信と面会する。在ソの同胞・ユダヤ人の立場を複雑にすることから、...
ユダヤ人民会評議員。ユダヤ人。ハルビンでウムボルト殺害を任され拉致するが、殺害せず身代わりの死体を川に捨てた。そして船でウムボルトをソ連に移送しようとするが、ウムボルトの幼なじみで東北抗日聯軍の政治員...
抗日聯軍の司令。抗日聯軍の指導についていけず、奉天特務機関特務員の楠部金吉からのアヘン上納とひきかえに見逃すという話に乗ってしまい、抗日聯軍を裏切り楠部に協力していた。だが、ウムボルトの強さに引かれ、...
抗日聯軍の将軍。昭和9年に勃発した農民蜂起、土竜山事件の指導者。土地の収奪に反抗して一万人余といわれる民衆軍を率いて日本人武装移民入植地を攻撃、日本軍連隊長以下多数を殺害した。抗日聯軍第八軍を率いて牡...
満鉄総裁、後の外相。 昭和14年1月、訪欧使節団副団長の甘粕正彦が欧州より帰国した際、相手とするに足るのはヒトラー一人しかいないと断言すると共に、日本でヒトラーと張り合える人材として挙げた数少ない人物...
関東軍司令官で大将。昭和14年、帰国した訪欧使節団副団長の甘粕正彦から「ドイツのヒトラーが力を入れて機械化された部隊をどんどん作っており、戦車とトラックと自走砲からなる機甲師団は、フランスもイギリスも...
清朝の皇族である粛親王の娘。日本の革命家、川島浪速の養女。昭和2年に蒙古独立運動の指導者バブチャップの息子であるカンジュルジャップと結婚している。安国軍総司令の金壁輝と自称。双方の父親から、男だったら...
元新聞記者で近衛内閣の嘱託。満鉄嘱託として満州へ渡る際、風見章前書記管長の紹介で舞鶴に左遷されていた石原莞爾と面会、対ソ謀略を中止するよう意見するが受け入れられなかった。その後、ゾルゲ事件に連座、コミ...
大連特務機関長。大佐。ウムボルトの父の深見圭介および石原莞爾とは陸士同期。植芝盛平とは古い友人。特に深見圭介とはかつての同志であり、友人の石原莞爾が立案しウムボルトが関わろうとしている「トロツキー計画...
興安北警備軍司令兼軍官学校校長代理。少将。幼いウムボルトに巨(おお)きな父(アヴ)さんと呼ばれていた。だがウムボルトは両親が殺害されて以来、幼い頃の記憶を失っており、軍官学校での再会がウムボルトの記憶...
満洲国軍参謀。蒙古族。川島芳子の元夫のカンジュルジャップ将軍の弟。ウムボルトを危険な存在と認識し、上海のホテルで就寝しているところに刺客を送るが失敗。ノモンハンの最前線でウムボルトと再会し、ウムボルト...
上海に住む亡命ユダヤ人。虹口のブロードウェイ・ロードでトロツキーの偽物の役を演じる芸人。トロツキーの演説を客の前で再現する。外見は、幼い日のウムボルトの記憶に残るトロツキーの姿そのものであった。青幇と...
満映が売り出し中の新人女優。麗花に似ており、ウムボルトが見間違える程。日本人であるが、中国人と国籍を偽って活動している。本名は山口淑子。奉天生まれ。歴史上の実在の人物、山口淑子(李香蘭)がモデル。

場所

昭和13年、大日本帝国の植民地国家である満州国の国務院直属という位置づけで、首都の新京に開学した特異な大学。総長は満州国総理である張景恵が兼務。創設委員長は当時の関東軍参謀長、東条英機。このメンバーか...