行け!!南国アイスホッケー部

鹿児島県の浜津学園高校に設置されたアイスホッケー部に助っ人としてやってきた蘭堂月斗を中心に、個性豊かなキャラクターたちが織り成す学園ギャグ漫画。久米田康治の連載デビュー作。当初はアイスホッケーを中心としたスポーツコメディだったが、九州大会を境にアイスホッケーという単語は登場しなくなっていき、それまでも多かった下ネタが更に数を増やしていく。また、下ネタだけでなくダジャレや社会風刺要素も豊富。著名人や多作品を元ネタにした一発キャラも非常に多い。登場人物は物語当初は鹿児島弁を使っていたが、次第に標準語を使うようになっていった。

概要・あらすじ

九州は鹿児島にある浜津学園高校は、南国にも関わらず理事長の趣味によってアイスホッケー部が設立されていた。しかしながら競技場もないほどの急ごしらえのために弱小で、一勝も出来てない有様。そんな時、コーチ・風間圭介の紹介でカナダからの帰国子女が転校してくることに。だが、やってきた蘭堂月斗はスケベな上にその卑怯さからカナダリーグを追い出された問題児だった。

しかしながら、チームは月斗の影響を受けて見る見る実力を伸ばしていく。やがて浜津学園高校は九州大会へと出場、二回戦へと駒を進めるも急なアクシデントにより大会は中止になってしまう。その後、月斗を初めとするアイスホッケー部の面々は、アイスホッケーのことを忘れたように各方面で様々な騒ぎを起こしていくのであった。

登場人物・キャラクター

蘭堂 月斗 (らんどう げっと)

鼻頭に絆創膏を貼った少年。弱小の浜津学園高校・アイスホッケー部に助っ人としてカナダから転校してきた帰国子女。アイスホッケーの腕前は一流であるが、同時に勝つために卑怯な手段をも問わないためにカナダ・アイスホッケーリーグから永久追放宣言を受けている。かなりのスケベであり、ナンパやセクハラを繰り返す問題児。 毒田のタイムマシンで未来を見た際には、岡本そあらと結婚し子どもも設けていた。

岡本 そあら (おかもと そあら)

浜津学園高校・アイスホッケー部のマネージャーを務める貧乳の女子生徒。ポニーテールにしていることが多い。勝気な性格であり、蘭堂月斗にツッコミを入れることも多いが、本人も相当のボケキャラ。月斗のセクハラに対しては暴力で対抗しているものの、彼のことを気になっている面もあり、未来の彼女は月斗にべた惚れである。 せりか、とれのという姉妹がおり、それぞれトヨタ自動車の車の名前となっている。

天草 健太郎 (あまくさ けんたろう)

浜津学園高校・アイスホッケー部の部長を務める男子生徒。珍獣やオカルト系のオタク。チームのまとめ役で比較的常識がある方だが、スケベ。途中より、主人公の蘭堂月斗と見分けがつかないという理由から眼鏡をかけるようになった。

朝霧 舞子 (あさきり まいこ)

岡本そあらの友人で、パーマをかけた髪を茶色に染めた美女。巨乳であり、ミス浜津にも選ばれている。性格はやや高飛車で自信家。お色気担当で自ら脱ぐことがあるが、脱がされることは嫌う。

鈴木 保奈男 (すずき ほなお)

髪の毛を逆立たせた、浜津学園高校・アイスホッケー部部員。梅雨の季節に山芋を用いた自慰を行ったせいで重度のインキンを患うことになる。下着泥棒の常習犯であり、露出癖も持つ。

ロブ・ドールマン

浜津学園高校・アイスホッケー部に助っ人としてやってきたカナダからの交換留学生。逆さ立てた箒のような髪型をした大男。蘭堂月斗同様にカナダのホッケーリーグから追放処分を受けた身であるが、月斗と違い暴力沙汰によるもので退場王の異名を持つ。暴れる前には闘いの踊りというロボットのような動きをする。 物語がアイスホッケーから離れるに連れて次第に出番を失くしていく。

風間 圭介 (かざま けいすけ)

浜津学園高校・アイスホッケー部のコーチを務める男性。昔は優れた選手だったが、とある事故でおった目の傷を原因に引退。口ひげを生やしており、サングラスを着用することが多い。最初こそ蘭堂月斗たちをサポートする良きコーチだったが、次第にスケベな本性が浮き彫りになっていく。

財部 光三 (たからべ こうぞう)

浜津学園高校の理事長を務める男性で、趣味が高じて鹿児島なのにアイスホッケー部を設立してしまった。蘭堂月斗が加わったことで初勝利を飾ったアイスホッケー部のために、専用のコートを設置するも、全く使われなくなったことに怒っている。

亀頭 雁男 (かりあたま かりお)

浜津学園高校に務める教師。髪型が男性器に酷似している。カンニングに異常に厳しく、カンニングハンター亀の異名を持っていたが、蘭堂月斗により辞任する羽目に陥る。その後は様々な手段を用いて月斗への復讐を目論む。

毒田 (どくた)

岡本そあらの叔父であり、マッドサイエンティストを自称する男性。タイムマシンを発明し、しばしば蘭堂月斗や岡本そあらと共に時空旅行をする。作り上げた車型のタイムマシンは映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を元ネタとしている。

シーモ・ネーター

未来の世界からやって来た男型のアンドロイド。常に全裸。2037年に地球は蘭堂月斗と岡本そあらの息子によって滅びると言い、未来を変えるために月斗を殺そうとする。馬力は高いが、下ネタギャグを好み怒りっぽい所など妙に人間臭い。後に後継機なども登場する。映画・ターミネーターを元ネタとしている。

伊藤 未来男 (いとう みきお)

浜津学園高校・アイスホッケー部部員。包茎であることに悩み、手術を受けたものの治らなかったという悲惨な過去を持つ。やや少女趣味の傾向がある。

青空 涙 (あおぞら なみだ)

風間圭介に代わり浜津学園高校・アイスホッケー部のコーチとして赴任した女性。熱血な性格で、アイスホッケーを忘れて遊びほうける蘭堂月斗たちに活を入れた。しかし、本人も方向性を間違えており、月斗たちを野球やサッカーの試合に出したりする。

集団・組織

浜津学園高校アイスホッケー部 (はまづがくえんこうこうあいすほっけーぶ)

『行け!!南国アイスホッケー部』に登場する部活。鹿児島県に存在する浜津学園高校に新設された。学園長・財部光男の趣味によって作られたため、設備も少なく選手も貧弱な弱小チームだったが、カナダからの帰国子女・蘭堂月斗を迎えた後は急成長していく。途中で財部がアイスリンクを設営するまでは、ローラーシューズを履いて練習をしていた。 九州大会終了後から殆ど存在しないものと考えられている。

書誌情報

行け!!南国アイスホッケー部 全23巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉 完結

第1巻

(1992年2月発行、 978-4091226815)

第2巻

(1992年5月発行、 978-4091226822)

第3巻

(1992年6月発行、 978-4091226839)

第4巻

(1992年8月発行、 978-4091226846)

第5巻

(1992年10月発行、 978-4091226853)

第6巻

(1993年1月発行、 978-4091226860)

第7巻

(1993年3月発行、 978-4091226877)

第8巻

(1993年6月発行、 978-4091226884)

第9巻

(1993年8月発行、 978-4091226891)

第10巻

(1993年11月発行、 978-4091226907)

第11巻

(1994年1月発行、 978-4091233011)

第12巻

(1994年4月発行、 978-4091233028)

第13巻

(1994年7月発行、 978-4091233035)

第14巻

(1994年10月発行、 978-4091233042)

第15巻

(1995年1月発行、 978-4091233059)

第16巻

(1995年4月発行、 978-4091233066)

第17巻

(1995年8月発行、 978-4091233073)

第18巻

(1995年12月発行、 978-4091233080)

第19巻

(1996年4月発行、 978-4091233097)

第20巻

(1996年7月発行、 978-4091233103)

第21巻

(1996年9月発行、 978-4091250711)

第22巻

(1996年11月発行、 978-4091250728)

第23巻

(1996年12月発行、 978-4091250735)

行け!!南国アイスホッケー部 全11巻 小学館〈少年サンデーコミックス ワイド版〉 完結

第1巻

(2001年1月発行、 978-4091267115)

第2巻

(2001年3月発行、 978-4091267122)

第3巻

(2001年5月発行、 978-4091267139)

第4巻

(2001年7月発行、 978-4091267146)

第5巻

(2001年9月発行、 978-4091267153)

第6巻

(2001年11月発行、 978-4091267160)

第7巻

(2002年1月発行、 978-4091267177)

第8巻

(2002年3月発行、 978-4091267184)

第9巻

(2002年5月発行、 978-4091267191)

第10巻

(2002年7月発行、 978-4091267207)

第11巻

(2002年9月発行、 978-4091267405)

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