概要・あらすじ
両親を早くに亡くし、小早川順三郎に引き取られた不破耕介。ある日、学校から帰った耕介は、自宅を荒らす泥棒と遭遇。逃げる泥棒を追いかけるものの、耕介は泥棒が運転する車に轢かれて大怪我を負ってしまう。心拍数が弱まっていくなか、突然耕介の髪が黒色から銀色に変化し、それに伴って医学の常識では考えられないほどの回復力を見せるのだった。
実写ドラマ
1996年に人物名や一部の設定を踏襲し、それ以外はオリジナルのドラマ『銀狼怪奇ファイル~二つの頭脳を持つ少年~』が日本テレビ系列で放映された。不破耕介を堂本光一、小早川冴子を宝生舞、小早川順三郎を蟹江敬三が演じている。
登場人物・キャラクター
不破 耕介 (ふわ こうすけ)
中学に通う14歳の少年で、すぐに授業をさぼる問題児。気弱な性格なため、何かと面倒ごとを押しつけられることが多い。生まれてすぐに母親を亡くし、父親は4歳の時に殺されたため、以降は小早川順三郎に引き取られ、小早川冴子と3人で暮らしている。普段はドジな少年だが、自分や愛する者に危機が迫ると髪の色が黒から銀に変化し、頭脳や肉体能力も大幅に上昇。 この状態のIQは少なく見積もって300に達する。また口調や性格も攻撃的になり、血に飢えた狼のような眼を見た順三郎によって「シルバーウルフ」という異名が付けられた。
小早川 冴子 (こばやかわ さえこ)
不破耕介が通う中学校の教師で、耕介のクラスの担任も務める。また幼いころに引き取られてきた耕介の姉代わりでもあるため、不真面目な耕介を常に気にかけている。行動的で活発な性格で、耕介や父親の小早川順三郎といっしょにさまざまな場所に付いて行く。
小早川 順三郎
小早川冴子の父親。不破耕介の父親とも親交があり、両親を亡くした耕介を引き取る。性格はお人好しで、基本的に人を疑わない。本業は大学の教授。物理学では世界的に有名で、さらに考古学にも詳しく多くの出土品や資料を保管しているため、さまざまな発掘の依頼がくる。
村鮫 (むらさめ)
人間とは思えぬほどの天才的な知能で注目を浴びた若い男性。しかし時折見せる異常な行動により学会を追放されてしまう。その後の行方はわからなかったが、小早川順三郎の家に入り、古代文字の作成ファイルと土偶を盗む。それを見て追いかけてきた不破耕介を車で轢いて逃亡した。
ケント・シュナイダー (けんとしゅないだー)
3歳で15ヵ国語をマスターし、10歳で大学を卒業した天才少年。14歳となった現在は母校の教授を務めている。その偉業と外見から「金髪の天才児」と呼ばれている。表向きは社交的で紳士な振る舞いをするが、本性は自分より優れたものはいないと思っている自信家で、凡人に対しては高圧的な態度を取る。
七瀬 零 (ななせ れい)
不破耕介のクラスに転入してきた少年。一見物静かだが、コンピューターの処理能力を超える頭脳を持つ。また七瀬零とすれ違っただけで耕介の髪が銀色に変化するなど今までなかったことが起きたため、耕介からマークされることになる。
ナーデル
中東にあるA共和国の軍人で、階級は大尉。「砂漠の豹」という異名を持ち、湾岸戦争では12人の特殊部隊を率いて3000人の敵兵を全滅させた戦闘のプロ。情報を持ち出したケント・シュナイダーと、ケントを助けるためにイラクまで来た不破耕介の、2人の命を狙い続ける。
周 昇竜 (しゅう しょうりゅう)
モヘンジョ・ダロの発掘を手伝う少年。幼いころから東洋科学を学び、その思考をコンピューター技術と融合させてわずか半年でマサチューセッツ工科大学の博士号を取得。その正体は、総帥によって集められた天才児の中でも特に優秀な5人のうちの一人で、「マーキュリー」のコードネームを持つ。小早川順三郎の友人が持つLSI奪取の命を総帥から受ける。
アドルフ・ハインリッヒ (あどるふはいんりっひ)
ローレンツ財団を裏切った周昇竜を抹殺するために、ローレンツ財団から送り込まれた刺客。世界のあらゆる武器に精通し、新型の武器開発では右に出る者はいないと言われる。その才能により闇の世界では「大量殺人の貴公子」という称号で呼ばれている。
総帥 (そうすい)
全世界に支社を持ち、軍事や車などの開発で世界トップの企業「氷室コンツェルン」を隠れ蓑に活動するローレンツ財団の総帥。「マリオネット」と呼ばれること以外、素性は一切不明となっている。
クレジット
- 原作