進撃の巨人 LOST GIRLS

諫山創の漫画作品『進撃の巨人』を原作とする、瀬古浩司のスピンオフ小説『進撃の巨人 LOST GIRLS』のコミカライズ作品。原作にも登場する憲兵団の少女アニ・レオンハートの活躍と、調査兵団の少女ミカサ・アッカーマンの幼い頃の過去を描くファンタジー作品。「別冊少年マガジン」2015年9月号から2016年6月号にかけて連載された。

正式名称
進撃の巨人 LOST GIRLS
ふりがな
しんげきのきょじん ろすと がーるず
原作者
諫山 創
漫画
ジャンル
ファンタジー
レーベル
講談社コミックス(講談社)
関連商品
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あらすじ

第1巻

憲兵団の少女アニ・レオンハートは、明日に迫った残酷な任務「エレン・イェーガーの捕獲」について考えるたびに、憂鬱になっていた。アニは明日の任務のための口実を作るため、同室のヒッチ・ドリスに頼み事をするが、その交換条件としてカーリー・ストラットマンの捜査をヒッチの代わりに行う事となる。アニは捜査を手早く終わらせようと、カーリーの父親であり依頼主でもあるエリオット・グーンベルク・ストラットマンの屋敷へ向かうのだった。

第2巻

9歳の頃のミカサ・アッカーマンは、家族と共に穏やかな暮らしを送っていた。そんなある日、ミカサはグリシャ・イェーガーが連れて来たエレン・イェーガーという少年と出会う。の外にある世界に行きたがるエレンに戸惑うミカサだったが、次第に彼に惹かれるようになる。のちに忘れ物を届けるためにグリシャのもとへ行く事になったミカサは、シガンシナ区でエレンと合流する。そこでは壁外調査から戻った調査兵団が凱旋していたが、兵達の悲惨な姿にミカサは不安を覚えるのだった。

登場人物・キャラクター

アニ・レオンハート (あにれおんはーと)

憲兵団に所属する少女で、ミカサ・アッカーマンやエレン・イェーガーとは同期。見た目は普通の少女だが、幼い頃より父親に直伝された格闘術を得意としており、成人男性相手でも倒すほどの高い戦闘力を持っている。故郷に帰るために、いかなる手を使ってでも自分の使命を全うしようとしている。クールで無口な性格で、目的や目標を無駄なく最短ルートで果たそうとする、合理主義的な面もある。 故郷を発つ際に、父親から貰った指輪を大切にしている。

ミカサ・アッカーマン (みかさあっかーまん)

調査兵団に所属する少女で、年齢は15歳。アニ・レオンハートと同期だが、アニに対して敵意を抱く事が多く仲が悪い。9歳まではシガンシナ区近郊にある森で、家族と共に穏やかに暮らしていた。その頃にミカサの母の主治医であるグリシャ・イェーガーが連れて来たエレン・イェーガーと出会い、強い意思と行動力を持ったエレンを次第に慕うようになる。 また、エレンから貰った赤いマフラーを大切にしている。

カーリー・ストラットマン (かーりーすとらっとまん)

エリオット・グーンベルク・ストラットマンの娘。年齢は20歳。王侯貴族や富裕層の子供が通うアインリッヒ大学を化学専攻で3年前に卒業したが、定職には就いていなかった。エリオットとは疎遠気味だったがあとに行方不明となり、エリオットの依頼によりアニ・レオンハートが捜索する事になる。

エリオット・グーンベルク・ストラットマン (えりおっとぐーんべるくすとらっとまん)

カーリー・ストラットマンの父親で、マルレーン商会の会長を務めている。年齢は46歳。行方不明となった娘のカーリーの捜査を、アニ・レオンハートに依頼する。マルレーン商会が落ち目であるにも関わらず、最上級の生活水準を維持しているなど謎の多い人物。

ウェイン・アイズナー (うぇいんあいずなー)

カーリー・ストラットマンの恋人の男性。マルレーン商会ともつながりがある。何者かに殺害され、遺体が南アーヘンにある館のベッドの下に隠されていた。カーリーの手掛かりを探すために館を訪れたアニ・レオンハートに発見される。

ヒッチ・ドリス (ひっちどりす)

アニ・レオンハートの同期・同僚であり、憲兵団兵舎のルームメイトでもある少女。おしゃれにこだわりを持ち、すぐに部屋を散らかすためアニを悩ませている。アニの頼み事を聞く代わりに、彼女にカーリー・ストラットマンの捜査を任せる。

エレン・イェーガー (えれんいぇーがー)

グリシャ・イェーガーの息子で、ミカサ・アッカーマンと同い年の少年。原作『進撃の巨人』の主人公。9歳の頃にミカサと出会い、友人となる。幼なじみのアルミン・アルレルトに壁の外の世界について教わって以来、外に広がる世界に強いあこがれや関心を抱くようになる。同時に、自分達が壁の中に閉じ込められ不自由を強いられている現状に対して、強い不満を持っている。 このため、調査兵団に入って、外の世界を見る事を目指している。好奇心や意思が強く行動力もあるが、周囲の人間からは異端者扱いされており、意見が合わずケンカになる事も多い。

グリシャ・イェーガー (ぐりしゃいぇーがー)

シガンシナ区で医者をしている男性で、エレン・イェーガーの父親。ミカサの母の主治医をしており、定期的にエレンを連れてアッカーマン家に訪れている。さまざまな地区へ往診に訪れており、人々からの信頼も厚い。危険を顧みず不自由に抗おうとする息子のエレンの事を危惧しており、いずれ危険な道へ首を突っ込むのではないかと心配している。

ミカサの母 (みかさのはは)

ミカサ・アッカーマンの母親。世界にわずかしか残っていないといわれる、純血の東洋人の女性。娘と夫の三人で、シガンシナ区近郊の森で暮らしている。妊娠中であり、定期的に主治医のグリシャ・イェーガーの診察を受けている。のちに妊娠中毒症である事がわかり、グリシャの提案で家族と共にシガンシナ区へ引っ越す事となる。

アルミン・アルレルト (あるみんあるれると)

エレン・イェーガーの幼なじみで、シガンシナ区で暮らす少年。エレンがミカサ・アッカーマンと出会う前からの、数少ない友人でもある。幼い頃から博学な少年で、祖父の蔵書によって壁の外の世界について詳しく知っている。またそれらの知識をエレンに教え、彼が外の世界にあこがれるきっかけを作った。エレンと同様、壁の外の世界に対して関心やあこがれを抱いている。

鏡男 (かがみおとこ)

9歳の頃にミカサ・アッカーマンがシガンシナ区で遭遇した謎の男。鏡のような仮面で顔を覆っている。「稀代の催眠術師」を自称しており、ミカサに催眠術をかけて人殺しにしようとする。何故かエレン・イェーガーの事を知っているなど、謎の多い人物。

集団・組織

マルレーン商会 (まるれーんしょうかい)

エリオット・グーンベルク・ストラットマンが会長を務める会社。一番外側の壁「ウォール・マリア」に囲まれた地域の商人と取引をしていたが、「ウォール・マリア」が放棄された事で取引先を失って以来、経営規模を縮小している。現在は馬車を使った輸送行のみを行っている。

憲兵団 (けんぺいだん)

主に治安維持など警察に近い業務と、王の護衛を担う組織。アニ・レオンハートなどが所属している。憲兵団に所属する兵は「憲兵」と呼ばれる。調査兵団などほかの兵団と異なり、安全な地域で快適に暮らせるなどの特権があり、その特権を求めて志望する者が多い。民衆の税金で成り立つ組織だが怠慢や汚職も見られ、一部の民衆からは疎まれている。

調査兵団 (ちょうさへいだん)

主に壁の外へ遠征し、壁外調査を行う組織。憲兵団と同様に民衆の税金で成り立つ組織だが、壁外で危険な任務にあたるため、巨人との遭遇・戦闘による戦死率が高い。壁外調査には多額の資金を要するが、大きな成果を得られない事も多く、一部の者から軽視されたり見下されたりする事もある。

場所

シガンシナ区 (しがんしなく)

ミカサ・アッカーマンやエレン・イェーガーの出身地。一番外側の壁である「ウォール・マリア」に囲まれた地域の一つで、ウォール・マリア南側にある。ウォール・マリアにある唯一の扉に面した突出区でもあり、巨人と遭遇する危険性がある地域とされる。

その他キーワード

巨人 (きょじん)

巨体を持つ謎の生物で、人類の敵。人間を食らう性質を持つがその生態は謎が多い。再生力を持ち、首の後ろ周辺にある弱点を攻撃しない限り、大きな損傷でも数分で修復してしまう。通常は人類が作り出した壁に阻まれているため、調査兵団など壁の外に出る者以外は、巨人に襲われる危険性は少ない。

(かべ)

人類が巨人から身を守るために作った巨大な壁。人類が生きる領域を取り囲んでおり、巨人の侵入を阻む形で人類を守っている。壁の外は、巨人がはびこる危険な場所というのが一般常識となっている。そのため、エレン・イェーガーのように壁の外に興味を持ったり見に行こうとする者は、周囲からは異端視される。

クレジット

原作

その他

瀬古 浩司

ベース

進撃の巨人 (しんげきのきょじん)

舞台は人を食らう巨人に追われ、人類は壁のなかで暮らすことを余儀なくされてしまった世界。巨人に母を殺された少年エレン・イェーガーが復讐を誓い、巨人を倒すための調査兵団へ入団し巨人と戦っていく姿を描くファ... 関連ページ:進撃の巨人

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