銀牙伝説WEED

高橋よしひろの代表作・『銀牙‐流れ星 銀‐』の続編。前作の主人公・銀の息子・ウィードが、平和な犬の世界を作るために仲間と共に成長しながら強敵と戦っていく様を描いた冒険バトル漫画。また、本作の続編『銀牙伝説WEEDオリオン』も描かれている。

概要・あらすじ

病弱な母・桜と二匹で暮らす虎毛を持つ秋田犬の子犬は、母の死をきっかけにイングリッシュ・セッターのGBと共に伝説の総大将と呼ばれた父親・を探す旅に出る。GBによってウィードと名付けられた子犬は、道中様々なトラブルに巻き込まれながらも犬たちの楽園・奥州に到着。しかし、そこはいくつかの派閥に分かれた犬たちが争い合う楽園とは程遠い場所だった。

一部の犬たちは人間を襲い、また人間も犬の駆除に乗り出し始めていた。そんな中、ウィードは全ての原因が楽園の象徴である牙城に棲みつく怪物のせいだと知る。仲間や殺し屋・ジェロムと力を合わせ、死闘の末怪物を倒し楽園に平和を取り戻したウィード

しかし、その後が北アルプスを根城とするグレートデーン・法玄の策略により囚われてしまったことを知る。打倒法玄を掲げて奥州を後にするウィード達だったが思うように仲間が集まらず、その一方で法玄は着々と配下を増やしていく。ウィードは途中で仲間に加わったボルゾイ・ロケットの提案に乗って各地に協力を募って体制を整えることに。

白銀狂四朗や忍犬・哲心などの強力な犬たちを仲間に加えていくことに成功。しかし、その間に奥州は法玄の弟・玄婆によって陥落してしまう。ウィードは父を救うため、巨悪・法玄を倒すために再び奥州を目指すのだった。

登場人物・キャラクター

ウィード

白銀の虎毛を持つ秋田犬の子犬。名前はGBに与えられたものであり、雑草という意味。母・桜の死後GBと共に父親の銀に合うために欧州へと旅立つ。悪を憎む強い正義感と、他人の命を思いやる慈愛の心、そして何物をも恐れない勇気を持っており、数々の犬たちから尊敬されている。また戦闘能力も非常に高く、小柄な体型を生かした瞬発力と強い顎の力を生かして戦う。 必殺技は父親と同じく絶・天狼抜刀牙。

GB

『銀牙伝説WEED』に登場する犬。ウィードの第一の仲間であり、彼の名付け親でもあるイングリッシュ・セッター。小心者だがお人よしであり、困っている者を見過ごせない優しさを持つ。明るくお銚子ものなところがあり、奥州軍のムードメーカー。飼い主が自殺して以降野良犬となり、ネロというシベリアンハスキーの手下に成り下がっていた。 ウィードと出会い、共に奥州を目指す中で彼自身も成長していく。

前作・『銀牙‐流れ星 銀』の主人公であり、ウィードの父親。その優れたカリスマ性と高い戦闘能力から生きながらにして伝説と呼ばれる虎毛の秋田犬。しかし、全国を巡回中に奥州を怪物によって崩壊させられ、更には自身も法玄の策に嵌って致命傷を負った上に囚われてしまう。 その後、仲間の力を借りて脱出。ウィードと法玄の決戦に駆け付けた。ウィードが法玄を倒した後は総大将の座を息子に譲っている。

ジェロム

『銀牙伝説WEED』に登場する犬。怪物を倒すために人間から調教されたシェパード。優れた頭脳と高い戦闘能力、そして何事にも動じない胆力を持ち合わせる。部下と共に怪物と戦い、ウィードらの力を借りて倒すことに成功するも、部下たちを死なせて一匹生き残った自分を悔やむようになる。その後は正義感溢れるウィードに肩入れするようになり、奥州軍の参謀として活躍していく。

ロケット

『銀牙伝説WEED』に登場する犬。和歌山に縄張りを持つ快速犬。弟のミサイル、ジェットと共に「ロケット三兄妹」として名を馳せている。当初は強大な力を持つ法玄の傘下に下ったものの、ウィード達の正義感に打たれ、圧倒的不利を知りながらも寝返った。その後、数での不利を少しでも緩和させるために体制を整えることをウィードに進言した。 俊足を生かして偵察兵として活躍する。

白銀 狂四朗

『銀牙伝説WEED』に登場する犬。滋賀に縄張りを持つ紀州犬。若干一歳ながら高いカリスマ性を持ち、50匹以上の子犬を束ねている。母親や兄弟と共に、父親から日常的に暴力を受ける環境で育ったため、子供を虐げるものには非情に厳しい態度で接する。法玄の傘下に加わっていなかったが、ウィード達の陣営に加わることを拒否し敵対。 しかし、その後ウィードの正義感に惹かれて軍門に下ることになる。血の気の多い性格だが、ウィードの右腕として活躍していく。

哲心

甲賀忍犬軍団の若頭。かつて銀の跡継ぎとまで目されたほどの統率力と戦闘力を持つ。一時は敵の策略に踊らされてウィードと敵対するも、誤解が解けてからは奥州軍随一の戦力となる。また、ウィードに銀の必殺技・絶・天狼抜刀牙を伝授した。

法玄

『銀牙伝説WEED』に登場する犬。日本アルプスを根城とする、凶暴凶悪なグレートデーン。大柄な肉体からくる戦闘能力と、狡猾さを持つ。日本全国の統一を目指し、一大勢力を築き上げた。かつては人間に飼われていたが、エサも満足に与えられない状況が続く中で、他の犬を殺害し食料とし、更には飼い主までも喰い殺してしまった。 猜疑心も非常に強く、弟の玄婆以外を一切信用していない。

玄婆

『銀牙伝説WEED』に登場する犬。日本統一を目指す法玄の弟で、犬種は同じくグレートテン。頭の回転は鈍いものの、法玄と同等以上の実力を持ち、また彼同様に残忍な性格の持ち主。ウィードが近畿方面で仲間集めをしている際に、奥州を制圧した。

怪物

『銀牙伝説WEED』に登場する犬。人間による遺伝子実験を繰り返し行われた結果、非常に凶暴で強力な生物になってしまった雑種。奥州の麓で人間を襲ったことから、犬たちと人間たちの対立を招き、奥州崩壊の原因を作った。左胸が皮膚で覆われていないという致命的弱点があるものの、20匹を一瞬で蹴散らす実力を持つ。

闘兵衛

『銀牙伝説WEED』に登場する犬。土佐出身で、横綱にまで昇りつめた闘犬。日本最強の座を得るために打倒銀を目標とし、その為に法玄の陣営に参加。入隊時に圧倒的な力を見せて幹部に採用される。しかし、部下として玄婆を守れなかった責任から法玄に殺されかけてしまう。その後、自身を助けてくれたウィードたちの器に触れて彼らの陣営に加わる。

小雪

『銀牙伝説WEED』に登場する犬。法玄との死闘を制したウィードが出会った雌の紀州犬。ウィードの母親・桜と容姿が酷似している。後にウィードと結ばれることとなり、彼の子を宿す。

ハイブリッド

『銀牙伝説WEED』に登場する生物。ホッキョクグマと他の熊との間に産まれた雑種の生物。圧倒的な力に加えて知能も高く、極めて凶暴。突如として北アルプスに出現し、ウィードの兄弟であるジョーの家族を虐殺。ウィード達と戦争をすることになる。

大輔

少年の時に銀を育てたことがある青年。東京の大学に通っていたが、その後家業を継ぐために実家の秋田に帰郷している。何かと銀のことを気にかけており、銀の面影を感じるウィードや彼の仲間たちの手助けをすることもある。

その他キーワード

絶・天狼抜刀牙

『銀牙伝説WEED』に登場する技。銀や彼の息子ウィード達が使用する必殺技。体を回転させながら相手に飛びかかり、牙で咬むのではなく斬りつけるように致命傷を与える。絶大な威力を持つ反面、使用者の体力も大幅に削る。

ベース

銀牙―流れ星 銀―

平和を脅かす巨大熊・赤カブトを倒すために奮闘する虎毛の秋田犬・銀を中心とした犬たちの活躍を描いた冒険バトル漫画、後に銀の息子・ウィードを主役にした『銀牙伝説WEED』、『銀牙伝説WEEDオリオン』も描... 関連ページ:銀牙―流れ星 銀―

関連

銀牙伝説WEEDオリオン

正義の軍団、奥羽軍のオリオン、シリウス、リゲルたちと、天下統一の野心に燃える黒脛巾政宗らとの犬同士の戦いを描くバトル漫画。『銀牙伝説WEED』の直接の続編であり、更なる続編に『銀牙~THE LAST ... 関連ページ:銀牙伝説WEEDオリオン

銀牙~THE LAST WARS~

高橋よしひろの『銀牙伝説WEEDオリオン』の続編。かつて犬達に倒された巨熊、赤カブトの子供が率いる熊の軍団と、犬達の宿命の戦いを描く。前作の主人公、銀の孫にあたる秋田犬の雑種、オリオンが本作の主人公だ... 関連ページ:銀牙~THE LAST WARS~

アニメ

銀牙伝説WEED

秋田犬のウィードは、北アルプスの山中で母の桜と暮らしていた。ある日桜が病に倒れた時、ウィードの父親は銀だと語る。銀とは、かつて巨大熊赤カブトを倒した奥羽軍団の総大将で、勇気とカリスマを兼ね備えた伝説の... 関連ページ:銀牙伝説WEED

書誌情報

銀牙伝説Weed 全22巻 日本文芸社〈ニチブンコミック文庫〉 完結

第1巻

(2006年11月発行、 978-4537105728)

第2巻

(2006年11月発行、 978-4537105735)

第3巻

(2006年12月発行、 978-4537105780)

第4巻

(2006年12月発行、 978-4537105797)

第5巻

(2007年1月発行、 978-4537105827)

第6巻

(2007年1月発行、 978-4537105834)

第7巻

(2007年2月発行、 978-4537106060)

第8巻

(2007年2月発行、 978-4537106077)

第9巻

(2007年3月発行、 978-4537106206)

第10巻

(2007年3月発行、 978-4537106213)

第11巻

(2007年4月発行、 978-4537106244)

第12巻

(2007年4月発行、 978-4537106251)

第13巻

(2007年5月発行、 978-4537106619)

第14巻

(2007年5月発行、 978-4537106626)

第15巻

(2007年6月発行、 978-4537106671)

第16巻

(2007年7月発行、 978-4537106732)

第17巻

(2007年8月発行、 978-4537107111)

第18巻

(2007年9月発行、 978-4537107166)

第19巻

(2007年10月発行、 978-4537107203)

第20巻

(2007年11月発行、 978-4537107340)

第21巻

(2007年12月発行、 978-4537107630)

第22巻

(2007年12月発行、 978-4537107692)

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