銀狼ブラッドボーン

銀狼ブラッドボーン

雪山しめじの初連載作にして代表作。「吸血鬼(ヴァンパイア)」の脅威が去って久しいサンサロド市を舞台に、かつて吸血鬼ハンターとして辣腕を振るったハンス・ヴァーピットが新たな危機に挑む姿を描いたダークファンタジー。主人公のハンスは70歳の老人で、肉体の衰えによって全盛期の力を失った彼が人間を捕食する化け物(フリークス)「骨喰い」にどう立ち向かうのかが見どころとなっている。また、過去に人類と吸血鬼のあいだで発生した戦争の裏側で何が行われていたのか、歴史に葬られた真実が徐々に明らかになるストーリー構成が作品に深みを与えている。なお、作画の雪山しめじはコンペで選ばれ、本作を担当することが決定したという経緯がある。小学館「裏サンデー」で2015年4月29日から2021年10月2日まで配信の作品。

正式名称
銀狼ブラッドボーン
ふりがな
ぎんろうぶらっどぼーん
原作者
艮田 竜和
作画
ジャンル
ダークファンタジー
 
その他アクション・アドベンチャー
レーベル
裏少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
既刊13巻
関連商品
Amazon 楽天 小学館eコミックストア

概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

ハンス・ヴァーピット

「銀狼」の二つ名で知られる退治屋の男性。左目に縦一文字の大きな傷がある。年齢は70歳ながら身長185センチで、ロングコートを身につけている。懐に拳銃を忍ばせており、有事に持ち出す大型ケースには銀合金製の戦鎚(せんつい)や鎖などの武具が入っている。10年前に妻を亡くしているが、未(いまだ)だに結婚指輪をはめている。若い頃に吸血鬼に家族を殺され、復讐(ふくしゅう)心から吸血鬼狩りを開始。35年前に義勇団「銀狼団(シルバーウルヴズ)」を率いて吸血鬼の王、ファウストを倒し、吸血鬼撲滅にも貢献したためサンサロド市民からは「英雄」として知られている。10年前に引退し、現在は隠居している。矍鑠(かくしゃく)としているが、都合が悪くなると耄碌(もうろく)した芝居で誤魔化そうとする。文字を読む際には老眼鏡が必須。心肺機能も低下しているが、銃の効かない化け物(フリークス)を蹴りで倒すなど、その実力は未だ常人とは一線を画している。警察署の要請で「骨抜き(アンボンド)事件」に駆り出されるも、首謀者のグリムに敗北。胸部に謎の「楔(くさび)」を打ち込まれた状態で見逃され、自らを鍛え直すことを決意する。

ココウィル

人間と吸血鬼(ヴァンパイア)の混血「半吸血鬼(ダンピール)」の少女。ハンス・ヴァーピットと共に暮らしている。身長135センチ。小さな牙が生えており、赤い瞳と黒い爪を持つ。ブロンドの長髪を黒いリボンでハーフアップにして、黒衣をまとっている。外見は幼さが残る少女だが、年齢不詳。ハンスに好意を寄せており、後妻の座を狙って猛アタックしているが、「孫娘みたいなもの」とあしらわれている。ハンスの軽口へのツッコミは辛辣で、夫婦漫才さながらだが子供扱いされるのを極端に嫌う。ハンスの武具を背負った状態で人垣を軽々と飛び越えるなど、身体能力は人間離れしている。「骨抜き(アンボンド)事件」の解決に駆り出されたハンスが首謀者のグリムに敗北した際には、衰えた彼の身を案じて依頼を放棄させようとした。しかし、「挑戦者として再出発する」という彼の熱意に絆(ほだ)され、彼を支援する決意を固めた。なお、弟のカイルはグリムに心酔し、彼の計画に手を貸している。

クレジット

原作

艮田 竜和

書誌情報

銀狼ブラッドボーン 13巻 小学館〈裏少年サンデーコミックス〉

第1巻

(2015-08-12発行、 978-4091263278)

第2巻

(2015-12-11発行、 978-4091266798)

第3巻

(2016-05-18発行、 978-4091272645)

第4巻

(2016-10-19発行、 978-4091273970)

第5巻

(2017-04-19発行、 978-4091275912)

第6巻

(2017-09-12発行、 978-4091277787)

第7巻

(2018-01-19発行、 978-4091281449)

第8巻

(2018-06-19発行、 978-4091283108)

第9巻

(2018-11-19発行、 978-4091287212)

第10巻

(2019-05-10発行、 978-4091291981)

第11巻

(2019-10-11発行、 978-4091294180)

第12巻

(2020-05-12発行、 978-4098501144)

第13巻

(2020-11-12発行、 978-4098503285)

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