閻魔堂沙羅の推理奇譚

閻魔堂沙羅の推理奇譚

現世と霊界をつなぐ関所、閻魔堂。閻魔大王の娘、沙羅は、現世に未練を残す、殺人の被害者に対して推理ゲームを持ちかける。それは「自分を殺した犯人を言い当てることができれば、生き返ることができるが、間違えれば地獄に落ちる」いうものだった。1話完結形式で繰り広げられる霊界ミステリー。第55回メフィスト賞を受賞した、木元哉多の同名小説のコミカライズ作品。同小説は、2020年10月31日に、中条あやみ主演でテレビドラマ化されている。スクウェア・エニックス「月刊ビッグガンガン」2020 Vol.11より連載を開始。

正式名称
閻魔堂沙羅の推理奇譚
ふりがな
えんまどうさらのすいりきたん
原作者
木元 哉多(講談社タイガ刊)
作画
ジャンル
推理・ミステリー
 
怪談・伝奇
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概要・あらすじ

気がつくと、緒方智子はだだっ広い部屋で椅子に座っていた。身体は動かない。すると、目の前で何やらデスクワークをしていた少女がくるりと振り返り、自己紹介を始めた。この場所は現世と霊界をつなぐ関所、閻魔堂であり、彼女は閻魔大王の娘、沙羅だという。本来は父の閻魔大王が、魂の審判を行うのだが、諸事情で今日は沙羅が代理で審判をしているというのだ。沙羅によると、智子は女子ソフト部の部室で絞殺されたらしい。智子は生前の記憶をたどり、部室で背後から何者かに首を絞められたことを思い出した。誰が自分を殺したのかという問いかけに、規則で教えられないと沙羅は言う。「こんな気持のまま死ねない」と強い口調で言い放つ智子に、沙羅はある提案を持ちかけた。それは「死者復活・謎解き推理ゲーム」。記憶を整理し、自分を殺した犯人を言い当てることができれば生き返らせるが、不正解なら地獄に落とすというものだった。制限時間は10分。智子はそのゲームに挑むことにした。こうして、生き返りを賭けた、智子の必死の推理が始まるのだった。

登場人物・キャラクター

沙羅 (さら)

閻魔大王の娘。見た目は高校生ぐらいの少女で、ショートカット、スニーカーが特徴。いたずら好きでSっぽいところもあるが、基本的には優しい性格。父親である閻魔大王が不在の時は代理を務め、死者の天国行き、地獄行きの審判を行う。現世に未練を残す死者に対しては、自分を殺した犯人を言い当てる「死者復活・謎解き推理ゲーム」を提案する。

その他キーワード

死者復活・謎解き推理ゲーム (ししゃふっかつ なぞときすいりげーむ)

閻魔大王の娘、沙羅が考案した推理ゲーム。現世に未練を残す死者に対して持ちかける。制限時間は10分間。被害者に、自分を殺した犯人や動機などを推理させ、正解すれば生き返らせ、間違えれば地獄へ落とす。沙羅によれば、必要な情報は、すべて被害者の頭の中にあるという。

クレジット

原作

木元 哉多(講談社タイガ刊)

構成

irom

キャラクター原案

望月 けい

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