電子妖精アバタモ☆エクボ

電子妖精アバタモ☆エクボ

こやま基夫が「週刊ファミ通」で連載したゲーム漫画。当初は実在のゲームのパロディを描くというスタイルで始まったが、のちに版権の問題からコムサデ・モードを悪役に据えたオリジナルストーリーが描かれるようになった。

正式名称
電子妖精アバタモ☆エクボ
ふりがな
でんしようせいあばたも えくぼ
作者
ジャンル
ゲーム
関連商品
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概要・あらすじ

2000年前に封印されたROMカセットの中から現れた電子妖精アバタモ・エクボは、菅原ヨシオの家に住みつくようになり、ゲームキャラクターを登場させる魔法を使っておかしな騒動を引き起し、騒々しい日々を送っていた。そんなある日、ヨシオの学校に杜若あやめという少女が転校して来る。彼女はかつて自分をゲームで負かせたヨシオに絡んで勝負を挑み続け、ついにはエクボに対抗して魔王コムサデ・モードを召喚してしまうのだった。

登場人物・キャラクター

アバタモ・エクボ (あばたもえくぼ)

少女の姿をした電子妖精。2000年前から古のROMカセットに封じ込められていたが、菅原ヨシオによって助け出され、以後ヨシオをご主人様と慕うようになった。ゲームと関係のある魔法を使えるが、あまり役には立たない。菅原家に居候しているが、起居しているのはゲーム機の中。気弱で大人しい性格だが、ヨシオのことが好きで、ヤキモチを焼く時だけは積極的。

菅原 ヨシオ (すがわら よしお)

ゲームバカの小学生の少年。アバタモ・エクボの主人。父親、母親と三人暮らし。ズボラで自堕落で自分勝手な性格。ゲームに目がなく、特にマイナーゲームやクソゲーをわざわざ好んでプレイすることからゲームバカ扱いされている。

杜若 あやめ (かきつばた あやめ)

菅原ヨシオの同級生で、大金持ちの家の娘。勝負事が大好きで、もともとはヨシオにゲーム大会で負けたことを根に持って、ヨシオの学校に転校して来た。根は寂しがり屋で、友情に飢えている。ヨシオにはあまり相手にされていないが本人は恋愛感情を持っているようなそぶりを見せることがあり、アバタモ・エクボからは嫉妬の火花を散らされている。

執事 (しつじ)

杜若あやめに仕えている、杜若家の執事の老人。執事以外にも杜若家の従業員は大勢いるが、その頂点で皆を率いている。あやめが登場する時にはだいたいいつも一緒にいて、あやめの奇行の手伝いをしたりツッコミ役をしたり、なぜか菅原ヨシオを応援する立場に回ることもあったりと、芸達者なおじいさん。

菅原 (すがわら)

菅原ヨシオの父親で、サラリーマン。会社では部長の地位にある。アバタモ・エクボとも仲が良く、会社に忘れ物を届けてもらうこともある。杜若あやめに言わせればダンディーなおじさまで、周囲の女性陣からもいい男扱いされている。表情だけはクールだが言動はハチャメチャで、いつも奇行を繰り返している。

ケンモ・ホロロ (けんもほろろ)

アバタモ・エクボの弟。食べ物に限らず何でも食べてしまう大食らいで、普段は電脳空間の中で暮らし、バグを食べていた。菅原ヨシオがうっかり電脳空間から外に出してしまったことからひと騒動を巻き起こすが、のちにゴミ処分場に住みついて、ゴミを食べて暮らすようになる。

サンタクロース

赤い服を着てソリに乗り、良い子のところにプレゼントを配っている老人。菅原ヨシオに捕獲されて最新ゲームをくれと要求されたり、杜若あやめに捕獲されてビンゴゲームの景品にされたりと、散々な扱いを受けているが、アバタモ・エクボとは友達同士で仲良し。

コムサデ・モード (こむさでもーど)

2000年前、アバタモ・エクボの父親である大妖精アタルモ・ハッケによって、CDの中に封印された電脳悪魔。杜若あやめの手によって復活させられた後は、復讐のためにエクボを付け狙い、自身の電脳空間であるコムサデ・モードの世界に引きずり込む。

場所

コムサデ・モードの世界 (こむさでもーどのせかい)

コムサデ・モードが魔王として君臨している、ファンタジーRPG風の電脳ワールド。村があったり街があったり王様のいる城があったりと、典型的ないわゆる「剣と魔法の世界」である。コムサデ・モードとその配下の四天王が悪さをしているが、全員大したことはしていない。

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