世界観
吹奏楽が題材。タイトルの『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ♪』の通り、ユーフォニアムをはじめとする低音楽器にスポットを当て、主人公もユーフォニアム奏者として吹奏楽部に参加する。吹奏楽をテーマにした作品は数あれど、スポットの当てられやすいトランペットやサックス奏者として主人公が登場する他作品とは一味違った視点で描かれているのが特徴。
作品誕生のいきさつ
作者のはみは、本作『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ♪』の連載依頼を受けた当初、「釣り(騙されている)に違いない」と考えてたという。かつて自分が住んでいた京都府が舞台で、テーマは自身が学生時代に経験した吹奏楽。しかもアニメ好きな自分に、原作小説のアニメ化がすでに決定している作品のコミカライズが依頼された。さらに言えば、コミカライズの連載を打診された時には、すでに連載開始時期が間近に迫り時間がない。設定としては都合がよく、また日程としては考えにくい状況でこのような話が出たことがその理由であった。だが、この話が事実と知るやはみはまたとない機会であると快諾し、自身がトロンボーン奏者として吹奏楽部に所属していた経験を活かして執筆を開始したと語っている。
あらすじ
黄前久美子は、自らの流されやすい性格を変えるため、知り合いの少ない京都府立北宇治高校へ入学した高校1年生。しかし友人の誘いにのり、またも流されて吹奏楽部に入部することになってしまう。北宇治高校吹奏楽部は部としてのまとまりに欠け、決して良いとは言えない状況にあった。それでも部員たちは全国大会出場を目指し、練習に励む。ユーフォニアム奏者となった久美子は、自身や吹奏楽部の状態について悩みながらも、懸命に練習を重ねていく。
モデルになった町
原作者の武田綾乃の出身地である京都府宇治市が舞台。そのため、他の地方に住んでいたことがある黄前久美子以外のキャラクターは、全員が京都弁で話すのが特徴。また、武田綾乃に加え、作画を担当しているはみも京都府に住んだ経験があり、リアリティのある描写を実現している。
関連作品
関連作品として、本作『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ♪』の続編にあたる『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏』がある。こちらは「このマンガがすごい!WEB」で連載中。
関連商品
TVアニメ版第1期『響け!ユーフォニアム』のファンブックとして2015年9月「『響け!ユーフォニアム』 オフィシャルファンブック」が発売された。表紙はTVアニメ版のキャラクターデザインを担当した池田晶子による描き下ろしで、イラストギャラリーや、メインキャストによる座談会に撮り下ろしグラビア、スタッフインタビューなど非常に充実した内容になっている。
コラボレーション
宇治田原製茶場×『劇場版 響け!ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』
2016年4月、劇場アニメ版『劇場版 響け!ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』の公開を記念して宇治田原製茶場とのコラボレーション企画が行われた。この企画のために描き下ろされたイラストが使用された「茶缶(深蒸し新茶入)＆コースター2枚組」のセットが数量限定で発売されるというもの。
しまむら×『劇場版 響け!ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』
2016年4月、劇場アニメ版『劇場版 響け!ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』の公開を記念して、ファッションブランド「しまむら」とのコラボレーション企画が行われた。「しまむら」の取扱店舗で『劇場版 響け!ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』の絵柄が使用された男性用Tシャツが販売されるというもの。
オンキヨー＆パイオニアイノベーションズ×『劇場版 響け!ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』
2016年4月、劇場アニメ版『劇場版 響け!ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』の公開を記念してオンキヨー＆パイオニアイノベーションズとのコラボレーション企画が行われた。こちらは、パッケージに『劇場版 響け!ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』の描き下ろしイラストが使用された、ハイレゾ音源対応インイヤーヘッドホン「E700MW」コラボレーションモデルが販売されるというもの。
ヤマハ×『響け!ユーフォニアム』
2016年6月、ヤマハとTVアニメ版第1期『響け!ユーフォニアム』のコラボレーション企画として楽器演奏支援アプリ「ふこうよアンサンブル～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～」がヤマハよりリリースされた。管楽器演奏を通じて『響け!ユーフォニアム』の世界を追体験できる、iOS専用の演奏支援・評価アプリとなっており、利用者が実際に行った演奏をアプリが聞き取り、音程やリズム感、演奏手法などを分析し、評価を受けられるという内容になっている。また、同じヤマハから出版されている「『響け!ユーフォニアム』北宇治高校 吹奏楽部 体験ブック」と連動して楽しむこともできる。
タイアップ
京阪電車×響け!ユーフォニアム2016
2015年9月から、京阪電車とTVアニメ版第1期『響け!ユーフォニアム』のタイアップ企画が行われている。内容は、ラッピング電車の運行、記念ヘッドマークの掲出、スタンプラリーの開催、電車にお得に乗車できる大津線特製乗車券の発行など。また、2016年4月からは第2弾として、『劇場版 響け!ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』とのタイアップ企画が行われ、同様にラッピング電車の運行などが行われている。なお本タイアップでは、上記2作品をまとめて「響け!ユーフォニアム2016」の名称で扱っている。
宇治市×『響け!ユーフォニアム』
2015年9月、宇治市から「『響け!』製作委員会」の協力のもと、TVアニメ版第1期『響け!ユーフォニアム』の宇治探訪マップが製作された。宇治市観光センター、JR宇治駅前観光案内所の2か所にて配布が行われた。
朝日新聞×『響け!ユーフォニアム』『響け!ユーフォニアム2』
2015年9月、朝日新聞とTVアニメ版第1期『響け!ユーフォニアム』のタイアップ企画が実施された。企画内容は、2015年9月1日から30日までの期間に、朝日新聞購読を新規で3か月間以上申しむと、描き下ろしデザインによるクリアファイルとポスターがプレゼントされるというもの。また、朝日新聞とのタイアップ企画は、テレビアニメ版第2期『響け!ユーフォニアム2』の放送開始を記念して、2016年も企画内容を変えて実施されている。
京都府赤十字血液センター×『劇場版 響け!ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』
2016年4月、劇場アニメ版『劇場版 響け!ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』の公開を記念して、京都府赤十字血液センターとのタイアップ企画が行われた。期間中に京都府赤十字血液センターで献血に協力すると、コラボレーションクリアファイルがプレゼントされるというもの。
関西吹奏楽連盟×『劇場版 響け!ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』
2016年4月、劇場アニメ版『劇場版 響け!ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』の公開を記念して、関西吹奏楽連盟による応援企画が行われた。大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県の加盟団体にて、映画の応援メッセージの入ったポスターを掲出するというもの。
イオン×『劇場版 響け!ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』『響け!ユーフォニアム2』
2016年5月、劇場アニメ版『劇場版 響け!ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』の公開を記念して、イオンとのタイアップ企画が実施された。企画内容は、全国の総合スーパー「イオン」(北海道・九州・沖縄を除く)でキリンの特定の飲料を特定数購入すると、オリジナルグッズがプレゼントされるというもの。また、2016年8月、テレビアニメ版第2期『響け!ユーフォニアム2』の放送開始を記念して、同様の企画が行われた。
ローソン×『劇場版 響け!ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』
2016年5月、劇場アニメ版『劇場版 響け!ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』の公開を記念して、ローソンとのタイアップ企画が行われた。ローソン店舗内のコピー機「ローソンプリント」で、描き下ろしイラストを含めた多数の絵柄をオリジナルブロマイドとして印刷できるというもの。
メディアミックス
小説
原作として、武田綾乃による小説が存在する。2013年12月、シリーズ第1巻である『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』が刊行され、2016年9月までに短編集を含めた4冊が発売されている。
TVアニメ
2015年4月から7月にかけて、石原立也監督によるTVアニメ『響け!ユーフォニアム』が放送された。シリーズ構成は花田十輝、キャラクターデザインは池田晶子、アニメーション制作は京都アニメーションが行った。黄前久美子役は黒沢ともよ、高坂麗奈役は安済知佳が演じた。また、2016年10月からはTVアニメ版第2期『響け!ユーフォニアム2』が放送される。
劇場アニメ
2016年4月、石原立也監督による劇場アニメ版『劇場版 響け!ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～』が公開された。脚本は花田十輝、キャラクターデザインは池田晶子、アニメーション制作は京都アニメーションが行った。
webラジオ
2015年4月から11月にかけて、webラジオステーション「音泉」にてwebラジオ番組「響け!ユーフォラジオ」が放送された。パーソナリティは黄前久美子役の黒沢ともよ、加藤葉月役の朝井彩加、川島緑輝役の豊田萌絵、高坂麗奈役の安済知佳が務めた。
ニコニコ動画
2015年4月から9月にかけて、インターネット動画サイト「ニコニコ動画」にて、ニコニコ生放送「響け!ユーフォラジオ ～MCのいない音楽会～」が放送された。出演者は黄前久美子役の黒沢ともよ、加藤葉月役の朝井彩加、川島緑輝役の豊田萌絵、高坂麗奈役の安済知佳。
CD
2015年4月より、多数の音楽CDが発売されている。テレビアニメ版第1期『響け!ユーフォニアム』で使用された楽曲を集めたサウンドトラックを始め、各キャラクターにスポットを当てたキャラクターソングCD、ドラマCDなども発売された。
原作者
武田綾乃は、2013年『今日、きみと息をする。』が、宝島社第8回「日本ラブストーリー大賞」において受賞はしなかったものの「隠し玉作品」として扱われ、デビューを果たした。1992年生まれで、出身地は京都府宇治市。また、武田は、コミックス1巻の巻末に、あとがきコメントも寄せている。
登場人物・キャラクター
黄前 久美子 (おうまえ くみこ)
京都府立北宇治高校吹奏楽部に所属する1年生の女子生徒。担当楽器はユーフォニアムで、小学校4年生の頃からの経験者。クラスは3組。前髪を目の高さで切り、ふんわりとした茶髪ボブヘアをしている。東京都に住んでいた経験から、ただひとり標準語で話す。周囲に流されやすい性格を変えるために、知り合いの少ない京都府立北宇治高校に進学したが、同じクラスの加藤葉月と川島緑輝に誘われ、結局流される形で吹奏楽部に入部する。 部のことは当初「技量に欠ける」「全国大会出場は難しい」と厳しく捉えていた。しかし、悩みながらも次第に部活動に真摯に取り組むようになっていく。
田中 あすか (たなか あすか)
京都府立北宇治高校吹奏楽部で低音パートリーダーを務める3年生の女子生徒。担当楽器はユーフォニアム。前髪を真ん中で分けて額を全開にし、胸のあたりまで伸ばしたストレートロングヘアで、眼鏡をかけている。明るく親しみやすい人柄と、冷静で周囲を気づかう高い能力から、部員たちからは「部の低音パートを治める存在」「あすかがまとめているので、低音パートはトラブルが起きない」と高く評されている。 しかし、実際は自分が好きなように演奏できれば良いと考える個人主義者で、他の部員たちの競争を冷めた目で見つめている。うんちくを語るのが好きで、部員たちにインターネットなどから得た音楽に関する情報を語りがちなところがある。
高坂 麗奈 (こうさか れいな)
黄前久美子の中学時代からの同級生で、京都府立北宇治高校吹奏楽部に所属する1年生の女子生徒。担当楽器はトランペット。前髪を目の高さで切り揃え、紺色のストレートロングヘアを段をつけて胸のあたりまで伸ばした「姫カット」をしている。生真面目で気が強くプライドも高く、自分の演奏に強い自信を持っている。そのためやや周囲から孤立しやすいところがある。 滝昇とは父親同士が友人で、昇に強い憧れを抱いている。そのため吹奏楽の強豪高校である立華高校からスカウトを受けていたが、昇の指導を受けるために北宇治高校に進学した。
川島 緑輝 (かわしま さふぁいあ)
京都府立北宇治高校吹奏楽部に所属する1年生の女子生徒。担当楽器はコントラバスで、クラスは3組。コントラバスの演奏は、中学時代からの経験者。前髪を目の高さで切り、ふんわりとした金髪ショートカットヘアをしている。頭頂部から一房飛び出した「アホ毛」が特徴。「緑輝」と書いて「さふぁいあ」という珍しい名前をしているが、緑輝自身は自分の名前が好きではないため、周囲には「緑(みどり)」と呼ぶように頼んでいる。 天真爛漫でマイペースな性格で、楽器に「ジョージくん」と名付けて非常に大切にしている。
加藤 葉月 (かとう はづき)
黄前久美子の友人で、京都府立北宇治高校吹奏楽部に所属する1年生の女子生徒。クラスは3組。担当楽器はチューバで、演奏は高校からの初心者。前髪を左寄りの位置で斜め分けてピンで留めた、ショートカットヘアをしている。久美子とは同じクラスになったことをきっかけに知り合い、吹奏楽部に誘った。やがて、塚本秀一に想いを寄せるようになる。
塚本 秀一 (つかもと しゅういち)
黄前久美子の友人で、京都府立北宇治高校吹奏楽部に所属する1年生の男子生徒。担当楽器はトロンボーンだが、中学校時代はホルンを吹いていた。前髪を目の高さで切り、髪全体を外にはねさせた髪型をしている。久美子とは家族ぐるみで親しく、2人はよく周囲から交際しているのではと勘違いされることが多い。しかし、秀一自身はまんざらでもない様子。
中世古 香織 (なかせこ かおり)
京都府立北宇治高校吹奏楽部でトランペットパートリーダーを務める3年生の女子生徒。担当楽器はトランペット。前髪を眉上で切り揃え、胸のあたりまで伸ばしたウェーブヘアをしている。アイドル並の可愛らしい容姿に加え、穏やかで心優しい性格から、周囲に慕われている。非常に練習熱心で、自分の担当パートのメンバー仲が良いことに誇りを持っているが、高坂麗奈が入部したことで思わぬ危機に陥ることになる。
中川 夏紀 (なかがわ なつき)
京都府立北宇治高校吹奏楽部に所属する2年生の女子生徒。担当楽器はユーフォニアム。ユーフォニアムの演奏は高校生になってから始めた。前髪を眉上で切ったショートカットヘアをしている。下まつげが長いのが特徴。マイペースで意欲に欠けるように見えるが、実際は部全体をよく見ている視野の広い人物。部のことは周囲の雰囲気に流されやすい集団と捉えており、一歩引いた目線で参加している。
斉藤 葵 (さいとう あおい)
黄前久美子の幼なじみで、京都府立北宇治高校吹奏楽部に所属する3年生の女子生徒。担当楽器はテナーサックス。前髪を右寄りの位置で斜めにきっちりと分け、シニヨンヘアにしている。葵の方が年上だが、久美子とは幼い頃から親しく、2人だけでいる時には名前に「ちゃん」付け、ため口で接している。吹奏楽部に属しているが部活動にはあまり意欲的ではなく、受験勉強を優先したいと考えている。 さらに、かつて部で起きたある出来事を非常に悔やんでおり、部自体を嫌っている。
後藤 卓也 (ごとう たくや)
長瀬梨子の交際相手で、京都府立北宇治高校吹奏楽部に所属する2年生の男子生徒。担当楽器はチューバ。前髪を眉上で切ったストレートヘアをしている。やや太めの体型と、細い目が特徴。下級生には厳しく接することもあるが、同じチューバ奏者で吹奏楽初心者の加藤葉月のために楽譜に指番号を振るなど、面倒見は良い。歌は苦手。
長瀬 梨子 (ながせ りこ)
後藤卓也の交際相手で、京都府立北宇治高校吹奏楽部に所属する2年生の女子生徒。担当楽器はチューバ。前髪を目の高さで切り、顎の高さで揃えた内巻きボブヘアをしている。やや太めの体型で、穏やかで話しやすい性格。
吉川 優子 (よしかわ ゆうこ)
京都府立北宇治高校吹奏楽部に所属する2年生の女子生徒。担当楽器はトランペット。前髪を目の高さで切り、ロングヘアを頭頂部でお団子にしている。中世古香織のことを熱烈に慕っており、トランペット奏者として香織とソロパート担当を競うことになった高坂麗奈のことを快く思っていない。
小笠原 晴香 (おがさわら はるか)
京都府立北宇治高校吹奏楽部で部長を務める3年生の女子生徒。担当楽器はバリトンサックス。前髪を真ん中で分けて額を全開にし、肩のあたりまで伸ばした髪を顎の高さで2つに結んでいる。ややメンタルが弱く情緒不安定気味で、自身でも自分は部長には向いていないと捉え、部を上手くまとめられないことに悩んでいる。歌は苦手で、後藤卓也をさらに下回るほど。
滝 昇 (たき のぼる)
京都府立北宇治高校吹奏楽部で顧問を務める若い男性教師。北宇治高校へは今年赴任したばかり。前髪を目が隠れそうなほど伸ばした、癖のある髪の毛をしている。一見爽やかで穏やかな雰囲気だが、ずばずばとものを言う毒舌家で、非常に厳しい指導を行う。そのため部員たちには恐れられているが、あえて厳しく接することで早い段階で部員たちに実力を自覚させるなど、部をより良いものにするための強い熱意を秘めている。 父親は吹奏楽の有名指導者である滝透で、かつて北宇治高校吹奏楽部でも指導していた。
松本 美知恵 (まつもと みちえ)
京都府立北宇治高校吹奏楽部の副顧問で、1年3組の担任教師を務める若い女性教師。前髪を真ん中で分けて額を見せ、顎の高さまで伸ばしたボブヘアをしている。「校内で最も厳しい教師」を自称しており、男性のような口調で話すのが特徴。本来は吹奏楽部の顧問になってもおかしくない立場だったが、美知恵自身の強い希望で滝昇に顧問の座を譲った。
梓 (あずさ)
黄前久美子の中学時代の同級生で、立華高校に通う1年生の女子生徒。担当楽器はトロンボーン。前髪を左寄りの位置で斜めに分けたポニーテールヘアをしている。吹奏楽を続けるために強豪校である立華高校に進学した。中学時代にはかなわなかった全国大会出場を目指しており、久美子とは京都府内の高校が太陽公園でパレードを行うイベント、第23回サンライズフェスティバルで再会を果たす。
クレジット
- 原作
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武田 綾乃
- キャラクター原案
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