あらすじ
鬼との出会い
大学生の真宮総司は祖父から土地を受け継ぎ、夢の不労所得生活を叶えるべく現地に向かう。しかし、その土地にある古いお堂には、鬼の美少女、籠目あいらが140年間にわたって住み着いていた。なんとかあいらに出て行ってもらうべく、鬼退治の豆を持って立ち向かう総司だったが、あいらはその豆をおいしく食べてしまう。あいらは、総司に遊び相手になって自分を満足させてくれれば出て行くと約束するが、総司はかわいいあいらに翻弄されるばかりだった。
もう一人の鬼
真宮総司は大学のキャンパスで、一人の美少女と出会う。色織ささらは、そのかわいらしさで入学して1か月で大学内の話題になっていた。その後、総司がいつものようにお堂で籠目あいらと会いに行くと、そこにささらも現れる。実はささらも鬼で、総司に鬼のニオイを嗅ぎつけ、あとをついて来たのだった。プライドの高いささらは、自分に見向きもしない総司と親しいあいらにライバル心を燃やしていた。そして二人は、どちらが総司を落とせるかの勝負を始める。ささらは自慢の巨乳と、ほっぺたのキスで総司を誘惑するが、その様子を見てもあいらは余裕の態度を崩さない。あいらはすでに総司に、鬼にとって大切なツノを触らせている関係だと知ったささらは、自分もツノを総司に触らせようとするものの、あまりの恥ずかしさで行動できないでいた。
登場人物・キャラクター
籠目 あいら (かごめ あいら)
鬼のロリっ娘の美少女。年齢は140歳ながら、鬼でいうと若い部類に入る。真宮総司の祖父が所有していた土地に建つ古いお堂に、140年間の長きにわたって住み着いている。頭部に2本の短いツノを生やし、薄紫色の髪を長く伸ばしている。胸元と両肩が露出したミニスカで振袖のような着物を着ている。一人称は「わたし様」。基本的に人間には姿を見せずに暮らしており、周囲の木々から精気を吸って生きている。お堂にやって来る野良猫の相談相手をすることもある。甘い物が大好きで、総司がお土産に持って来るお菓子やアイスをいつも楽しみにしている。誕生日は12月22日。
真宮 総司 (まみや そうじ)
大学生の男子。年齢は19歳。祖父の遺産から土地の権利書を見つけ、所有権を受け継いだ。その土地にマンションを建て、不労所得生活を夢見ている。パーマをかけたイケメンながら、籠目あいらの色仕掛けにいつもからかわれて純情ぶりを見せる。やや近眼なため、講義中と車の運転時にのみ眼鏡をかけ、あいらには眼鏡をかけた姿を気に入られている。あいらに所有の土地に住み着かれて困ってはいるものの、いつもあいらにお土産のスイーツを買っていくなど仲は良好。
色織 ささら (しきおり ささら)
真宮総司と同じ大学に通う女子。年齢は136歳。入学して1か月で大学の話題になるほどの美少女。かつては人間の里を治めていた上級の鬼の一族の出身で、子供の頃は「姫さま」と呼ばれてちやほやされていた。しかし里がなくなった現在、一族に仕えていた人間の家で暮らすことになった。1日に2時間しかネットゲームができないことと、週に3回しか外食できないことに不満を抱え、再びちやほやされるために女子大生となった。大学で総司と出会い、自分に関心を示さない総司に鬼のニオイがしたことから興味を持つようになる。胸がぺったんこな籠目あいらとは対照的に巨乳の持ち主。ツノは髪で隠している。








