概要・あらすじ
いじめられている女の子の前に現れる少女魔夜子。いじめられ泣く少女に「そんなに憎いなら殺しちゃえばいいのよ」と悪魔のささやきをして、地獄グッズを手渡す。その地獄グッズはどんな願い事もかなえてしまうグッズだった。魔夜子は恨みをはらし死んでしまった命のあめ玉(地獄グッズで死んだ人間の魂)を集めているのだった。
100個のいのちのあめ玉を集めれば、お母さんに会えるという閻魔大王との約束を信じて。
登場人物・キャラクター
魔夜子 (まよこ)
交通事故で死んでしまった幽霊。いじめられている女の子の前に現れる。いじめられている女の子のみに見えるが、他の人には見えない。そんなに憎いなら相手を殺してしまえばいいのに、という悪魔のささやきをかけ、不思議な地獄グッズの数々を差し出す。そのグッズによって相手が死ぬと、その人間の魂が命のあめ玉となり、魔夜子の持つ瓶にひとつたまる。 この命のあめ玉を100個集めると、お母さんに会えるという閻魔大王の約束を信じて、憎いと思う女の子の前に現れ、その女の子が憎いと思う人間を次々と殺していく。
秋保 (あきほ)
田園女子中学に通う女の子。熱湯をかけられるなどのいじめにあい、自殺を考えてたところ、魔夜子に会う。憎い相手がどう死ぬかを書くとその通りになるという悪魔ノートで恨みをはらした。悪魔ノートにママの名前も書いてしまったことを取り消そうと、魔夜子に再び頼む。
黒犬 秀子 (くろいぬ ひでこ)
私立栄光小学校へ通う女の子。ママが1番以外許さないという教育ママで、憎んでいたところに魔夜子が現れる。地獄人形によってママは死んでしまうが、生き返らせるためには自身の両目をくりぬくしかないと知り、くりぬいてしまう。その後、両目は魔夜子によって、秀子の元へと届けられた。
川相 素之子 (かわそう そのこ)
両親が死に、もらわれた親戚の家でいじめられている。屋根裏部屋で泣いているところに魔夜子が現れる。魔夜子の話を聞き、一緒に住もうと言う。鬼山蛇子にいじめによってお腹を切られるが、魔夜子の地獄メンソールによって治すしてもらう。優しい性格で、魔夜子のことをきづかっている。
鬼山 蛇子 (おにやま へびこ)
父は鬼山病院の院長である鬼山重四郎。川相素之子の腹を、手術と称して切り裂く。翌日、地獄メンソールで治っていた川相素之子の腹を見て、次は目を切り取ろうとするが、女教師に見つかる。女教師に呼びされた鬼山蛇子は、女教師ぶたれたことによって、憎しみの塊となり、魔夜子を呼び出すのだった。 魔夜子から渡された地獄コンパクトによって、女教師を殺害。
鬼山 重四郎 (おにやま じゅうしろう)
鬼山蛇子の父親。不老不死の研究をしていて、過去に何百人もの人体実験をしてきた。娘の蛇子に頼まれ、川相素之子と織田を狙う。薬代の払えない患者のいる家族に織田を車で轢かせ、その体を病院に移し、ウイルスを注射するという人体実験を行う。地獄鏡によって地獄へと連れ去られるが、閻魔大王の「両親を殺したという情報がある川相素之子を殺して連れてこい」と言われ、1週間の猶予で現世へと戻る。
織田 (おだ)
川相素之子と同じ学校へ通う男子生徒。川相素之子がいじめられていることを知って、かばう。車に轢かれ、鬼山重四郎の開発しているウイルスを注射され、1週間以内に死ぬところだったが、地獄コンパクトの力によって助かる。