世界観
本作『魔都精兵のスレイブ』の舞台となるのは、「魔都」と呼ばれる異空間が現れた架空の日本。魔都からは「桃」と呼ばれる謎の資源がもたらされており、これによって女性は特殊な能力に目覚めている。一方、桃は男性には何の力も与えないため、女性の社会進出は加速度的に進み、魔都が出現して数十年経った現在では一般女性まで特殊能力に目覚め、国は完全な女尊男卑社会へと変貌している。
あらすじ
家事が得意であるということ以外は平凡な男子高校生の和倉優希は、幼い頃からヒーローになりたいと願っていた。しかし、魔都の出現によって女尊男卑の価値観に染まってしまった現代の社会ではその夢も潰え、進路に悩みつつも日々を平凡に過ごしていた。そんなある日、優希は魔都災害に遭遇し、魔都に迷い込んでしまう。優希は偶然近くにいた魔防隊の羽前京香に助けられるが、黄泉醜鬼の大群に襲われ、絶体絶命の危機に陥る。京香は危機を脱するため、自身の能力「無窮の鎖」で優希を奴隷にすると宣言。それを受け入れた優希は、無窮の鎖で異形の姿となり、その圧倒的な力で黄泉醜鬼を殲滅するのだった。そして優希は京香に誘われ、魔防隊に所属する。自身もヒーローになれると意気揚々となる優希だったが、彼が目にしたのは魔防隊での男性の地位の低さだった。こうして奴隷兼寮の管理人として働くこととなった優希は、得意の家事で活躍しつつ、魔都での生活に馴染んでいく。
黄泉醜鬼の巣を見つけたとの報告を受けた羽前京香は、和倉優希と七番組の隊員を引き連れて巣の殲滅を行う。しかしそこに突如、京香の因縁の相手、一本角らしき黄泉醜鬼が現れる。さらに一本角の背には優希の姉らしき黄泉醜鬼もおり、七番組は混乱に陥る。復讐相手を前に冷静さを失う京香、連携を崩されバラバラになる隊員、その中で優希は仲間たちを助けるため奔走する。優希の姿を見ることで京香も冷静さを取り戻し、一行は危機を脱するが、一本角と優希の姉には逃げられてしまうのだった。今までにない強敵の出現に魔防隊は警戒心を強め、組同士の連携を強める決定を下す。七番組は六番組と連携を取ることとなったが、七番組の東日万凛と六番組の東八千穂は確執を持っていた。お互いの組長もそのことを把握しており、溝を埋めるため組同士の交流戦を行うこととなる。八千穂打倒に燃える日万凛は、優希の力を借りることを決意。彼女の覚悟を聞いた優希もコンビを組むことを受け入れ、二人は力を合わせて交流戦に臨むのだった。
テレビアニメ
登場人物・キャラクター
和倉 優希 (わくら ゆうき)
上野毛高校に通う3年生の男子。誕生日は3月12日で、血液型はA型。身長は173センチで、中肉中背の平凡な体格ながら、雑草のような強いバイタリティを持っている。女尊男卑な社会を生きるため姉に家事を叩き込まれており、料理や洗濯、掃除、裁縫と家事は一通り得意。特技が高じて現在は新料理や掃除用具の開発が趣味となっている。魔都災害に出くわして、羽前京香に助けられたのをきっかけに、彼女と「無窮の鎖」の契約を交わし奴隷となる。無窮の鎖使用時は獣のような顔立ちの筋骨隆々とした姿となって、パワーもスピードも大幅に上昇し、京香に使役されることで黄泉醜鬼の大群すら一蹴できる。現在の女尊男卑社会ではあきらめていたが、幼い頃よりヒーローに憧憬を抱いており、無窮の鎖の契約後、改めて京香にスカウトされたのをきっかけに魔防隊に所属する。隊員として活躍しようと意気込むが、実態は京香の奴隷兼寮の管理人だった。以降は魔防隊七番組の寮の管理人として雑事と家事を担当し、有事の際には京香の奴隷として戦う。姉が一人いたが、6年前、魔都災害で行方不明となっている。
羽前 京香 (うぜん きょうか)
魔防隊七番組の組長を務める女性。誕生日は9月4日で、血液型はO型。身長は167センチ。赤い瞳に銀のロングヘアで、角のような形の髪飾りをしている。組長を束ねる総組長を目指す向上心旺盛な人物で、桃から得た特殊能力「無窮の鎖」はハズレ扱いされる微妙なものだが、基礎能力を高めて独自の戦闘術を完成させたことで、組長まで上り詰めた才媛。立ち振る舞いが凛々しく、部下たちからも慕われている。六番組組長の出雲天花からは「京ちん」とあだ名で呼ばれる仲で、お互いに実力を認め合っている。無窮の鎖で黄泉醜鬼を使役していたが、魔都災害に巻き込まれた和倉優希を助けるための戦いの中で失う。そして優希の同意を得て、彼を無窮の鎖で奴隷化し、使役している。優希との相性は抜群らしく、無窮の鎖で強化された優希は黄泉醜鬼の大群を一蹴するほど強い力を発揮する。月山大井沢事件の生き残りで、魔防隊に所属してから、同事件で暴れまわった一本角が生き残っていることを知り、復讐のためにその行方を追っている。力を求めるのも復讐のためで、ふだんは冷静沈着だが、一本角のことになると激情を見せることも珍しくない。
東 日万凛 (あずま ひより)
魔防隊七番組の副組長を務める女性。誕生日は8月28日で、血液型はA型。身長は159センチ。艶やかな黒い髪を長く伸ばしており、年齢は和倉優希の一つ上。典型的な女尊男卑思考に固まっており、組長の羽前京香を慕い、ほかの隊員とは対等に接するが、優希に対してはあからさまに辛らつに接する。ただしラーメンが大好物で、優希が作るラーメンの味だけは認めている。桃から得た能力は「青雲の志」で、ふだんは体を武器化する能力をラーニングし、愛用している。六番組との交流戦では京香の「無窮の鎖」をラーニングし、一時的に優希の主となる。主従関係を築いたことで、優希と交流して少しずつお互いを認めていく。実家は魔都での活躍目覚ましい名家で、六番組の東八千穂は姉。ひたむきな努力家だが、本番に弱い性格のせいで肝心な場面で失敗ばかりしており、実家では落ちこぼれ扱いされていた。そのため実家を飛び出し、強くなって姉たちを見返してやりたいと思っている。英雄と呼ばれる存在にあこがれており、京香を理想としている
駿河 朱々 (するが しゅしゅ)
魔防隊七番組に所属する少女。誕生日は11月13日で、血液型はB型。身長は165センチ。金色の髪をボブカットにし、いつもリボンの髪飾りをしている。好奇心旺盛で享楽的な性格で、テレビゲームが趣味。特殊能力「玉体革命」で七番組内でも屈指の破壊力を持つが、調子に乗りやすく、能力のペース配分を間違えて失敗することもしばしばある。三人姉妹の末っ子で女子校出身、さらに父親のいない家庭で育ったという、男子とまともに会話したことがない生活を送って来た。このため男子に興味があり、隊に所属した和倉優希の言動に注目していた。その後、彼の行動を見ているうちに弱みを握り、優希を下僕として扱おうとする。優希からは反発心を抱かれており、ケンカ友達のような関係となるが、彼に危機を救われて以降は優希に対して執着心のようなものを見せるようになる。
大川村 寧 (おおかわむら ねい)
魔防隊七番組に所属する少女。誕生日は5月5日で、血液型はAB型。七番組では最年少の11歳。桃色の髪を長く伸ばし、身長は145センチと年齢相応な小柄な体軀をしている。非常に珍しい千里眼の能力を持つため、幼くして魔防隊に所属している。年齢のため戦闘は担当外で、門や黄泉醜鬼の存在をいち早く察知し、周囲に伝えるのが隊の中での役割となっている。非戦闘員ながら隊では和倉優希の先輩兼上司にあたるため、優希に対してはなにかと先輩として接する。家事を上達させたいと密かに思っている。
出雲 天花 (いずも てんか)
魔防隊六番組の組長を務める女性。誕生日は10月1日で、血液型はA型。身長は163センチ。髪をショートカットに整えており、冷静沈着な性格をしている。特技は資産運用で、好物はフィナンシェ。羽前京香とは仲がよく、彼女のことを「京ちん」と呼んでいる。京香から提案された、お互いの組の交流戦を受け入れた。和倉優希に興味を示している。
東 八千穂 (あずま やちほ)
魔防隊六番組の副組長を務める女性。誕生日は2月14日で、血液型はO型。身長は155センチ。黒い髪をツインテールにしている。名家の出身で、桃で希少な能力「東の辰刻」を得たせいで非常に傲慢な性格をしている。東日万凛とは実の姉妹関係だが、「出来の悪い妹」としていびったせいで反感を抱かれている。現在は日万凛が実家を飛び出したのもあり半絶縁状態だったが、七番組との交流戦で再開して対戦する。実は感情表現がいびつなだけで、妹に対してちゃんと愛情は持っていた。本人曰く「崇高な構え」を取る癖があり、日常的に芝居かかった独特のポーズをしている。東の辰刻を使う際にも高い集中力が必要なため、崇高な構えをするが、周囲からは内心「妙なポーズ」と思われている。駄菓子が好物で、趣味は詩を書くこと。
若狭 サハラ (わかさ さはら)
魔防隊六番組に所属する女性。誕生日は1月21日で、血液型はAB型。身長は156センチ。ゆるくウェーブのかかった髪を長く伸ばしている。のんびりした性格で、寝ることが好き。放っておくと話の最中や風呂などでも寝てしまうマイペースな人物だが、組長の出雲天花の言うことだけはきちんと聞く。
備前 銀奈 (びぜん ぎんな)
魔防隊十番組に所属する少女。誕生日は6月30日で、血液型はB型。身長は159センチ。髪をショートボブに整え、ヘアピンでおしゃれをしている。何にでも「激~」を付けるのが口癖。ミーハーな性格のギャルで、魔防隊の隊員の活躍を見ることが好き。特に組長の羽前京香や出雲天花のことを敬愛しており、二人を前にするとテンションが高くなる。桃で得た能力は「会員制闘技場(ギンナクラブ)」と本人の気質に合致したもので、模擬試合や訓練に適した特性を持つ結界を作り出すことができる。会員制闘技場は予め敷いた陣に結界を張るもので、この結界は黄泉醜鬼が1000匹来ても耐えられるほど強固。結界には予め署名した人物以外入ることができず、また結界発動時に内部で負った負傷はどんな深手でも治すことができる。この能力で備前銀奈は訓練や交流戦に引っ張りだことなっており、本人も魔防隊の活躍を特等席で見られる現状を幸運だと思っている。
一本角 (いっぽんづの)
月山大井沢事件を引き起こしたとされる黄泉醜鬼。正式名称は不明で、「一本角」というのは事件の被害者である羽前京香が付けた仮の呼称である。その名の通り、額の部分に異常に発達した大きな一本角が生えている。のちに黄泉醜鬼の巣で、一本角と同じ固体と思われる黄泉醜鬼が発見される。さらにこの黄泉醜鬼は、和倉優希の姉を自称する黄泉醜鬼に使役されていた。
集団・組織
魔防隊 (まぼうたい)
魔都を管理し、魔都災害から人を守る国家組織。桃が女性にのみしか効果を及ぼさないため、隊員は桃を食した女性のみで構成されている。隊員は戦闘のスペシャリストや特異な能力を持つばかりで、中には大川村寧のように能力の希少性から年若くして所属する者もいる。魔防隊は魔都に常駐し、それぞれの担当する区を管理している。区は縁起が悪いとされて採用されなかった四を除き、一から十までの九つが存在する。魔防隊はそれぞれの区を一つの「組」が担当し、区に寮を建てて生活している。組も担当区と同じく、一番組から十番組までの九つが存在する。階級は一般隊員に、組を束ねる「組長」、そして組長を束ねる「総組長」が存在する。また隊員は基本的に女性のみだが、隊員は一人だけ男性を「パートナー」を選ぶことができる。パートナーとなった男性はある程度、隊内での権限が保障されるが、桃の恩恵なしで危険な寮での雑用を任されることが多いため居つく男性は少ない。
場所
魔都 (まと)
数十年前、日本に突如現れた謎の異空間。黒い円状の「門」から入ることができ、異空間の広さは全体で東京都と同じくらいだとされている。魔都出現以降は、魔都に対して現実の世界を「現世」と呼称する。魔都は黄泉醜鬼が存在する危険地帯だが、同時に桃が存在するため、政府は魔防隊を設立し、魔都を管理下に置いている。門は日本各地に突如として現われ、大体数時間ほどで自然消滅するが、この門を通って人間が迷い込んだり、黄泉醜鬼が現世に現れたりする。これを魔都災害と呼び、この災害を防ぐのが魔防隊の最も重要な任務とされている。また門の中には常時発生しているものも存在し、この門は魔防隊の管理下に置かれ、入り口と出口が固定され厳重に警備されている。魔都は八つの方角と中央によって区分されており、十区を中心に、北の一区をはじめとして時計回りで九区までが存在し、それぞれ区を魔防隊が担当する。四区だけは縁起が悪い数字であるため存在しないとされる。
その他キーワード
無窮の鎖 (すれいぶ)
羽前京香の特殊能力。奴隷とした対象の能力を引き出し、使役することができる。奴隷とする対象は人間以外でも可能で、当初は捕まえた黄泉醜鬼を奴隷として使役していた。黄泉醜鬼が死亡したあとは、たまたま魔都災害に巻き込まれた和倉優希を本人の同意を得て使役。優希に対して使用することで、彼を人と獣を融合させたような姿へと変貌させ、大幅に強化した。対象には金属製の首かせをし、鎖を使って奴隷に騎乗して使役する。奴隷に騎乗しなくても使役はできるが、能力の効率は格段に下がる。無窮の鎖の鎖は、優希が京香の指に口付けをすることで発動させることができる。このため京香がいなければ発動することができないが、京香の私物があれば不完全ながら発動させることも可能。優希は京香が不在の際に、彼女の靴に口付けをすることで短時間、不完全ながら一時的に変身して力を行使した。一度奴隷にすると死ぬまで変更不可能。また京香は奴隷には働きに見合った褒美を与える必要があり、黄泉醜鬼の場合は食料、優希の場合は性的な褒美を与える必要がある。褒美の際には京香の肉体が勝手に動き、拒否するといつまでも褒美を与えられず、肉体が動かないままとなる。
玉体革命 (ぱらだいむしふと)
駿河朱々の特殊能力。自身の肉体のサイズを変更する能力で、山のように巨大になったり、逆に手のひらサイズまで縮んだりすることができ、身につけている衣服も体のサイズ変更に合わせて大きさが変わる。巨大化した体から振るわれる力はそれだけで強烈無比で、ただのパンチで黄泉醜鬼の群れをなぎ払うほど。ただし巨大化は消耗が激しく、長時間の使用はできない。
青雲の志 (らーにんぐ)
東日万凛の特殊能力。他者の特殊能力を学び、自分でも使えるようにする能力で、使用の際にはスマートフォンのような端末に対象の情報をセットする。端末には対象の情報がカードゲームのようにデフォルト化して描かれる。他者の能力を使えるという非常に強力な能力だが、発動には相性があり、相性が悪い能力は大幅に弱対化するというデメリットが存在する。そのため能力の変更は気軽にはできない。ふだんは肉体を武器や防具に変形させる能力をラーニングして使用しているが、六番組との交流戦では羽前京香の無窮の鎖をラーニング。無窮の鎖の完全なコピーとはならず「無窮の鎖・旋風」へと変質したものを使用している。無窮の鎖・旋風による和倉優希の変身は通常の無窮の鎖に比べ、パワーに劣り、スピードに秀でた形態となっている。また無窮の鎖・旋風の場合も無窮の鎖と同じく、能力の代償として奴隷に褒美を与える必要がある。
東の辰刻 (ごーるでんあわー)
東八千穂の特殊能力。時間を操作する非常に珍しい能力で、5秒間だけ時間を止めるか戻すことができる。発動には高い集中力が必要なため、発動の際、八千穂はテンションを高めるのに独特のポーズを取る。時間を戻せば受けたダメージを無効化し、時間を止めれば一方的な攻撃ができるという非常に強力な能力だが、消耗が激しく多用はできない。また発動の際にはポーズを取らないといけないため、八千穂の動きに注視していれば技の発動、発動中の行動範囲を見切ることが容易などの欠点が存在する。八千穂もこれらの欠点を把握しており、さらに消耗が激しく発動に時間がかかるが、時間を倍の10秒間止められる「東の大辰刻(プライムタイム)」という奥の手を隠し持っている。
月山大井沢事件 (がっさんおおいざわじけん)
山間の町、月山大井沢で起きた魔都災害。魔都から数十体の黄泉醜鬼が現世に現れ、月山大井沢の住人を虐殺。大量の犠牲者が出たが、駆けつけた魔防隊によって黄泉醜鬼は全滅させられ、災害は終息した。しかし当時、月山大井沢に住んでいて災害に遭遇した羽前京香によれば、黄泉醜鬼の中に異常に強い特殊な固体が存在したとされる。のちに魔防隊に入隊した京香が調べたところ、その黄泉醜鬼は討伐されておらず、そのまま魔都に帰ったという記録を発見。京香はその黄泉醜鬼を「一本角」と呼称し、復讐のためその行方を追っている。現在、災害が起きた地には慰霊碑が建てられ、犠牲者が弔われている。
桃 (もも)
魔都に存在する特殊な資源。果実の桃と同じような見た目で、女性が食せば特殊な能力を得ることができるが、男性が食した場合は何の効果ももたらさない。魔都が出現して数十年経った現在では、一般の女性までもが桃の恩恵にあずかるに至っており、その結果、社会は完全な女尊男卑となった。なお、桃は一人につき一つしか食すことができない。桃は発見されて随分時間が経つが、なぜ女性にのみ力を与えるのかなど、その謎は一向に解明されていない。桃によって与えられる特殊能力は筋力が強くなったり、記憶力が高まったり基礎能力の底上げがほとんどで、東の辰刻のような時間操作能力や大川村寧の千里眼のような能力は非常に珍しいとされる。また発現する能力は本人の気質や素養によっても左右されるとされ、中には備前銀奈のように本人の気質と合致した能力が発現する場合もある。
黄泉醜鬼 (よもつしゅうき)
魔都に生息する謎の生物。かろうじて人型の姿をしているが、筋肉が異常に発達した異形の姿をしている者が多い。その生態は謎に包まれているが、基本的に好戦的で人間を見かけたらいっせいに襲い掛かる。魔都であれば無尽蔵にどこからともなく現れ、土の中から出て来ることも珍しくない。また黄泉醜鬼同士であれば融合することができ、多くの黄泉醜鬼が集まると巨大な怪物となる。
魔都災害 (まとさいがい)
魔都出現以降、日本各地で起きるようになった災害。魔都につながる門が突如、現れることで、現世の人間が魔都に迷い込んだり、黄泉醜鬼が現世に現れたりする。門が発生する場所も時間も完全なランダムで、門の発生に一般人が巻き込まれ、そのまま行方不明になるケースも存在する。そのため、現代社会では魔都災害に遭遇した場合の対策マニュアルが存在し、一般人にもスマートフォンのアプリなどの形で配布されている。
クレジット
- 原作
書誌情報
魔都精兵のスレイブ 16巻 集英社〈ジャンプコミックス〉
第1巻
(2019-03-04発行、 978-4088817866)
第4巻
(2020-03-04発行、 978-4088822358)
第11巻
(2022-09-02発行、 978-4088832340)
第12巻
(2023-01-04発行、 978-4088833422)
第13巻
(2023-06-02発行、 978-4088834948)
第14巻
(2023-10-04発行、 978-4088836362)
第15巻
(2024-02-02発行、 978-4088838298)
第16巻
(2024-07-04発行、 978-4088840475)