概要・あらすじ
錬金術の研究をする高良福三と富子は、息子である栄の骨髄で培養した特製ウイルスを使って、現世に七福神を呼び出すことに成功した。巨万の富を手に入れたも同然だと喜ぶ高良夫妻だったが、肝心の七福神は、いぎたなく飯を食い散らかし、満腹したらバクチ三昧と、どこか様子がおかしかった。実験により出現した七福神と、守銭奴の両親に振り回される栄少年の受難を描いたギャグ短編。
登場人物・キャラクター
高良 栄 (たから さかえ)
両親である高良福三・富子の錬金術研究のため、骨髄で特製ウイルスを培養させられている少年。金のためには息子も平気で売る守銭奴の両親に対して反抗心を抱く。
高良 福三 (たから ふくぞう)
高良栄の父親。妻・高良富子とともに錬金術の研究をする。栄の骨髄に培養した特製ウイルスに光線を当てることで、現世に七福神を呼び出すことに成功した。金に関する倫理観が完全に欠如している守銭奴。七福神たちの機嫌を損ねないように栄に弁天をたらしこめともちかけるなど、息子である栄を道具にしか考えていない。
高良 富子 (たから とみこ)
高良栄の母親。夫・高良福三とともに錬金術の研究をする。福三と同様、金に関する倫理観は欠如している。
弁天 (べんてん)
七福神の一員で、若い男が好き。高良栄にモーションをかけるが、年増呼ばわりされて激高する。
集団・組織
七福神 (しちふくじん)
『黄金の貧乏神』に登場する集団。高良夫妻の実験により現世に呼び出された。食べ物を餓鬼のように食い散らかし、満腹になると花札賭博にふけるなど、言動がヤクザっぽい。宝船に乗って飛行したり、ワープで空間を跳躍することができる。