黒い秘密兵器

黒い秘密兵器

プロ野球・読売巨人軍のピッチャー・椿林太郎が様々な「秘球」でライバル達と闘い優勝を目指す様子を描いた漫画。長嶋茂雄、王貞治ら実在のプロ野球チーム・選手達が多数登場する。原作・福本和也、作画・一峰大二。

正式名称
黒い秘密兵器
作画
原作
ジャンル
野球
レーベル
サンデーコミックス(秋田書店)
巻数
全8巻完結
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概要・あらすじ

川上哲治監督率いる読売巨人軍に突然現れたピッチャー・椿林太郎。伊賀忍者の末裔だという彼は専門のキャッチャー・大船頑太をパートナーに、バットを折る剛速球で活躍する。しかし大洋ホエールズの柳生宗範、中日ドラゴンズの那智などライバル達が彼の前に立ちふさがる。椿林太郎は「秘球」と呼ばれる謎の球を次々に編み出して、彼らとの勝負を繰り返す。

球界追放の危機やトレードの噂も乗り越えて活躍する椿林太郎だったが、やがて彼の身体に異変が生じる。

登場人物・キャラクター

椿 林太郎 (つばき りんたろう)

プロ野球・読売巨人軍に入団した、出身校不明の謎のピッチャー。左投げ左打ち。黒いサングラスをして登場したため「黒い秘密兵器」と呼ばれた。その剛速球はバットを折り、名キャッチャー・森昌彦も跳ね飛ばす程。大船頑太を専門のキャッチャーとして活躍するが、大洋ホエールズの柳生宗範、中日ドラゴンズの那智、産経スワローズの蟻川らライバル達が次々に登場する。 これに対抗するため、黒い秘球、まぼろしの秘球、0の秘球、光る秘球、かすみの秘球といった秘球を編み出していく。中華料理店・珍来軒に下宿している。両親はおらず、肉親は伊賀忍者の忍術を受け継ぐ祖父のみ。 背番号は当初は11だったが、後に監督の川上哲治から16を受け継ぐ。

大船 頑太 (おおふな がんた)

体格の良いそばかす顔の男性。明るく気の良い性格。プロ野球・読売巨人軍のキャッチャー。背番号0。南海ホークスからトレードで入団し、素手で石をキャッチするという特訓を重ね、剛速球ピッチャー・椿林太郎専門のキャッチャーとなった。椿林太郎が下宿する中華料理店・珍来軒に押しかけ、一緒に生活するようになる。 椿林太郎と共に苦境を乗り越え、お互い無くてはならない存在になる。 静岡県・焼津の漁師の長男で、弟達がいる。姉大船リカは椿林太郎が見とれる程の美人。川上哲治に反発した時には、焼津に戻って漁師になろうとしたこともあった。

柳生 宗範 (やぎゅう むねのり)

プロ野球・大洋ホエールズの内野手兼外野手。右投げ右打ち。背番号13。読売巨人軍の豪速球投手・椿林太郎への秘密兵器として監督・三原修に見出された。椿林太郎の秘球を打つためにブーメラン打法やさざ波打法など独自の打法を編み出す。また執念深く、椿林太郎に勝つためには手段を選ばず、彼の球界追放や椿林太郎 専門のキャッチャー・大船頑太の拉致なども画策する。

井関 (いせき)

ソフトハットに髭を生やした謎の紳士。突然読売巨人軍のピッチャー・椿林太郎の前に現れ、新しい秘球を編み出すヒントを与える。しかしその後、ライバルの中日ドラゴンズ・那智にその秘密をばらす。監督・川上哲治とも懇意だという。

大船 リカ (おおふな りか)

ショートヘアーでヘアバンドをした女性。プロ野球・読売巨人軍のキャッチャー大船頑太の姉。椿林太郎の憧れの人で、彼が見とれる程の美人。美智子とは中学時代の友人。

那智 (なち)

プロ野球・中日ドラゴンズの外野手。読売巨人軍のピッチャー・椿林太郎のライバル。走り抜ける特急電車の車体番号を見て視力を鍛え、「カメラの目」と呼ぶ動体視力を完成させて椿林太郎の秘球に挑む。その驚異的な眼力によって椿林太郎の身体の異常も見抜いた。

蟻川 (ありかわ)

プロ野球・産経(サンケイアトムズ)の外野手。読売巨人軍のピッチャー・椿林太郎のライバル。中日ドラゴンズの那智と共に、秘密の特訓に向かう椿林太郎を追跡するなど勝負への執着は強いが、正々堂々と勝負しようとする。また椿林太郎が球界追放の窮地から救い、のちには飯田徳治監督と共に入団勧誘に乗り出すほど彼を買っている。

セナス・エアロン

金髪の少年。大リーグからプロ野球・阪神タイガースにキャッチャーとして入団した。日本語が堪能。座ったまま走者を刺殺する送球能力と、相手打者の目配りや動きから狙っている球種やコースを見抜く能力を有している。打撃センスにも優れ、V打法で椿林太郎の秘球に対抗する。

文福 竜之進 (ぶんぶく りゅうのしん)

大柄で下膨れの顔の男性。プロ野球・大洋ホエールズの内野手。椿林太郎の魔の秘球を打つため。同僚のピッチャー・稲川誠に依頼してわざとボールをぶつけてもらうという特訓をする。妙な方言でずけずけとした物言いをする。山城が魔の秘球を8ミリで撮影した時には自分にも見せろと言うなど、朴訥な風貌に似合わずわがままな面もある。

山城 (やましろ)

小柄で不敵な表情の少年。プロ野球・阪神タイガースのキャッチャー。セナス・エアロンの後任として入団した。手首が異常に強く、バットを大きく回転させる回転打法を使う。8ミリで椿林太郎の秘球を研究し、秘密を暴いて揺さぶりをかける。

宇津見 清 (うつみ きよし)

プロ野球・阪神タイガースのピッチャー。キャッチャー・山城が練習中に手を負傷するほどの剛速球を持つ。病気の妹の治療費を賭けて椿林太郎と投げ合い、さらに内野手に転校してバッターとしても争う。父親はマッサージ師で、椿林太郎の手をマッサージし、手首の異常を発見した。

亀田 (かめだ)

無骨な風貌の男性。プロ野球・読売巨人軍のピッチャー。スローカーブで注目され、椿林太郎のライバルとなる。エースの座を勝ち取るため、様々なあくどいやり方で椿林太郎を追い込む。甲賀で那智、蟻川と共に対椿林太郎の練習を積んだこともある。

ホラ貝ゴン助 (ほらがいごんすけ)

日焼けした肌の2m近い大男。プロ野球・読売巨人軍のピッチャー。椿林太郎の黒い秘球の秘密を見抜き、自らも投げてライバルとなる。普段は細い目で素朴な印象だが、椿林太郎を陥れる策を廻らす時には目を見開いた表情になる。椿林太郎を窮地から救った小野寺と同じルーツを持つ。

小野寺 (おのでら)

長髪に長い髭を生やした男性。鹿児島県の桜島で特訓をする椿林太郎と大船頑太の前に現れる。肩を痛めた椿林太郎に、無理矢理過酷なトレーニングを施す。元はプロ野球のピッチャー・金田正一と同僚だった。

書誌情報

黒い秘密兵器 :大長編野球コミックス 全8巻 〈サンデーコミックス〉 完結

第1巻

(1997年8月発行、 978-4253064330)

第2巻

(1997年9月発行、 978-4253064347)

第3巻

(1997年10月発行、 978-4253064354)

第4巻

(1997年10月発行、 978-4253064361)

第5巻

(1997年11月発行、 978-4253064378)

第6巻

(1997年11月発行、 978-4253064385)

第7巻

(1997年12月発行、 978-4253064392)

第8巻

(1997年12月発行、 978-4253064408)

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