龍と苺

龍と苺

命がけで何かをしたいと思いながら、退屈な日々を過ごす女子中学生、藍田苺。彼女は、初めての将棋で底しれぬ才能を見せる。初心者ながら天才の閃きと闘志を見せる苺が、将棋界に闘いを挑む姿を描く。小学館「週刊少年サンデー」2020年第25号より連載を開始。

正式名称
龍と苺
ふりがな
りゅうといちご
作者
ジャンル
将棋
レーベル
少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
既刊15巻
関連商品
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概要・あらすじ

北瀬市藤ヶ崎中学校。2年4組の藍田苺は、クラスメートをいじめている男子を、椅子で殴る事件を起こす。元校長で、現在はスクールカウンセラーを務める宮村は、苺の話を聞くことにする。何かをしながらのほうが話しやすいだろうと、宮村は将棋を指しながら話すことを提案する。将棋を指したことがないという苺にルールを教え、彼女の話を聞いてやる宮村。苺はいじめられていた生徒と親しかったわけでもなかった。ただ本気のケンカがしたかっただけだという。「毎日生ぬるい水に浸かっているようで気持ち悪い」「みんな友達ごっこ、青春ごっこをしているようにしか思えない」苺は、命がけで何かがしたいと考えているのだが、それが見つからないのだ。将棋を進めるうちに、苺はこの勝負に命を賭けないかと言い出す。相手は今日初めて将棋を指す女の子である。宮村は鷹揚(おうよう)な態度でそれを承諾する。しかし、局面が進むにつれて、苺は宮村を追い詰めていく。終盤、苺の勝利かと思われたが、彼女は「二歩」を指してしまい反則負けとなった。すると苺は窓に近寄り、そこから身を投げだして自殺しようとする。すんでのところで彼女の足を摑んだ宮村は「お前の命は私が預かる」と宣言。次の日曜日、市民センターに苺を連れていき、彼女をそこで行われる将棋大会に参加させた。将棋歴たったの2日目という超初心者にも関わらず、苺は天賦の才のみで、元奨励会会員や名人の娘などを破り、大会に優勝する。それを見ていたプロ棋士八段の伊鶴航大は、最終戦で苺の相手が投了した局面からの勝負を提案。そして、圧倒的劣勢を跳ね返して苺に逆転勝ちしてしまう。初めて屈辱的な敗北を経験した苺は、伊鶴との再戦を目指し、将棋界に闘いを挑む決意をした。

登場人物・キャラクター

藍田 苺 (あいだ いちご)

北瀬市藤ヶ崎中学校2年4組の女子生徒。14歳。赤いショートヘアが特徴で、真っ直ぐ過ぎる性格。常識に囚われず、自分の気持ちに素直に行動するため、周りとうまくいかないことが多い。ぬるま湯のような日常に満足しておらず、「命がけで何かをしたい」と考えている。元校長である宮村に、将棋の才能を見いだされ、将棋界に闘いを挑んでいく。

宮村 (みやむら)

北瀬市藤ヶ崎中学校の元校長の男性。現在はスクールカウンセラーを務めている。眼鏡とハゲ頭が特徴。藍田苺が暴力事件を起こした際、彼女に将棋を教え、その才能を見出す。

伊鶴 航大 (いづる こうだい)

将棋のプロ棋士の男性。八段で、長身とツンツンヘアーが特徴。北瀬市の将棋大会で藍田苺と出会い、彼女の将棋に興味を持つ。大会終了後、苺と手合わせをし、圧倒的な強さを見せる。

書誌情報

龍と苺 15巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉

第1巻

(2020-08-18発行、 978-4098501694)

第2巻

(2020-11-18発行、 978-4098502806)

第3巻

(2021-03-17発行、 978-4098503919)

第4巻

(2021-06-17発行、 978-4098505364)

第5巻

(2021-09-17発行、 978-4098506514)

第6巻

(2021-12-17発行、 978-4098507399)

第7巻

(2022-03-17発行、 978-4098508778)

第8巻

(2022-06-17発行、 978-4098511495)

第9巻

(2022-09-15発行、 978-4098512614)

第10巻

(2022-12-16発行、 978-4098514779)

第11巻

(2023-03-16発行、 978-4098517695)

第12巻

(2023-06-16発行、 978-4098521241)

第13巻

(2023-09-15発行、 978-4098528424)

第14巻

(2023-12-18発行、 978-4098530496)

第15巻

(2024-03-18発行、 978-4098531783)

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