概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
早弓 夏月 (はゆみ なつき)
聖フランシスコ学園に通っていた女子高校生。ポニーテールの髪型をしている。身長165センチ。正義感が非常に強く、中等部から生徒会長を務めていた。白鳳流剣術宗家の娘で、数々の奥義を修めており、剣道の高校生チャンピオンでもある。特に居合は鎌鼬(かまいたち)に例えられるほど素早く、殺気や気配を感じる能力にも秀でている。真剣勝負にも臆することはないが、無益な殺生に抵抗があるため、相手が悪党でも峰打ちで済ませる。国際連合職員を志し、卒業後はコロンビア大学へ進学予定だったが、修学旅行中の海難事故で1636年の大矢野島に漂着。死亡した「益田四郎時貞」に瓜二つであることから、彼の身体を借りて現れた天使と噂され、「ママコス神父の予言」の救世主と同一視されてしまう。当初は救世主ではないと否定していたが、地獄のような環境で暮らす人々の姿を見て、自分が暮らしていた環境こそパライソだったと悟り、やがて新たな天草四郎伝説の担い手として振る舞うようになる。また学園名を洗礼名とカンちがいされ、「フランシスコ」とも呼ばれるようになる。
宮本 政希 (みやもと まさき)
聖フランシスコ学園に通っていた男子高校生。長身痩軀(そうく)で、背中に十字型の傷跡がある。中等部から生徒会に所属し、副会長として早弓夏月を支えていた。本能的に反応する剣の達人で、夏月とは剣の腕を競い合うライバル関係だった。12歳の頃に阪神・淡路大震災を経験しており、背中の傷は瓦礫(がれき)から夏月を庇(かば)った際に負ったものである。夏月とは相思相愛で、恋敵の八塚直純を除く生徒会メンバーから応援されている。卒業後はW大学へ進学予定だったが、修学旅行中の海難事故で江戸時代へ漂着。現地の女性、おつうに介抱されるも、記憶喪失で名字しか思い出せなかった。その後、おつうの父親に「武蔵」と名づけられ、小倉藩の軍師へ就任した。その後、おつうの許嫁(いいなずけ)となるが、大切なことを忘れているような変な感覚に襲われ苦悩していた。のちに剣豪、宮本武蔵を探していた夏月と再会し、軍師として誘われるも拒否する。この時点で宮本政希の肉体は20代半ばに成長し、実戦を重ねたことで剣の技量も上がり、二刀の使い手となっていた。
書誌情報
AMAKUSA 1637 7巻 小学館〈コミック文庫(女性)〉
第1巻
(2010-02-13発行、 978-4091914750)
第2巻
(2010-02-13発行、 978-4091914767)
第3巻
(2010-03-13発行、 978-4091914774)
第4巻
(2010-03-13発行、 978-4091914781)
第5巻
(2010-04-15発行、 978-4091910578)
第6巻
(2010-04-15発行、 978-4091910585)
第7巻
(2010-05-15発行、 978-4091910592)