All You Need Is Kill

舞台は近未来の日本。地球は宇宙より飛来したギタイと呼ばれる敵に侵略され、あらゆる生命は絶滅の危機に瀕していた。新米軍人・キリヤ・ケイジは、初陣の戦闘がきっかけでタイムループに巻き込まれてしまう。繰り返される時間の中で、ギタイに立ち向かうべく成長していくキリヤの戦いを描いたSFアクション作品。原作:桜坂洋、構成:竹内良輔、キャラクターデザイン:安倍吉俊、作画:小畑健。

正式名称
All You Need Is Kill
原作者
桜坂 洋
漫画
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
アクション
レーベル
ジャンプ・コミックス(集英社)
巻数
全2巻完結
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概要・あらすじ

宇宙より飛来した謎の生命体、ギタイ。地球に送り込まれた彼らは、徐々に地球を侵略していき、あらゆる生命は絶滅の危機に瀕していた。統合防疫軍日本支部に所属する新米軍人のキリヤ・ケイジは、初陣で過酷な戦場へと送り込まれ、あえなく命を落としてしまう。しかし次の瞬間、彼は宿舎のベッドの上に横たわっていた。そこにあったのは、戦闘の前日に見たものとまったく同じ光景。

彼は時間のループへと巻き込まれたのだった。ループの中で記憶だけが蓄積されることを発見した彼は、それを利用してギタイとの闘いを有利に進めようとする。彼は、幾度となく繰り返される同じ時の中で着実に成長していき、そして同時に、タイムループから抜け出す方法を模索していくのだった。

登場人物・キャラクター

キリヤ・ケイジ

統合防疫軍JPに所属する新米軍人で、実戦経験はない。初陣で過酷な戦場に送り込まれ命を落とすが、その際タイムループに巻き込まれ、死亡する度に戦闘の前日に戻る特異な体質を得る。ループの中で記憶だけが蓄積されることを利用し、度重なる戦闘のなかで立ち回りや戦闘センスを徐々に磨いていき、タイムループから抜け出そうと奮闘する。 天才軍人リタ・ヴラタスキの巧みな戦闘技術に衝撃を受け、彼女の戦闘スタイルを見よう見まねで覚えていく。当初はパイルドライバーを用いた戦術で試行錯誤していたが、弾切れする武器の使用に限界を感じ、リタ・ヴラタスキの用いるバトルアクスと呼ばれる武器と同じものをシャスタ・レイルに作らせるようになる。 同じ一日を幾度となく繰り返していくうちに、徐々に精神が荒んでいくが、ループから抜け出したいという一心で、ギタイとの闘いに身を投じていく。

リタ・ヴラタスキ

統合防疫軍USの特殊部隊を率いる天才軍人。その肩書きからは想像もできないほど、幼く可憐な容姿をした少女である。兵士たちからは「戦場の牝犬」と呼ばれている。リタ・ヴラタスキという名は本名ではなく、軍に入隊するときに借りた偽名。また、公称の年齢は22歳だが、実年齢は19歳である。 口調が固く、クールな性格をしているが、仕草の一つ一つから年齢相応の幼さが垣間見れる。赤く塗装された機動ジャケットを装着し、彼女しか使いこなすことのできない巨大武器、バトルアクスを用いて、ギタイの攻撃を巧みにかわしながら、いくつもの戦果を上げている。実は彼女もまた、キリヤ・ケイジと同じくタイムループに巻き込まれた人間であり、今までそのループを逆手に取って勝利を収めてきた。 彼女から故郷と両親を奪ったギタイをこの世から殲滅するため軍へ入隊。そして、その初陣をきっかけにタイムループに巻き込まれた。その時の上官であったアーサー・ヘンドリクスに習い、瀕死の仲間には与太話をするよう心がけている。

シャスタ・レイル

統合防疫軍の整備兵。三つ編みと眼鏡が特徴の女性。マサチューセッツ工科大学に飛び級で入学し、主席で卒業した天才的な頭脳を持つ技術者。しかし、普段の様子は自信なさげなドジっ娘である。リタ・ヴラタスキの機動ジャケットの専属整備主任を務めており、バトルアクスの製造も行える。 通常の武器に限界を感じたキリヤ・ケイジは、リタ・ヴラタスキの用いるバトルアクスが必要だと考え、彼女に製造を依頼する。

ギタイ

『All You Need Is Kill』に登場する生命体。地球の環境の改造を画策する異星人が送り込んだナノマシンが、地球の生物と融合することで生まれた生命体。棘の生えた球体状の生物で、口から鋭い刺を高速で発射し攻撃する。またタキオンという時間を超える粒子を利用し、情報を過去のサーバへと伝え、タイムループすることで戦況を有利に進めることができる。 彼らが通過した水は緑色へと変色し、土地は砂漠化する。現在は地球の大部分が彼らによって侵食されている。

ヨナバル・ジン

キリヤ・ケイジの同僚で、3年上の先輩。階級は伍長。オールバックの髪型をした軽薄な印象の男性。少々自分本位ではあるが、キリヤにとってはかけがえのない友人である。キリヤとは同室であり、二段ベッドの下ではキリヤ、上では彼が寝ている。

レイチェル・キサラギ

フラワーライン前線基地の第二食堂で栄養士をしている女性。若々しく妖艶な容姿をしている。第79回目のループで、暴力事件を起こすほどに荒んだ様子を見せるキリヤ・ケイジを心配して声をかける。

アーサー・ヘンドリクス

統合防疫軍に所属していた男性軍人。故人である。リタ・ヴラタスキがまだ新米軍人だった頃の彼女の上官で、階級は中尉。仲間想いの心優しい性格をしている。瀕死の仲間に声をかけ、与太話をするという習慣がある。

バルトロメ・フェレウ

統合防疫軍JPに所属する男性。キリヤ・ケイジの所属している小隊の軍曹。常にフィジカルトレーニングを欠かさず、戦闘前日であるにもかかわらず、部下たちにも3時間の腕立てを命じる。そのため、「僧帽筋の鍛えすぎで脳の容量が減っている」と揶揄されている。機動ジャケットが正式装備となる前からギタイと戦ってきたベテラン兵士でもある。

集団・組織

統合防疫軍 (とうごうぼうえきぐん)

『All You Need Is Kill』に登場する組織。ギタイの襲撃に対抗するために組織された、国際軍事機関。ギタイとの戦闘に関しては、現時点では世界的に劣勢を強いられており、その中でも勝利しているのはリタ・ヴラタスキ率いるUS特殊部隊だけと言っても過言ではない。満18歳以上の国民であればだれでも志願することができる。

その他キーワード

フラワーライン前線基地 (ふらわーらいんぜんせんきち)

『All You Need Is Kill』に登場する用語。ジャパンのボーソー半島に位置する統合防疫軍基地。ジャパンは統合防疫軍兵士用の戦闘ジャケットの複合装甲を唯一生産できる工業地帯であるため、この基地の防衛は人類生存にとっても重要とされている。

機動ジャケット (きどうじゃけっと)

『All You Need Is Kill』に登場する用語。統合防疫軍人の着用する戦闘用パワードスーツ。ギタイとの戦闘のために製造、使用されている。しかし、ギタイの攻撃が強力過ぎるあまり、防御性能はさほど高くない。外部記憶装置が埋め込まれており、それを利用することで戦闘データの収集が可能となる。

バトルアクス

『All You Need Is Kill』に登場する武器。リタ・ヴラタスキが用いる、重量200キログラムのタングステンカーバイドの戦斧。使用には相当な練度が必要であり、実質リタ・ヴラタスキの専用武器となっている。また、この武器を使うには機動ジャケットのオートバランサー機能を停止する必要があり、その分操作も難しくなる。 パイルドライバーの使用に限界を感じたキリヤ・ケイジは、この武器を製造するようシャスタ・レイルに依頼する。

サーバ

『All You Need Is Kill』に登場する用語。各ギタイの情報を収集し、過去にその情報を送信することができる特殊なギタイのこと。たとえ多くのギタイを倒したとしても、このサーバを破壊しない限りループから脱することはできない。他の個体に比べ形状が異質で巨大。頭部にアンテナが付いている。

パイルドライバー

『All You Need Is Kill』に登場する武器。通常の機動ジャケット兵がギタイと戦闘する際に用いる汎用的な近接武器で、貫通力の高い杭を射出する。しかし弾数に限りがあるため、一定位以上の敵を倒すことはできず、弾切れになると非常に危険な状態に陥る。キリヤ・ケイジは、当初パイルドライバーで戦闘スキルを磨いていたが、この武器を使い続けることに限界を感じ、リタ・ヴラタスキが用いるバトルアクスを求めるようになる。

クレジット

原作

構成

キャラクターデザイン

書誌情報

All You Need Is Kill 全2巻 集英社〈ジャンプ・コミックス〉 完結

第1巻

(2014年6月発行、 978-4088801254)

第2巻

(2014年6月発行、 978-4088801261)

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