BOZEBEATS

最新兵器で武装化した坊主(仏僧)が、人々の魂を食らう「魑魅」を浄化する退魔アクション。不思議な力を秘めた記憶喪失の主人公が、自分の正体を知るために、「魑魅」と闘い、成長していく姿を描く。「週刊少年ジャンプ」2018年7号より連載。

正式名称
BOZEBEATS
作者
ジャンル
和風ファンタジー
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
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概要・あらすじ

東京上空で、巨大な怪物が暴れていた。龍あるいは麒麟のような姿をしたこの怪物は、人々の魂を食らう「魑魅」という存在だった。魑魅と闘うのは、BOZEと呼ばれる特殊部隊で、最新兵器を手にした武装僧の集団であった。激しい戦いで多くの部下を失う中、BOZEのリーダーである龍大寺は、なんとか巨大な魑魅を封印する。一方、北海道では、川で意識を失った少年が、子連れの狼に助けられた。

そして6年後。龍大寺は、北海道の山奥にやってくる。自殺者が相次いでいるという森で、死者の魂を成仏させるためだった。山道を分け入り進んでいく龍大寺は、狼と行動をともにする半裸の少年と遭遇する。龍大寺に敵意を剥き出しにする彼は、6年前、狼に拾われて育てられた少年だった。

森に来る前のことは、何も覚えておらず、手首に巻かれた認識票だけが手がかりだった。龍大寺が認識票を見ると、そこには「円鹿環」の文字が刻まれており、どうやらそれがこの少年の名前のようだった。環の話では、この森には魂を吸い取る「主」がおり、その「主」が、一度足を踏み入れたら外に出られないよう、森を変えてしまったのだという。

やがて「主」が現れた。森の動物に傷一つつけずに、魂だけ抜き取る「主」は、木霊という名の魑魅だった。巨大で奇怪な姿をした木霊に、環はまったく歯が立たない。魂を抜き取られそうになったとき、環が母と慕う狼が木霊に嚙み付く。しかし、力の差は歴然だった。ボロ布のようにされた母狼を前に、理性を失う環。そこへ、特殊兵器を携えた龍大寺が乱入。

ガトリングガンで、木霊を浄化した。木霊から放出された魑魅の魂が、環に吸い取られていく様子を見た龍大寺は、法力で魂の流入を封印する。人間が魂を吸い取るなど、普通ではありえないことだった。環の魂(エネルギー)の大きさと、謎めいた正体に不安を感じた龍大寺は、環を自分の下に置くことにした。母狼をなくし、悲しみに暮れる環だったが、自分が何者なのかを知るために、森を出る決意をする。

6か月後、坊主(武装僧)の修行を終えた環は、記憶を取り戻して自分の人生を前にすすめるため、東京へと向かうのだった。

登場人物・キャラクター

円鹿 環 (マドカ タマキ)

北海道の山奥の森で、狼に育てられた少年。森に来るまでの記憶は一切ない。幼い頃から、軍隊の認識票のようなものを腕に巻いており、そこに自分の名前が刻まれていた。人間離れした巨大な魂(エネルギー)を持っており、魑魅と呼ばれる化物のように、魂を吸収する力を持っている。北海道の森を訪れた武装僧・龍大寺のもとで、6ヶ月間修行をした後、記憶を取り戻すため、東京へと出発する。 魂の吸収能力を封じ込めるために、龍大寺により法術を施されたため、左頬に「封魂定印」と呼ばれる痣がある。また、犬歯が発達しているのも特徴。魂を込めることで自在に質量が変えられる「鎖縛数珠」を、龍大寺に与えられる。

龍大寺 (リュウダイジ)

人間の魂を喰らう魑魅と闘うために組織された退魔部隊BOZEに所属する武装僧の男性。魑魅を封印する法術を円鹿環に授けた師匠。髪は丸めておらず、右目を中心に大きな十字型の傷があるのが特徴。東京を中心に起きた「百鬼夜行」という巨大厄災が起こった際、BOZEを率いて魑魅を退けた中心人物。北海道の山奥の森で、狼に育てられた少年・円鹿環と出会い、そのずば抜けた魂(エネルギー)の大きさに注目する。 「15.0mm法珠弾装填魂圧式 輪転機関銃(ガトリングガン)」が主な武器。

葉隠 彦市 (ハガクレ ヒコイチ)

龍大寺を師匠に持つ武装僧。BOZEの隊員。円鹿環の先輩にあたる男性。前髪で顔の右半分が隠れている。BOZE入隊の動機は、魑魅に大切な人を奪われたため。気が弱くて、油断しがちなところがあるが、芯の強いところもある。

阿部 美墨子 (アベノ スミコ)

BOZE渋谷支部の紅一点。普段は人気アイドルグループ「ネコミコ」のセンターを務める。長いツインテールに、太陰太極図をモチーフにしたシャチの髪飾りが特徴。BOZEの後方(サポート)担当で、法術を用いた援護及び戦闘後の後処理が主な仕事。「電子法術装置 寂光光学迷彩」という仏僧具で、姿を消すことができる。また、法術「生命力増強回復型(リカバリーモード)」で傷の手当もできる。

集団・組織

BOZE (ボーズ)

人々の魂を喰らう魑魅と闘うため、国防総省に設置されている秘匿退魔部隊。聖職者や軍事関係者などから構成される。その最大の特徴は、最新兵器を用いた坊主の武装化。一部の僧侶のものであった法術を組み込んだ兵器で、魑魅と闘う。なお、魑魅を成仏させ排除することを「浄却」という。支部は都内に23か所あり、渋谷支部は魑魅の迎撃、大田支部は仏僧具の生産開発など、それぞれの支部で役割が異なる。

その他キーワード

魑魅 (チミ)

生物の魂を食らう化物。成仏せず、現世の淀んだ気に当てられた魂が肉体を得て悪霊化したもの。他の魂を喰らって取り込む「魂喰(こんじき)」という現象を繰り返し、より強大になっていく。また、人間の魂を多く喰らうことで人型となり、知性と固有の能力を持つ「人型魑魅」となる。

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