概要・あらすじ
武蔵野にある喫茶店・Cafe吉祥寺は、美形のスタッフが出迎え女性達の人気は高い。しかし、そのスタッフは揃いも揃ってクセの強い面々ばかり。潔癖症のチーフ栗原太郎、チーフと犬猿の仲の大久保真希、怪力の美少年一ノ宮純、壊し屋のビンボー学生徳美秀太、謎の男皆川ひふみ。今日も彼らが暴れ回り店内はおろか町内も大騒ぎとなり、マスター三鷹雄一の胃痛はひどくなるばかり。
登場人物・キャラクター
栗原 太郎 (くりはら たろう)
『Cafe吉祥寺で』の主人公の1人。チェーンのついた眼鏡をかけている。Cafe吉祥寺のチーフ。真面目且つ几帳面で、メンバーのまとめ役。極度の潔癖症で趣味は洗剤コレクション。ゴミだらけの汚部屋に住む大久保真希は天敵に近い。モップを武器のように操り、どこからともなく出しては大久保真希を叩くのに使っている。
一ノ宮 純 (いちのみや じゅん)
『Cafe吉祥寺で』の主人公の1人。女の子のような顔立ちの男子。Cafe吉祥寺のフロア担当アルバイト。有名私立高校の高校生。少女のような外見でおっとりとした性格。しかし怪力の持ち主で、大久保真希や徳美秀太を片手で投げ飛ばしたこともある。高校では、槙原愛里ら忠実な後輩(部下)がいる。女の子顔にコンプレックスがあり、可愛いなどの褒め言葉は禁句。
大久保 真希 (おおくぼ まき)
『Cafe吉祥寺で』の主人公の1人。髪を後ろで束ねた端正な顔立ちの男性。Cafe吉祥寺のフロア担当。見た目と話術で女性客の人気は高い。しかし自分の部屋は恐ろしく汚い。大雑把な性格で、潔癖症のチーフ栗原太郎と喧嘩が絶えない。
皆川 ひふみ (みながわ ひふみ)
『Cafe吉祥寺で』の主人公の1人。前髪で左目を隠した男性。Cafe吉祥寺のキッチン担当。無口でミステリアスな雰囲気。怪しげな行動で周囲をおびえさせ、影で密かにほくそ笑むのが趣味。栗原太郎・大久保真希・徳美秀太の3人は彼の言動にいつも惑わされている。
徳美 秀太 (とくみ しゅうた)
『Cafe吉祥寺で』の主人公の1人。短髪の男子。Cafe吉祥寺のフロア担当アルバイト。体育大学の学生。明るく元気だが、かなりのおっちょこちょいで、皿や備品を壊しまくり三鷹雄一や栗原太郎の頭痛のタネ。超ビンボーなのに弁償で給料が飛ぶという悪循環に悩んでいる。4畳半、風呂無し、トイレ共同、木造築50年のアパートで一人暮らし。 大学には全国クラスの成績を持つ女子の先輩方がいて頭が上がらない。
三鷹 雄一 (みたか ゆういち)
眼鏡をかけた中年の男性。Cafe吉祥寺のマスター。部下の栗原太郎達のドタバタ騒動にいつも困っており、胃を痛めている。店が忙しく、一人娘の三鷹れいなと距離が広がってしまい悩んでいる。
三鷹 れいな (みたか れいな)
ツインテールの幼い少女。Cafe吉祥寺のマスター三鷹雄一の一人娘。Cafe吉祥寺の中をめちゃくちゃにしてしまう。皆川ひふみに惚れており、将来は「およめさん」になるとのこと。
有坂 成美 (ありさか)
Cafe吉祥寺を取材に訪れたライターの女性。一ノ宮純達が大暴れした店内を見て、青ざめて帰って行った。
東海林 ミホ子 (しょうじ みほこ)
パーマの頭に眼鏡をかけた貫録のある女性。48歳。週1回Café吉祥寺に訪れる謎の主婦。他のマダム達を引き連れ、コーヒー1杯で3時間粘り、傍若無人の限りを尽くす。大久保真希は彼女達が苦手。
巻原 愛里 (まきはら あいり)
16歳の女子高生だが、顔は体育会系男子。一ノ宮純の後輩で、彼の忠実な下部。時々彼から指令を受けて行動しているらしい。茶道部に所属している。
巻原 (まきはら)
短髪の男子。小学校高学年程度と思われる。姉思いの男の子。徳美秀太と大久保真希を拉致した。
スケキヨ
『Cafe吉祥寺で』に登場する猫。Cafe吉祥寺で飼っている黒猫。全身真っ黒で、一応首輪をしているらしいが毛深いため、埋もれてしまっている。大久保真希のロッカーを寝床にしている。
流星壱號 (りゅうせいいちごう)
『Cafe吉祥寺で』に登場する牛。黒毛和牛で、市場価格は100g1300円。大久保真希が予期せずぶつかったためCafe吉祥寺の面々を追い掛け回す。
その他キーワード
レシピファイル
皆川ひふみ作成のレシピファイル。表紙にお札のようなものが貼ってあり、おどろおどろしい雰囲気を醸し出している。皆川ひふみが休暇中、一ノ宮純や徳美秀太がこのレシピに従ってスコーンを作ろうとしたが、謎のものが出来上がってしまう。