Dの女

Dの女

杜野亜希の「Silky」連載で初のコミックス化作品。東京都中央区銀座にある老舗デパート「竹屋(たけや)」を舞台にしている。デパートガール、通称「デパガ」として竹屋に勤務する春日紅と、社長の息子ながら清掃員に扮している宮竹朔郎が、力を合わせて窃盗事件や来店客が抱えるさまざまなトラブルを解決に導いていく、ラブミステリー。デパート内では犬猿の仲と思われているものの、実は交際している二人の秘めた恋愛模様も描かれている。作者の杜野亜希自身もデパートに勤務した経験があり、商品の陳列やテナント問題など、現場の裏話も楽しめる。白泉社「Silky」2002年12月号から2009年2月号にかけて連載された作品。

正式名称
Dの女
ふりがな
でぃーのおんな
作者
ジャンル
探偵
関連商品
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

春日 紅 (かすが べに)

銀座の老舗デパート「竹屋(たけや)」で、デパートガール(デパガ)を務める女性。赤髪をショートヘアにしている。下町育ちで家族との特別な外出先だったデパートにあこがれ、デパガになった経緯がある。明るく社交的な性格で、抜群の行動力を持つ。一見おおざっぱに見えるが気配りに長けており、細やかな接客を心がけている。困っている人を放っておけない人情家のため、事件やトラブルに巻き込まれることも多い。社長の息子で営業部に所属しながら、現場でデパート全体を見たいという理由で清掃員に扮している宮竹朔郎とは、デパート内では犬猿の仲として有名。そんな中、朔郎と共にトラブルを解決していくうちに恋心が芽生え、正式な恋人同士になる。

宮竹 朔郎 (みやたけ さくろう)

銀座の老舗デパート「竹屋(たけや)」で、清掃員を務める青年。実は竹屋グループの社長の息子で、営業部長を務めている。竹屋グループをさまざまな角度から観察するため、時折デパートの清掃員に扮している。デパートガール(デパガ)の春日紅からは、ガサツな清掃員だと認識されていた。明るく社交的な紅にも不愛想に接するため、デパート内では犬猿の仲として有名になっている。しかし、デパートで起こった事件やトラブルを紅と力を合わせて解決していくうちに距離を縮めていく。のちに社長の息子だとカミングアウトしたうえで、紅と正式な恋人同士になる。クールな性格の頭脳派で、喜怒哀楽を表に出すことはほとんどない。色黒のため、デパガからは「クロ」と呼ばれている。

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