Doする!?パラダイス

Doする!?パラダイス

「キミならどうする!?」をテーマに、毎回違うヒロインとの恋愛模様を、オムニバス形式で描く学園ラブコメディ。作中に「選択肢」が登場し、正しい選択肢を選ぶと物語が進展していくという、独自のシステムを採用している。

正式名称
Doする!?パラダイス
ふりがな
どーする ぱらだいす
作者
ジャンル
ラブコメ
関連商品
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あらすじ

恋するウサギ(第1巻)

小学5年生の河北壮平は、クラスの飼育当番を1週間務めることになった。期間中、一緒に活動することになった富田トモと距離を縮めていく壮平。しかし、ある日トモと一緒にいるところを友人たちにからかわれ、壮平はトモに心無い言葉を浴びせてしまう。当番最終日、荘平はなんとしてでも今日中にトモと仲直りしたいと考えるが、トモを待つ間に、ウサギの1匹が体調を崩してしまう。迷う壮平だったが、ウサギを優先して、病院に向かうことを決める。

赤い糸が2本!?(第1巻)

中学1年生の池田雅行は、サッカー部に所属しているものの、なかなか結果が出せず、ボール磨きに甘んじる日々を送っていた。そんな雅行の楽しみは、テニス部の星真理子を眺めること。ある日、雅行は、友人の藤山いつ子の計らいにより、真理子の好きな映画のチケットを手に入れる。雅行は勇気を出して真理子を誘い、デートをすることになったが、当日雅行は大失敗をし、真理子を怒らせてしまう。その帰り道、雅行は偶然いつ子に出会い、励まされて告白される。思わぬいつ子の気持ちに驚く雅行。さらにそこへ真理子が謝罪に現れ、雅行は、真理子といつ子、どちらを選ぶか選択を迫られる。

プレゼントは誰に!?(第1巻)

中学1年生の西本英雄は、手芸が大の得意。しかし「男性らしくない趣味」とからかわれるのを恐れ、友人であり、密かに想いを寄せる鈴木サエコにも秘密にしていた。だがある日、英雄は手芸道具をサエコに見つかり、手芸趣味を知られてしまう。サエコに嫌われてしまうのではと慌てる英雄だったが、サエコは雅行の腕を見込み、バレンタインデーに向けてセーターを編むため、手芸の先生になってほしいと頼み込んでくる。雅行はそれを快諾し、2人は編み物を通じてさらに親しくなる。しかし、完成したセーターに編まれたイニシャルは、雅行のものではなかった。ショックを受ける雅行だが、サエコの恋を応援することを決めるのだった。

ふたりの共通点(第1巻)

中学1年生の高林慎悟は、人気アニメ「ワンバスター」が大好き。幼稚な趣味とクラスメイトにからかわれることもあったが、趣味の活動を楽しんでいた。ある日「ワンバスター」のイベント会場で、憧れの八坂喜美子と偶然出会った慎悟は、喜美子もまた「ワンバスター」が好きで、キャラクターのコスプレをするほど熱心なファンだということを知る。瞬く間に親しくなる2人だったが、それを快く思わないクラスメイトや、喜美子の父親が、2人の邪魔をするために立ちふさがる。

はじめの一歩(第2巻)

三浦リクは、やや身体が小さく、気の弱い小学6年生。男勝りでスケートが得意な三好聖子に憧れているものの、告白する勇気を出せずにいた。ある日、聖子らとスケート場へ遊びに行くことになったリクは、今日こそは聖子と親しくなろうと、必死にスケートに挑む。努力は実り、良い雰囲気になるリクと聖子。しかし、そこに、かつて聖子と同じフィギュアスケートクラブにいた男子たちが、聖子をからかいにやって来る。彼らの態度に腹を立てたリクは、スケート初心者であるにもかかわらず、男子の1人とスケートで勝負をすることになる。

恋の補習授業(第2巻)

明るくお調子者の中学1年生、越智啓文は、同じ塾に通う神谷さやかに憧れている。しかし、優秀なさやかと自分では、住んでいる世界が違い過ぎると考え、なかなか仲良くなれずにいた。そんな中、あまりにも成績が悪かったので、啓文はさやかに勉強を見てもらうことになる。すぐに打ち解けた2人だったが、帰り道、啓文が勢いで想いを打ち明けると、さやかは逃げ出してしまい、以後2人の関係はぎくしゃくしてしまう。このまま失恋かと思われた数日後、啓文はさやかから、1冊の問題集を受け取る。その問題集には、さやかからのメッセージが隠されていた。

最強のコンビプレイ!(第2巻)

小学6年生の小関将也は、愛犬ボンスケの散歩中によく会う、2歳年上の女性、北河亜矢子に憧れている。ある時、将也は勇気を出して亜矢子に告白したものの、年齢が離れていることを理由に断られてしまう。落ち込む将也だったが、翌日ボンスケに元気づけられて散歩へ出ると、亜矢子の愛犬チョコラが、川で溺れているところに遭遇。将也とボンスケは、協力してチョコラを救助するため奔走する。

水の中 恋の中(第2巻)

中学1年生の森田眞は、幼なじみの泉モモコの推薦で、水泳大会のアンカーを務めることになった。2人はかつて同じスイミングスクールに通っていたため、モモコは眞の泳ぎを高く評価しているらしい。しかし、実際の眞は3年以上前にスクールをやめてしまっているため、練習を始めても、なかなか思ったようなタイムが出せない。それでもモモコのコーチにより練習を続ける2人だったが、プレッシャーに負けそうになった眞は、モモコの応援の言葉を「迷惑だ」と突っぱねてしまう。そのまま迎えた水泳大会当日、モモコは眞の分も良いタイムを出そうとするが、途中で足がつってしまい、眞たちのクラスは学年最下位になってしまう。眞はモモコのタイムを挽回するため、1位を目指して必死に泳ぐことを決める。

女の子のキモチ(第3巻)

山田広太はサッカーが得意で、女子からの人気も高いが、大の女嫌いの中学1年生。特に風紀委員の北島香には、強い苦手意識を持っていた。しかしある日、広太と香は廊下でぶつかったことがきっかけで、身体が入れ替わってしまう。こうして、もとに戻る方法が見つかるまで、2人は仕方なく入れ替わり生活を送ることになった。だが、これがきっかけで広太は、女子たちの生活上の苦労や、女子同士ならではのコミュニケーションの良さを知り、女性そのものを見直すようになっていく。

約束(第3巻)

小学6年生の大輔は、夏休みに、5年前まで住んでいた祖父母の家へ遊びに行くことになった。そこで大輔はかつて親しくしていたほたると再会する。だが、ほたるは自分の知る姿とは別人のように変わっており、また他の人間にはまるで見えていないようだったりと、不思議な点がいくつもあった。そしてほたるは、大輔に5年前に交わした約束があると語る。それが何だったのか思いだせないまま、大輔はほたると一緒にお祭りへ行くことになる。

ドキドキ キャッチャー(第3巻)

小学4年生の渡辺準は、心優しいが、やや気の弱い性格。横暴なクラスメイトの伊藤にいつも逆らえず、鬱屈した日々を送っていた。そんなある日、準はゲームセンターで美樹と出会い、自分がUFOキャッチャーで取ったぬいぐるみを譲って親しくなる。その後も毎週ゲームセンターで会っては交流を深める2人だったが、ある日、伊藤たちいじめっ子の男子グループと遭遇してしまい、美樹は伊藤らに無理やり連れて行かれそうになってしまう。

天使の悪戯(第3巻)

小学5年生の神田修平は、これといった取り柄のない平凡な男子。女子とも無縁の生活を送っていたが、唯一幼なじみの鵜飼心だけは修平の良さに気づいてくれていた。ある日、道で体調を崩していた中年男性を介抱した修平は、「天使」と名乗る彼から、お礼として、飲むと周囲の異性が皆自分に夢中になる、という惚れ薬を飲まされる。天使の話を信じず、酔っ払いの冗談だと考える修平だったが、翌日から本当に周囲の女性たちの態度が激変。突如モテモテになった修平はつい調子に乗ってしまい、心にぞんざいな態度をとってしまう。

登場人物・キャラクター

河北 壮平 (かわきた そうへい)

エピソード「恋するウサギ」に登場する。小学5年生の男子。5年3組に所属している。前髪を目が隠れそうなほど伸ばし、髪全体を後ろに向かって流している。1週間だけ一緒に飼育委員を務めることになったクラスメイトの富田トモに、想いを寄せている。本当はトモ同様に動物が好きだが、素直に言い出せずにいる。飼育するウサギたちの中でも、最も可愛いと思っているウサギに、密かに「トモ」と名付けている。

池田 雅行 (いけだ まさゆき)

エピソード「赤い糸が2本!?」に登場する。中学1年生の男子。サッカー部に所属している。前髪を目が隠れそうなほど伸ばしたストレートショートカットの髪型をしている。サッカー部だが成果を出せず、毎日ボール磨きをしながら、テニス部の星真理子が活動する姿を見るのを楽しみにしていた。やや鈍感な性格で、真理子から密かに好意を持たれていたことにも、さらに友人の藤山いつ子から想いを寄せられていたことにも、2人に告白されるまで、まったく気付いていなかった。

西本 英雄 (にしもと ひでお)

エピソード「プレゼントは誰に!?」に登場する。中学1年生の男子。前髪を目の上で切り、髪全体をツンツンに立てたショートカットヘアにしている。趣味は手芸で、素晴らしい腕前の持ち主。しかし、手芸を男らしくない趣味と考え、馬鹿にされることを恐れて秘密にしていた。ある日、密かに想いを寄せている鈴木サエコに手芸の趣味を知られたのをきっかけに、手芸が苦手なサエコに、セーターの編み方を教えることになる。

高林 慎悟 (たかばやし しんご)

エピソード「ふたりの共通点」に登場する。中学1年生の男子。前髪を目の上で切り、襟足が隠れるほど伸ばした、長めのストレートショートカットヘアにしている。人気ロボットアニメ「ワンバスター」が大好きで、プラモデル作りが得意なオタク気質。クラスメイトの八坂喜美子に密かに想いを寄せているが、自分とは釣り合わないと感じ、想いを秘密にしていた。 しかし、ある日「ワンバスター」のイベントで偶然喜美子と出会ったのを機に、加速度的に親しくなっていく。クラスではあまり目立たず、オタク趣味をからかわれがち。しかし、喜美子に想いを伝えるために初めて勇気を出し、厳格な喜美子の父親と対峙する。

三浦 リク (みうら りく)

エピソード「はじめの一歩」に登場する。小学6年生の男子。前髪を目の上で切った、ストレートショートカットヘアにしている。やや気が弱く、小柄でかわいらしい雰囲気を漂わせているが、いざという時には勇敢な行動力を発揮する。クラスメイトの三好聖子に憧れているが、言い出せずにいる。聖子を含めたクラスの友人たちとスケート場へ遊びに行った際、聖子と手を繋いでスケートリンクを滑ることを目的に、必死でスケートに取り組んだ。 またその際、聖子がかつてスケートを習っていたため非常に上手なこと、当時彼女が父親に買ってもらったシューズを、今も大切にしていることを知る。その後、聖子の元フィギュアスケートクラブ仲間が、聖子を「貧しいからスケートを続けられなくなってかわいそう」「古いシューズを今でも使っていてダサい」とからかうのに腹を立て、スケートで勝負することになる。

越智 啓文 (おち よしふみ)

エピソード「恋の補習授業」に登場する。中学1年生の男子。前髪を額が見えるほど短く切ったベリーショートカットヘアにしている。明るくお調子者な性格で、勉強は苦手だがユーモアがあり、いつも周囲を笑わせている。駅前の塾に通っているが、成績は悪く、学年最下位。同じく成績の悪い友人の裕平と、「絶望的に成績が悪い」という意味の「絶望ズ」というコンビを組んでいる。 同じ塾の神谷さやかに憧れていたが、住む世界があまりに違うという理由から、アプローチできずにいた。しかしある日、勉強を教えてもらったのをきっかけに親しくなる。そのまま勢いで告白するが、さやかからは恥ずかしがられ、逃げ出されてしまう。しかしさやかのことを諦めきれず、後日、さやかから手渡された問題集に挑む。

小関 将也 (こせき まさや)

エピソード「最強のコンビプレイ!」に登場する。小学6年生の男子。前髪を目の上で切り、髪全体をツンツンに立てたショートカットヘアにしている。「ボンスケ」という犬を飼っており、毎日欠かさず散歩をしている。散歩中によく会う北河亜矢子に想いを寄せており、ある時、告白したものの断わられてしまう。翌日、落ち込みながらもボンスケの強い勧めで、いつも通り散歩に出たところ、川の増水により川に落ち、溺れている亜矢子の愛犬チョコラを発見する。 そこで自分よりも先に救助に飛び込んだボンスケをサポートする形で、一緒にチョコラを助けることになる。

森田 眞 (もりた まこと)

エピソード「水の中 恋の中」に登場する。中学1年生の男子。クラスはD組で、幼なじみの泉モモコとはクラスメイトでもある。前髪を目が隠れそうなほど伸ばして右寄りの位置で斜めに分けた、癖のあるショートカットヘアにしている。モモコとは小学1年生の頃からの付き合いで、以前は同じスイミングスクールにも通っていたが、現在はスクールをやめている。 そのため、当時のような実力はないにもかかわらず、モモコに水泳大会のアンカーに推薦され、大会当日まで一緒に練習することになる。アンカーになったことに強いプレッシャーを感じている。

山田 広太 (やまだ こうた)

エピソード「女の子のキモチ」に登場する。中学1年生の男子。前髪を額が見えるほど短く切ったツンツンのショートカットヘアにしている。サッカー部に所属し、ストライカーとして活躍しているため、女子からの人気も高い。しかし山田広太自身は「女性はすぐに泣くし、群れるし、おしゃべりばかりしてうざったい」と、女性を毛嫌いしている。 中でも風紀委員の北島香にはよく冷たく当たられており、苦手意識を持っていた。しかしある日、廊下でぶつかったのがきっかけで、香と身体が入れ替わってしまい、もとに戻るまで入れ替わり生活を送ることになる。その過程で、女性の身体の厄介さや、女子同士特有の気遣いや、かばいあうコミュニケーションの良さに気づき、考えを改める。

大輔 (だいすけ)

エピソード「約束」に登場する。小学6年生の男子。前髪を目の上で切ったストレートショートカットヘアにしている。穏やかで素直な性格。現在は両親とともに東京都に住んでいるが、5年前までは祖父母の住む田舎で暮らしていた。夏休みに、久しぶりに祖父母の家に遊びに行った際、幼なじみのほたると再会する。しかし、5年前にほたると交わした約束の内容をどうしても思い出せず、ほたるを悲しませてしまう。

渡辺 準 (わたなべ じゅん)

エピソード「ドキドキ キャッチャー」に登場する。小学4年生の男子。前髪を目が隠れそうなほど伸ばして右寄りの位置で斜めに分けた、癖のあるショートカットヘアにしている。心優しいが、やや気が弱い性格。クラスメイトの伊藤によく意地悪をされているが、強く言い出せず、言いなりになってしまっている。週に1回、母親とともに訪れるショッピングセンターのゲームセンターが大好きで、ゲーム中に知り合った美樹と親しくなる。 しかし、美樹に自分を良く見せたいあまり、「自分はいじめっ子にも負けない人間である」と噓をついてしまう。

神田 修平 (かんだ しゅうへい)

エピソード「天使の悪戯」に登場する。小学5年生の男子。男子バスケットボール部に所属している。友人の鵜飼心からは、ドジであるため「ドジ平」と呼ばれることもある。ドジなため、部では思ったように活躍できず、目立たない平凡な生活を送っている。ある日、道で倒れていた天使を助けたお礼として、周囲の異性にモテモテになる薬を飲まされ、生活が一変する。 やや調子に乗りやすい性格。

富田 トモ (とみた とも)

エピソード「恋するウサギ」に登場する。小学5年生の女子。河北壮平の想い人でもある。壮平とは同じ5年3組で、1週間限定で一緒に飼育委員を務めることになった。前髪を目の高さで切りそろえ、胸まで伸ばしたストレートロングヘアを2個のリボンでまとめてツーサイドアップにしている。動物が大好きな心優しい性格。動物好きに悪い人はいないと考えており、壮平と一緒に飼育活動をするうちに、壮平に関心を持つようになっていく。

星 真理子 (ほし まりこ)

エピソード「赤い糸が2本!?」に登場する。中学1年生の女子。池田雅行の想い人でもある。テニス部に所属している。前髪を目の上で切りそろえ、腰まで伸ばしたストレートロングヘアにしている。穏やかで心優しい性格。清楚で優雅な雰囲気に加えて人柄も良く、校内でも非常に人気がある。ある雨の日、傘がなくて困っているところを雅行に声をかけられ、さらに映画に誘われて親しくなる。 映画に誘われるまでは、雅行とは特にかかわりがなかったが、密かに好意を持っていた。雅行が藤山いつ子と交際していると思い込んでいたため、アプローチなどはできずにいた。それが誤解と知り、映画デート後に、雅行に想いを打ち明ける。動物が好きで、やや涙もろい。家では犬を飼っている。

藤山 いつ子 (とうやま いつこ)

エピソード「赤い糸が2本!?」に登場する。中学1年生の女子。池田雅行の友人。応援団に所属している。前髪を目の上で切り、癖のあるショートカットヘアにしている。明るく元気いっぱいで、世話焼きな性格。雅行とは幼なじみで、家も近所。密かに雅行に想いを寄せているが、雅行が星真理子を想っていることを知っている。そのため自分の想いは押し殺して、雅行と真理子の応援をしようと考えており、雅行に、真理子好みの映画のチケットを渡して、2人の関係をサポートする。 しかし、デート中に真理子と喧嘩をして、落ち込んで歩いていた雅行を偶然発見し、たまらず雅行に告白をする。

鈴木 サエコ (すずき さえこ)

エピソード「プレゼントは誰に!?」に登場する。中学1年生の女子。西本英雄の友人。バスケットボール部のマネージャーを務めている。前髪を眉上で短く切り、胸まで伸ばしたストレートロングヘアにしている。明るく前向きな性格で、格闘技観戦が好き。英雄とはDVDの貸し借りをするほど仲が良いが、英雄に想いを寄せられていることには気づいていない。 「インドアな趣味の男性よりも、喧嘩の強い男性が好き」と考えていたが、バレンタインに向けて英雄にセーターの編み方を教わることになって以来、次第に英雄に惹かれていく。家は非常に裕福。

八坂 喜美子 (やさか きみこ)

エピソード「ふたりの共通点」に登場する。中学1年生の女子。高林慎悟とはクラスメイトで、学級委員長を務めている。また、慎悟の想い人でもある。前髪を真ん中で分けて左側は額を見せ、右側は目が隠れるほど伸ばし、胸まで伸ばしたストレートロングヘアにして、眼鏡をかけている。クールで気が強く、思ったことをはっきり言う性格。しかし、実は慎悟同様、アニメ「ワンバスター」が大好きで、登場キャラクターの1人である「マルチズ」のコスプレイヤーとして密かに活動している。 ある日「ワンバスター」のイベント会場で慎悟に偶然出会い、同じ作品が好きであること、コスプレイヤーであることを慎悟に知られてしまうが、これをきっかけに慎悟と親しくなっていく。非常に厳格で腕っぷしの強い、恐ろしい父親がいる。 かつてセクシーなコスプレをしているところを写真雑誌に撮られて勝手に掲載されてしまい、困った経験がある。

三好 聖子 (みよし せいこ)

エピソード「はじめの一歩」に登場する。小学6年生の女子。三浦リクとはクラスメイトで、リクの想い人でもある。前髪を目の上で切った癖のあるショートカットヘアにしている。クールで男勝りな気の強い性格で、男性のような口調で話す。以前フィギュアスケートを習っていたが、経済的な事情で現在はやめてしまった。しかし習っていた当時、父親からプレゼントされたシューズを、現在でもとても大切にしている。 リクを含めたクラスの友人たちとスケート場へ遊びに行った際、当初はうまく滑れないリクを馬鹿にしていた。しかしリクの素直で一生懸命な姿勢に少しずつ惹かれていく。さらに、元フィギュアスケートクラブ仲間にからかわれた際、自分をかばってスケートで勝負することになったリクに、想いを寄せるようになる。

神谷 さやか (かみや さやか)

エピソード「恋の補習授業」に登場する。中学1年生の女子。越智啓文と同じ塾に通っている。前髪を目の上で切りそろえ、胸まで伸ばしたロングヘアを2本の三つ編みにしてまとめている。穏やかで落ち着いた性格だが、塾では学年トップの才女。実は、啓文の明るくユーモアある人柄に惹かれている。しかし、恥ずかしがり屋な一面が災いし、啓文から告白されたものの逃げ出してしまう。 後日、メッセージを隠した問題集を啓文に渡す。

北河 亜矢子 (きたがわ あやこ)

エピソード「最強のコンビプレイ!」に登場する。中学2年生の女子。前髪を目の上で切り、胸まで伸ばしたロングヘアにしている。「チョコラ」という犬を飼っており、小関将也とはお互い犬を飼っている、という共通点がきっかけで親しくなった。将也とは親しいが、年下の男性は恋愛対象とは考えておらず、将也に告白された際も一度は断った。 しかし、翌日チョコラが川でおぼれた際に、身を挺して救助してくれた将也の勇敢な姿に惹かれ、交際を前向きに考えるようになる。

泉 モモコ (いずみ ももこ)

エピソード「水の中 恋の中」に登場する。中学1年生の女子。クラスはD組で、幼なじみの森田眞とはクラスメイトでもある。前髪を目の上で切りそろえ、肩につくほどの長さの癖のあるセミロングヘアを、耳の下の高さで2つに結んでいる。明るく気の強い性格で、やや乱暴な男性のような口調で話す。眞とは小学1年生の頃からの付き合いで、以前は同じスイミングスクールにも通っていた。 そのため眞の水泳の実力も知っており、水泳大会のリレーのアンカーに推薦する。しかし、眞は3年以上前にスクールをやめてしまっていたため、モモコが想像していたほどのタイムは出せず、大会まで眞のコーチをする形で、一緒に練習することになる。

北島 香 (きたじま かおり)

エピソード「女の子のキモチ」に登場する。中学1年生の女子。山田広太のクラスメイト。前髪を目の上で切って左寄りの位置で斜めに分けた、肩につくほどのセミロングヘアにしている。風紀委員を務めており、生真面目で厳格な性格。そのため、広太のふざけた行動にも厳しい対応をする。実は広太に想いを寄せているが、広太が女性嫌いなので相手にされないと考えており、必要以上に冷たい態度をとってしまっていた。 しかし廊下でぶつかったのをきっかけに、広太と身体が入れ替わり、仕方なく話をするようになるうちに少しずつ態度が軟化し、親しくなっていく。

ほたる

エピソード「約束」に登場する。大輔の幼なじみの少女。実は5年前に亡くなり、幽霊となって大輔の前に姿を現した。前髪を眉上で短く切り、胸まで伸ばしたストレートロングヘアにしている。大輔には自分が亡くなったことを秘密にしている。5年前に交わした「お祭りの日、一緒に花火を見る」という約束を、どうしても叶えたいと思っており、大輔をお祭りに誘う。

美樹 (みき)

エピソード「ドキドキ キャッチャー」に登場する。小学4年生の女子。前髪を目の上で切り、胸まで伸ばした巻き髪ロングヘアを大きなリボンでまとめている。非常にかわいらしい容姿ながら、物静かで目立たない性格。ゲームセンターで遊んでいる最中に渡辺準と知り合い、狙っていたUFOキャッチャーのぬいぐるみを準に取ってもらって親しくなる。 その後も、毎週水曜日にはゲームセンターで会ううち、準に想いを寄せるようになっていく。おとなしいために、クラスで男子にからかわれることが多く、悩んでいる。

伊藤 (いとう)

エピソード「ドキドキ キャッチャー」に登場する。小学4年生の男子。渡辺準のクラスメイト。坊主頭で目が細く、大柄で太めの体型。身勝手で幼稚な性格をしている。人のものを無理やり借りては返さなかったり、壊して返したりするうえ、逆らうと乱暴するので、周囲から嫌われている。しかし伊藤自身はまったく悪びれず、周囲に意地悪を繰り返している。

鵜飼 心 (うかい こころ)

エピソード「天使の悪戯」に登場する。小学5年生の女子。女子バスケットボール部に所属している。前髪を目の上で切り、顎の高さまで伸ばした外はねボブヘアにしている。クールで落ち着いた性格だが、いたずら好きな一面もある。幼なじみの神田修平のことを「ドジ平」とからかいつつも、修平の良さを誰よりも理解しており、密かに想いを寄せている。 しかし、天使に飲まされた惚れ薬がきっかけで、突如モテモテになった修平が浮かれるようになってからは、その状況を快く思っていない。

天使 (てんし)

エピソード「天使の悪戯」に登場する。年齢不詳の天使。バーコード頭の、太った中年男性の姿に、背中に天使の羽を生やして現れる。体調を崩して道に倒れていたところを神田修平に助けられる。そのお礼として、飲むと周囲の異性にモテモテになる薬を、半ば無理やり修平に飲ませた。本来であれば薬とセットで渡すはずの説明書を紛失してしまっており、修平は訳も分からないまま、モテモテの日々を送ることになる。

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