概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
国分 徹郎 (こくぶ てつろう)
ひげをたくわえ、大学時代にラグビーで鍛えた逞しい身体をしている。だらしなく助平だが、確かな外科技術を持つ医師。札幌のH大学出身。同期の向井良二と、助教授の椅子と志保の恋人の座を争っていた。しかし突如辞めて野に下る。新宿歌舞伎町の裏街に国分診療所を開いた。 豪放で直情型の性格で、患者のためには損得抜きで向き合うため国分診療処所のやりくりはしばしば苦しくなる。
築城 三郎 (つづき さぶろう)
『Dr.クマひげ』の登場人物。国分診療所の若い男性医師。札幌のH大学医学部附属病院に勤務していたが、妊娠していた長年の恋人美子と結婚し、大学を去って国分診療所の勤務医となる。生真面目で青臭いが医師としての腕は確か。経営に無頓着な国分のかわりに診療所のやりくりに苦労している。
向井 良二 (むかい りょうじ)
札幌のH大学医学部助教授。国分徹郎とはH大学の同期で親友。共に附属病院に残り、助教授の椅子と志保の恋人の座を争っていた。
志保 (しほ)
国分徹郎、向井良二とともにH大学医学部で学んだ医師。国分徹郎と向井良二は彼女の恋人の座を争っていた。のちに北海道を離れ、現在は沖縄の離島で勤務する。
築城 美子 (つづき よしこ)
築城三郎の恋人で、札幌ススキノのスナックフラミンゴで働いていた。築城三郎の子を妊娠。彼の将来を思って身を引こうとするが、その後結婚して一緒に上京する。
石田 久美 (いしだ くみ)
女子高生で新宿に住んでいる。国分徹郎と出会い、最初は反感を持っていたが患者に真剣に向かう姿に魅かれるようになる。国分診療所にたびたび出入りし、築城三郎や田宮とも顔なじみになる。
田宮 (たみや)
西新宿警察署の刑事。いつもサングラスをかけ、一見ヤクザのような外見。女好きでいいかげんだが、正義感は強く、子供に優しい。医者嫌いだったが、国分徹郎とは訳有りの患者達を協力して救う良いコンビになる。剣道は四段の腕前。
木村 (きむら)
男性医師で木村病院の院長。国分徹郎とは親しく、お互い呼び捨てで語り合う仲。国分徹郎は大学病院を辞めて上京してからしばらく木村病院でアルバイト医として勤務していた。しばしば国分診療所では手に余る患者を引き受ける。また国分徹郎の腕を見込み、共同で、患者の治療に当たることもある。
板井 真理 (いたい まり)
女子大生で新宿のクラブ外山でホステスのアルバイトしている。田宮に口説かれるが、一度はこっぴどく断る。しかしその後、田宮の人となりに触れて徐々に慕うようになっていく。
中川 晴子 (なかがわ はるこ)
18歳の新人准看護婦。本人曰く、医者に復讐するために看護婦になった。築城三郎を好きになり、積極的にアプローチする。恋人と語って国分診療所を訪れる。
井川 公一 (いがわ こういち)
若い男性の救急隊員。上高地が好きで、休暇を取ってまでしばしば訪れている。上高地で怪我をした落合成美を助けたことから付き合うようになる。母は看護婦をしていた。
西 (にし)
髭面で身体が大きく熊のような外見の男性医師。元は木村病院で木村や国分徹郎とともに働いていたが、思うところあって辞職し、無医村に妻子とともに移り住み、僻地医療に従事する。
高木 (たかぎ)
貸しビル業を営む温和な老人で、国分徹郎が開いた国分診療所の家主。しばしば家賃が遅れるが大目に見てくれている。働き詰めで失った時を取り戻そうと、定時制高校に入学し野球部に入る。野球部の仲間からは「おやっさん」と呼ばれている。
久保 里子 (くぼ さとこ)
若い女性マッサージ師で目が見えない。国分徹郎がよく助っ人に訪れる木村病院のリハビリを担当し、重要なスタッフ。目が見えないことを理由に、恋人の母親から結婚を猛反対されていた。