概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
遠野 志保 (とおの しほ)
研修医の女性。明るく前向きな性格ながら、一度決めると猪突猛進となり、ドジで早とちりな一面を見せる。時間がないときに限って些細なことが気になって仕方なかったり、いつも何かに追われているような思い込みをしたりすることから、何かしら必ずミスをする。そのため、幼い頃からケンカやケガは日常茶飯事で、現在は薬の処方量を間違うなど仕事にまで悪影響を及ぼしている。それがネックとなり、本来ならば大学の附属病院で行うはずの臨床研修を続けることを拒否され、唯一手を上げてくれた地方の児童精神科「佐山クリニック」で世話になることになった。そこで医師の佐山卓と知り合うが、性格のせいと思い込んでいた自分の危うさが、発達障害によるものであると指摘され、自分自身と向き合うことを求められる。ネグレクトに遭った経験によって傷ついた心を胸に抱きながら、クリニックを訪れるさまざまな患者やその家族に親身になって対応し、遠野志保自身も少しずつ成長していく。もともと小児科医を目指していたが、卓と出会い、児童精神科医になることを決意する。
佐山 卓 (さやま たく)
佐山クリニックの男性医師。児童精神科を専門としており、日々多くの子供やその家族と真摯に向き合っている。明るく穏やかな性格で、長い髪を後ろで束ねている。昨今少子化が進んでいるにもかかわらず、児童精神科を受診する子供の数が増えていること、さらに医師が不足していることに懸念を抱いている。ある時、大学病院から研修医の臨床研修先として遠野志保を受け入れることにした。引継ぎ資料から彼女のこれまでのトラブルの数々を知り、志保が発達障害であると確信し、本人に告げた。さらに、志保が幼い頃に通っていたという小児科に足を運び、志保がネグレクトに遭っていた事実に辿り着いた。その後も志保が、自分自身と向き合いながら、患者やその家族に対して親身になって対応する姿を高く評価し、臨床研修修了後も児童精神科の研修医として志保を受け入れることを決めた。実は、佐山卓自身も発達障害を抱えており、発達障害のことを凸凹と表現している。
クレジット
- 原作
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竹村 優作
書誌情報
リエゾン ーこどものこころ診療所ー 12巻 講談社〈モーニング KC〉
第1巻
(2020-06-23発行、 978-4065199053)
第2巻
(2020-10-23発行、 978-4065207499)
第3巻
(2020-12-23発行、 978-4065217689)
第4巻
(2021-03-23発行、 978-4065226087)
第5巻
(2021-06-23発行、 978-4065234525)
第6巻
(2021-09-22発行、 978-4065245460)
第7巻
(2021-12-23発行、 978-4065262542)
第8巻
(2022-03-23発行、 978-4065270127)
第9巻
(2022-06-22発行、 978-4065282397)
第10巻
(2022-09-22発行、 978-4065290521)
第11巻
(2023-01-23発行、 978-4065304853)
第12巻
(2023-02-21発行、 978-4065306611)