Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!

平行世界の冬木市を舞台に、さらわれた親友の美遊を助けるため、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンが雪降る街を駆け抜ける。PCゲーム「Fate/stay night」のスピンオフコミック「Fate/kaleid liner プリズマイリヤ」シリーズの第三期にあたる作品で、「月刊コンプエース」にて2012年7月から連載中。原作は「Fate/stay night」(TYPE-MOON)、企画原案はTYPE-MOON。

正式名称
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!
ふりがな
ふぇいと かれいど らいなー ぷりずま いりや どらい
原作者
Fate/stay night(TYPE-MOON)
漫画
ジャンル
魔法使い・魔法少女
レーベル
カドカワコミックス・エース(KADOKAWA)
巻数
既刊9巻
関連商品
Amazon 楽天

世界観

本作『Fate/kleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』は『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』シリーズの舞台となった冬木市とは異なる、平行世界の冬木市を舞台に物語が展開される。そのため、登場人物たちは前シリーズまでに登場した人物と同一人物でありながら異なる過去を持ち、それを基に新たな物語が展開されていく構成となっている。また、世界設定も「地軸がズレた地球」が舞台の前提となっているため、その点でも前作までとは大きく異なっている。平行世界の冬木市は季節が夏であるにもかかわらず雪が降り、それが当然のものとして受け入れられるなど、それらの設定が本作の特徴的世界観を形作っている。

あらすじ

第1巻

平行世界の「聖杯」であった美遊は、謎の敵によってさらわれてしまった。直後、激しい光に飲み込まれたイリヤスフィール・フォン・アインツベルンが目を覚ますと、そこは街の中央に大きなクレーターの開いた平行世界の冬木市だった。自分の家すら存在しない街を探索する途中に出会った記憶喪失の少女の田中。彼女の口から、美遊がエインズワース家によってさらわれたという情報を教えられるが、同時に美遊をさらった張本人であるベアトリス・フラワーチャイルドが現れ、イリヤ達に攻撃を始める。間一髪のところでベアトリスが何者かに呼び出され、九死に一生を得るイリヤ達だったが、空腹によりその場を動けなくなってしまう。通りすがったラーメン屋の店主、言峰綺礼に拾われるが、お金のないイリヤ達は無銭飲食の咎で命を狙われる事になる。言峰の手によっていよいよ食材にされそうになったイリヤ達だったが、そこにのれんをくぐって現れた少年、ギルの取りなしで事なきを得る。最後の戦いの場にいた彼もまた、こちらの世界へと飛ばされていたのだった。美遊を助けようとするイリヤ達を前に、その行動原理を気に入った彼の助けによって、一行はエインズワースの工房へと乗り込む事となる。たどり着いた城の地下牢で、イリヤ達はエインズワース家に囚われた美遊の兄を名乗る人物と出会う。美遊を助けて欲しいと彼に頼まれたイリヤは、困惑を覚えながらも力強くそれに頷く。だが、彼を地下牢から解放するより先に、ドールズアンジェリカ・エインズワースがイリヤ達の前に現れるのだった。

第2巻

ドールズアンジェリカ・エインズワースベアトリス・フラワーチャイルドに為す術もなかったイリヤスフィール・フォン・アインツベルン達は、ほうほうの体でエインズワース家の本拠地を逃げ出す事に成功する。途中、イリヤ達と同じくこちらの平行世界へ飛ばされてきていたクロバゼットと合流し、一行は学校を仮拠点に生活を始める。仮の宿を手に入れてようやく一息ついたイリヤは、平行世界に飛ばされた孤独感から弱音を見せ始めていた。そんなイリヤを叱咤するため、クロはイリヤに対して戦いを仕掛ける。訳もわからぬまま戦いを挑まれたイリヤは、戸惑いながらもバゼットから託されたクラスカードを使用し、夢幻召喚を試しながら応戦してみせる。拮抗し始める勝負のただ中、その孤独感は、美遊がイリヤ達の世界に飛ばされて来た時に抱いていたものだと告げるクロの言葉に、イリヤはようやく弱気を振りはらうのだった。

第3巻

校内にルーンのまじないを貼っていたイリヤスフィール・フォン・アインツベルンは、エリカという少女を見つける。彼女の父親として現れた男は、エインズワース家の当主であるダリウス・エインズワースだった。すべての宝具を知るというダリウスは、ギルですら知らない宝具を展開し、圧倒的な力を見せつけるが、田中の力によって予想外に宝具を破られる。それでも、新たな宝具を展開したダリウスを前に、イリヤ達はなす術もなく地に伏せる事となる。ダリウスは地面に倒れ伏すイリヤ達へ向かい「第6次聖杯戦争」の開幕を一方的に告げると、エリカと共にその場をあとにするのだった。明くる日、イリヤが目を覚ますと、そこは学校の保健室ではなく、エインズワースの工房の一室だった。美遊のイリヤに会いたいという言葉を真に受けたエリカの頼みで、アンジェリカ・エインズワースが寝ているイリヤを城までさらって来たのだ。洗脳魔術を掛けられそうになったイリヤは抵抗に成功するが、代わりに置換魔術によって人格と体とに分けられてしまう。体には擬似人格であるカラダが入れられ、イリヤ本来の人格はぬいぐるみに宿されてしまう。ぬいぐるみの体となったイリヤは、肉体を取り戻し、エインズワース家の本拠地から脱出しようと、城内を探索し始めるのだった。

第4巻

エインズワースの工房を探索していた、ぬいぐるみの体のイリヤスフィール・フォン・アインツベルンは、ベアトリス・フラワーチャイルドに連れ去られた彼女の部屋で、メイドとして掃除に来た遠坂凜ルヴィアに出会う。イリヤと同じように意識と肉体を分けられた彼女達は、命令に忠実な擬似人格を入れられた、体だけの存在となっていた。凛達にゴミとして捨てられそうになったイリヤは、遁走した屋根裏部屋で、サファイアとの合流を果たす。しかし、さらに追いかけて来た凛達から逃れるうちに、エリカがイリヤの体のドレスを引き裂いている光景に出会ってしまう。胸元に付けられた置換魔術の基因を見つけたイリヤは、現れたアンジェリカ・エインズワースの手によって、ぬいぐるみの体をバラバラにされつつも、基因を破壊し、元の肉体に戻る事に成功する。サファイアの力によって魔法少女の姿へ変身したイリヤは、アンジェリカとの戦いを繰り広げる。しかしその最中、アンジェリカの口から、イリヤが知らなかったこの世界の現状、そしてエインズワース家の真の目的が語られる。

第5巻

イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは、世界のために美遊を犠牲にするのではなく、美遊と世界の両方を救う決意を新たにする。そんな彼女の救援に来たクロは、身隠しの布(ハデスの隠れ兜)によって隠れていたギルバゼットに合図を送り、奇襲によって遠坂凜ルヴィアの正気を取り戻す事に成功する。さらに、クロの機転によってダリウス・エインズワースのもとへ放たれた矢によって塔が破壊され、イリヤはついに、美遊との再会を果たす。しかし、イリヤを阻もうとしたダリウスに対する破戒すべき全ての符による奇襲攻撃によって、ダリウスがかけていた置換魔術が解除され、エインズワースの工房が本来の岩山としての姿を取り戻しはじめると、ダリウス自身もジュリアン・エインズワースとしての本来の姿をさらけ出してしまう。ジュリアンが上空に隠していた謎の立方体から泥をあふれさせると、その場には聖杯を求める英霊達があふれかえり、イリヤ達を襲い始める。時間稼ぎすらままならぬ圧倒的な戦力を前に、悲壮な決意を胸にイリヤ達が立ち向かおうとしたその時、城の地下牢に囚われていた美遊の兄、衛宮士郎が姿を現す。

第6巻

アンジェリカ・エインズワースを倒し、ジュリアン・エインズワースに肉迫する衛宮士郎だったが、現れた間桐桜によって攻撃を阻まれてしまう。反撃により深い傷を負った士郎の治療をするため、身動きが取れなくなったイリヤスフィール・フォン・アインツベルン達は、泥から生み出された英霊に囲まれ、再び窮地へ陥る事となる。遠坂凜が不慣れな治癒魔術で治療を施す中、イリヤ達は徹底抗戦を選択する。セイバーのクラスカードの力によってなぎ払うが、何度も復活し、さらに宝具を使い始めた英霊達の力によって、ついに戦線を維持できなくなってしまう。それでも抗いの意思をイリヤが見せたその時、天から1本の剣が飛来して英霊達を吹き飛ばす。イリヤは高温を放つその剣をルビーで摑むと、ジュリアン・エインズワースのもとへ飛翔し、英霊を生み出す泥の根源である謎の球体を切り裂くのだった。

第7巻

5年と9か月前、冬木市衛宮切嗣とその義理の息子である衛宮士郎が訪れていた。目的は冬木市に存在する旧家の朔月家で代々行われ続けて来た神稚児信仰の実態を調査する事にあった。しかし、町を訪れた二人は、突如として発生した巨大な闇の柱による災害と、それが謎の光によってかき消される瞬間を目の当たりにする。光のあった場所へ駆けつけた二人は、そこで神稚児として崇められていた少女の美遊を見つけ出し、保護する。彼女こそ、二人が探し求めていた、あらゆる願いを叶える願望器だったのだ。だが世界救済の願いを叶えるため、美遊を「使おう」とする切嗣は、体を蝕む病魔によって願いを叶える前に力尽きてしまう。残された士郎は切嗣の願いを受け継ごうとするが、数年が過ぎ、10歳となった美遊の本当の兄妹になりたいという願いを前に、美遊と普通の兄妹として過ごす事を決心する。だが、美遊と士郎が初めて外へと出かけたその日、二人の前に現れたジュリアン・エインズワースは、士郎に重傷を負わせ、美遊を連れ去ってしまう。聖堂教会の神父である言峰綺礼の手によりなんとか一命を取り留めた士郎は、この街で行われて来た聖杯戦争という儀式と、ジュリアンの生家であるエインズワース家の目的が「人類の救済」である事を知らされる。かつて、切嗣と共に追い求めた願いと同じものをエインズワース家のジュリアンもまた、追い求めているという事実に、士郎は苦悶しながらも、一つの決断を下すのだった。

第8巻

衛宮士郎の家を襲撃し、間桐桜を手に掛けた人物の正体は、記憶を失い、自身の名前すら思い出せぬ存在となった桜の実兄(間桐)だった。アサシンのクラスカード夢幻召喚し、襲い掛かる彼を前に、士郎は桜に託されたどの英霊にもつながっていないとされるクラスカードによって、どこかの未来で英霊となった自分自身、英霊「エミヤ」とつながり、その力で間桐を打倒する。今際の際、間桐は自分が5年前に既に死んでいた人間である事を思い出す。彼は、人格だけを人形に移し替えられ、ジュリアン・エインズワースによって聖杯戦争の駒として利用されていたのだった。その後も次々と襲い来る敵を撃退し続けた士郎は、ついに聖杯戦争における最後の敵である6人目の敵と相対して、苦戦するが、これを撃退する。顔を覆っていた兜が外れた敵が、ジュリアンの事を頼み込みながら息絶えるのを見た士郎は、現れた言峰綺礼によって、彼がジュリアンの実父であるザカリー・エインズワースの人格を移植された人形である事を告げられる。仮初めとはいえ、友人の父親まで手に掛けた士郎はそれでも前へ進み続け、美遊の囚われた土地である円蔵山へとたどり着く。士郎を待ち構えていたジュリアンとの問答を一蹴し、奥へと歩みを進めた士郎を待っていたのは、聖杯としての機能を与えられた美遊だった。いまさらなぜ来たのかと、悲痛に叫ぶ彼女を前に、士郎が聖杯へと願ったのは、妹の美遊が苦しまなくていい、幸せに過ごせる世界だった。聖杯は起動し、願いを叶え始める。士郎は、聖杯の起動を妨害しようと現れたアンジェリカ・エインズワースを前に、最後の決戦へと挑むのであった。

第9巻

衛宮士郎によって過去が語られてから一夜明け、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンらは束の間の平穏を味わっていた。雪合戦や衣服の準備などをして過ごす中、体操服以外の服を着せられた田中が悲しみのあまり、家出してしまう。慌てて追いかけたイリヤは、田中の向かった先である、誰もいない小学校で偶然にもエリカと出会う。無人の教室で一人佇む様子のおかしいエリカに声を掛けると、彼女は私を助けてくれるかとイリヤに尋ねる。エリカに頷き返すイリヤだったが、しかし、エリカの言う助けるとは、エリカ自身を殺す事にほかならなかった。イリヤは動揺し二の句を告げなくなる。しかし、いっしょにいた田中はエリカに向かってチョップを食らわせると、お子様の言う言葉を本気にしちゃいけない、と言い放つのだった。気勢を削がれたエリカは、ダリウス・エインズワースが迎えに来た事もあり、その場を退く。この一件により、ダリウスが未だ健在だという事を知ったイリヤ達は、決戦へと臨む前にエインズワース家の目的に関して、考察を始める。「人類の救済」を標榜する彼らの真の目的とは何か。以前の戦いの際に空中に現れた箱を怪しんだ遠坂凜は自身の仮説を披露していくうちに、一つの結論に達する。それは、美遊と士郎のいるこの世界は、ギリシア神話に語られるパンドラが箱を開けなかった世界だという事実だった。箱を開ける事で、エインズワースは箱の奥に眠るとされる希望を使い、自分達の願望を成就させようとしている。考察を終えたイリヤ達は、士郎を除いたみんなでお風呂に入り、誰もがこれがみんなで過ごす最後の夜になると感じながら、いつものように冗談を言い合うのだった。 

特殊設定

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』シリーズは、原作である「Fate」シリーズの設定を一部踏襲しながら、パラレルワールドとして独自の設定を持っている。特に英霊の召喚システムは、自分に仕える霊体「サーヴァント」として英霊を呼び出す原作に対し、「クラスカード」と呼ばれる特殊な魔術礼装に英霊の力を宿す、というオリジナルの設定となっている。本作『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』では、「クラスカード」に代表される本シリーズ特有の設定へと深く切り込んでいく展開となっており、『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』シリーズのファンのみならず、『Fate』シリーズファンとしても目の離せない内容となっている。

単行本の装丁

単行本各巻のカバー裏には、作者であるひろやまひろし自身が登場するあとがき漫画が掲載されている。内容は、読者からの質問や投稿の紹介をはじめ、アニメ化企画の進行報告や宣伝。あとがき漫画にしか登場しないキャラクター「ひろやまひろ」と作者、編集者の3人によって展開されていく。

コラボレーション

「蒙古タンメン中本」とのコラボラーメン

ラーメン屋「蒙古タンメン中本」とのコラボレーション企画として、コラボラーメンが2016年7月19日より期間限定で発売された。本作『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』の作中に登場した麻婆ラーメンが対象で、作中でイリヤスフィール・フォン・アインツベルン田中が食したラーメンを再現したものとなっている。

「キュアメイドカフェ」とのコラボカフェ

東京の秋葉原にあるメイドカフェ「キュアメイドカフェ」とのコラボレーション企画として、2016年8月5日から21日までの期間限定でコラボカフェが企画された。キャラクターをイメージしたドリンクやフードなどが販売される他、コラボメニューを注文することによってプレゼントがもらえる企画となっていた。

『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』×『Fate/Grand Order』コラボレーションイベント「魔法少女紀行 ~プリズマ・コーズ~」

スマートフォン用RPG『Fate/Grand Order』において、2016年9月8日から9月21日までの期間、『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』とのコラボレーションイベント「魔法少女紀行 ~プリズマ・コーズ~」が行われた。『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』の原作者であるひろやまひろしが監修したオリジナルストーリーが展開され、本作のキャラクターであるイリヤスフィール・フォン・アインツベルンクロがイベント期間中にしか手に入らない、限定キャラクターとして登場した。

タイアップ

「マチ★アソビ」vol.16

徳島県で開催されている「マチ★アソビ」vol.16にて、トークショーを始めとしたイベントを行っている。また合同企画である「橋の下美術館」と呼ばれるイベントにも参加しており、遊覧船に乗って橋の裏側に貼り付けられた描き下ろし作品を観覧するという催しに対し、イラストを提供した。

バースデーカード配布会

登場人物であるイリヤスフィール・フォン・アインツベルンクロ美遊の誕生日が7月20日であることにちなんで、アニメイト池袋本店において誕生日を記念した「プリズマ☆イリヤ ドライ!! バースデーカード配布会」が2016年7月23日に行われた。参加者には配布物としてオリジナルバースデーカードと「プリ☆スポ」第2号が配布されたほか、痛車である「プリヤカー」の展示も行われた。

メディアミックス

TVアニメ

TVアニメ版がAT-X、TOKYO-MX他にて2016年7月6日より放送された。『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』シリーズを通して4度目のアニメ化であり、製作会社は前作までと同様、SILVER LINK.が務めている。制作陣は、総監督に大沼心、監督に神保昌登、高橋賢。シリーズ構成を井上堅二、脚本をライトノベル作家でもある水瀬葉月が務めている。主立ったキャストは、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン役に門脇舞以、美遊役に名塚佳織らが前作までと変わらずに起用されているほか、『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』からの新キャラクターであるベアトリス・フラワーチャイルド役に釘宮理恵、アンジェリカ役に白石涼子らが新たに起用されている。キャストの大きな変更として、前作までサファイア役を務めていた声優である松来未祐が故人となったため、後任としてかかずゆみがキャスティングされた。

劇場版アニメ

劇場版アニメとして『劇場版Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い』が2017年8月26日より公開された。TVアニメ版4期である『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』の続編にあたる内容で、衛宮士郎美遊の出会いと別れまでを描いた過去の物語が展開される。制作陣は、監督が大沼心、脚本が井上堅二と水瀬葉月という、TVアニメ版と同じスタッフが務めている。キャストは、士郎役を杉山紀彰、美遊役を名塚佳織、衛宮切嗣役を小山力也が演じている。

現況

あとがき漫画に登場するキャラクター「ひろやまひろ」は、設定上、なめ茸ご飯好きのキャラクターとして描かれているため、それに関連した食料が作者のもとへ送られてくることがある。なめ茸製造メーカーである「株式会社ナガノトマト」勤務のファンから箱詰めのなめ茸を送って貰った様子や、畑を閉めることになった農家の方からお米を送って貰った様子が、あとがき漫画で語られており、作品におけるひとつの特色となっている。

著名人との関わり

ディーふらぐ!』などの代表作で知られる春野友矢が、本作『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』中に登場するぬいぐるみのデザイン原案をしている。

登場人物・キャラクター

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (いりやすふぃーるふぉんあいんつべるん)

魔術礼装「カレイドステッキ」のルビーと契約した魔法少女で、銀色の長い髪に赤い瞳の少女。前作『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』の戦いの最中、親友である美遊を謎の敵に連れ去られている。本作『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』ではさらわれた美遊を助けるために平行世界の冬木市を舞台に駆け回る。 友達思いで心優しい性格の持ち主。一方で、数多くの試練を前に真剣に悩むあまり、立ち止まってしまうこともある。シリーズを通して数多くの苦難を乗り越え、精神的にも魔法少女としても著しい成長を遂げており、その輝きは遠坂凜も目を見張るほど。どんな壁が立ちはだかろうと、前を向くことを決して止めない強い心と、支えてくれる仲間を持つ。 自分と瓜二つの外見の少女クロとは、厳密には異なるものの姉妹のような関係で、イリヤは妹にあたる。また、血の繋がりのない義理の兄・衛宮士郎に少なからず好意を寄せている。

美遊 (みゆ)

魔術礼装「カレイドステッキ」のサファイアと契約した魔法少女。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(イリヤ)とは異なるもう一人の少女。腰丈ほどの黒髪で、凛とした外見をしている。前作『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』において現れた謎の敵によりさらわれていた。イリヤたちとは異なる平行世界の冬木市で生まれ育った人物で、『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』シリーズで展開されてきたクラスカードを廻る事件の中心に位置する。 また、イリヤとはシリーズを通して友情を深め、親友の間柄にある。血の繋がっていない義理の兄がいる。

クロ

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(イリヤ)と瓜二つの外見を持つ少女。唯一、褐色の肌色をしている点が異なる。外見以上に大人びた性格をしており、冷静で非情な決断も下せるリアリスト。その一方で享楽的でコケティッシュな面もあり、周囲を翻弄することもしばしば。厳密には異なるが、イリヤの姉を自称している。戦闘時はアーチャーのクラスカードを使用し、「干将・莫耶」を両手に戦う。 魔術師としてはイリヤよりも優秀で、魔術に対する造詣も深い。前作『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』において他の面々と同様、平行世界へ飛ばされていた。

ルビー

契約者に力を与える魔術礼装「カレイドステッキ」の内の一本。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(イリヤ)と契約しており、姉妹作であるサファイアのことを妹として扱っている。冷静沈着なサファイアに比べて、愉快で痛快なことを求める小悪魔的な性格をしており、「カレイドステッキ」に内蔵されたさまざまな機能で問題を引き起こすなど、平時は暴走傾向にある。 一方で、戦闘時はサファイアに負けず劣らず冷静な戦況分析をこなし、イリヤの相方として適格なサポートに努めている。

サファイア

契約者に力を与える魔術礼装「カレイドステッキ」の内の一本。美遊と契約しているステッキで、同じ「カレイドステッキ」の姉妹作であるルビーのことを姉と慕っている。愉快で痛快なことを求めて暴走傾向にあるルビーに対して、冷静沈着で落ち着いた人格の持ち主。反面、魔法少女化した際の衣装はルビーよりもきわどい。前作『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』において平行世界へ飛ばされたイリヤスフィール・フォン・アインツベルンたちと同様、平行世界の冬木市へ飛ばされていた。

田中 (たなか)

記憶喪失の少女。平行世界の冬木市へ飛ばされたイリヤスフィール・フォン・アインツベルンが、人気の消えた住宅地で出会った。雪が降るほどに寒い冬木市で、体操服にブルマーという姿だが、寒さを一切感じていない。また、人間離れした頑強さを有しており、電柱で殴打されても立ち上がることができるほど。ちなみに本名は不明で、着ていた体操服に書かれていた名前から「田中」と呼ばれている。 記憶を失っているなかで唯一、エインズワース家を滅ぼさなければならない、ということだけを明確に記憶していた。

ギル

金髪の少年。平行世界の冬木市へ放り出され、途方に暮れていたイリヤスフィール・フォン・アインツベルン(イリヤ)の前に現れた。純真な少年らしい性格の持ち主で、丁寧な言葉遣いをしている。莫大な富を持っており、文無しで衣服にすら事欠いていたイリヤたちを助けた。前作『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』で敵対していた謎の少年その人で、正体はアーチャーのクラスカードに宿っていた英霊・ギルガメッシュの半身。 他の英霊とは異なり、半身だけながら受肉を果たしており、霊体ではない。その一方で、サーヴァントとしての能力は著しく減じており、宝具である「王の財宝」を十全に使える状態にない。

遠坂 凜 (とおさか りん)

宝石魔術の使い手である魔術師。黒髪をツーサイドアップにまとめた勝ち気な性格をした少女。同様に宝石魔術を使うルヴィアとはライバルの関係にある。前作『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』において、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンたちが平行世界へ飛ばされるのに巻き込まれ、平行世界の冬木市へ飛ばされていた。 衛宮士郎に好意を寄せているが、素直になりきれずにいる。

ルヴィア

宝石魔術の使い手である魔術師。金色の長い髪ををカールさせた豪奢な髪型にドレス姿という服装の少女。遠坂凜とはライバルの関係にある。「~ですわ」という口調で話す高飛車な性格ながら、衛宮士郎を「シェロ」と呼び慕う乙女な部分も持ち併せる。戦闘術としてプロレスの技を修めており、優雅でお嬢様然とした振る舞いとは裏腹に、パワフルで豪快な戦い方をする。

バゼット

魔術師の女性でルーン魔術の使い手。ショートヘアの髪型をしたスーツ姿の麗人で、魔術師として高い戦闘能力を誇る。前作『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』において、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(イリヤ)たちが平行世界へ飛ばされるのに巻き込まれ、自身も平行世界の冬木市へ飛ばされた。 巻き込まれたイリヤや遠坂凜たちとは数日のタイムラグがあったようで、合流できたクロと行動を共にしていた。

衛宮 士郎 (えみや しろう)

エインズワース家によって囚われていた少年。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンやクロの義理の兄にあたる「衛宮士郎」とは平行世界の同一人物にあたり、外見もほぼ瓜二つ。イリヤ達の兄とは異なり、魔術の心得がある。災害で両親を失った最中に、「魔術師殺し」と称される魔術師の衛宮切嗣に拾われた孤児の身の上で、幼少時から切嗣と共に「世界を救済するための手段」を求めて世界中を旅して過ごしていた。また、美遊とは血のつながらない義理の兄妹の関係にある。 朔月家に伝わるあらゆる願いを叶える存在、「神稚児」である美遊がエインズワース家の悲願達成の道具として誘拐された際に、死力を尽くして孤軍奮闘の戦いを繰り広げ、勝利。聖杯に願いを伝える機会を得た士郎が美遊の幸せを望んだ結果、美遊はイリヤ達の平行世界へと転移する事になった。美遊を平行世界へ逃がした代償として、エインズワース家に囚われる事となったが、再びこの世界へ連れ戻された美遊を追って世界を渡ったイリヤ達によって解放された。現在でこそ敵対しているが、ジュリアン・エインズワースとは学友であり、友人と呼べる関係にあった。また、間桐桜は所属している弓道部の後輩にあたる。なお、イリヤ達の兄である方の「衛宮士郎」は、本作において、コミックス巻末に掲載されている『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』の番外編にのみ登場している。 クラスカードを通して、自分ではない自分が至った未来の英霊であるエミヤの力を引き出して戦う事ができる。のちに、自身と同一の存在である英霊の力を使いすぎた弊害で体を侵食され、クラスカードなしでも力を使う事ができるようになった。しかし、力を使えば使うほど、「衛宮士郎」としての自分が失われていくため、イリヤ達から戦う事を止められている。コミックス7巻と8巻で描かれた、美遊がイリヤ達の世界へ飛ばされるまでの経緯を描いた過去編では、主人公を務めている。

ジュリアン・エインズワース (じゅりあんえいんずわーす)

エインズワース家の現当主である少年で、衛宮士郎とは同じ学校に通う友人同士。学校では生徒会長を務めており、一義樹理庵と名乗っていた。メガネをかけた鋭い目つきの人物で、口が悪く、偽物や上っ面だけの存在を毛嫌いしている。エリカからは「お兄ちゃん」と呼ばれており、士郎との会話のうえで、妹と世界なら妹を取ると、迷わず宣言するほどの妹好き。エインズワース家の当主の宿命として、人格が初代当主であるダリウス・エインズワースの人格に置き換えられつつある。実姉であるアンジェリカ・エインズワースや実父であるザカリー・エインズワースを始め、家族の大半と既に死別している。しかし、エインズワース家の宿願を果たすために、彼らの人格を移植した人形を部下としている。

エリカ

ダリウス・エインズワースの娘。エインズワースの工房内で暮らす少女で、金色の髪をポニーテールの形にまとめている。素直でなく強がりな性格をしており、自分の弱みを絶対に認めない性格をしている。また、世間一般の常識に欠け、幼子らしい稚拙な考えから、魔術師的な倫理観に則った行為を平然と行う。そのため、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンたちから「歪(いびつ)な子」と評されている。 ジュリアン・エインズワースのことを「お兄ちゃん」と呼んでいる。

ベアトリス・フラワーチャイルド (べあとりすふらわーちゃいるど)

エインズワース家に所属するドールズの一人。コケティッシュなゴスロリ衣装に身を包む少女で、頭の両脇で短く髪をまとめたツーサイドアップの髪型をしている。のこぎりのようにぎざぎざの歯で、品のない言葉遣いをする嗜虐的な性格の持ち主。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンたちを追い詰め、いたぶることに喜びを見出だしている。 一方でジュリアン・エインズワースに心酔しており、エインズワースの工房内にある彼女の私室には、ジュリアンの写真や抱き枕があるなど、恋する乙女の一面も持つ。

アンジェリカ・エインズワース (あんじぇりか えいんずわーす)

エインズワース家に所属するドールズの一人。豊満な肉体をした高身長の女性で、ツインテールにまとめられた髪型をしている。職務に忠実なまじめな性格をしており、戦闘時に激する事があっても冷静な判断を下す事ができる。英霊のギルガメッシュの力を宿したアーチャーのカードを所持しており、彼の英雄の宝具である「王の財宝」とエインズワース家の置換魔術を組み合わせた多角的な戦法をとる。魔術の後遺症により感情の9割を失っており、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンらとの戦闘で見せた感情の起伏は、半ば演技に等しいものだった。エインズワース家から離れてからは、与えられた命令や頼みに従順な人格となった。姉として弟のジュリアンがエインズワース家の当主の宿業から解放され、救われる事を願っている。

ダリウス・エインズワース (だりうすえいんずわーす)

エインズワース家の現当主とされる男性。長髪で無精髭を生やした、ぱっとしない外見をしている。厳しい寒さの中、部屋着にサンダルをつっかけただけの姿で外へ出て来るなど、どこか抜けた性格をしている。その一方で、劇的な出来事が起きると、突然発狂したように大声で笑い、語り出すなど性格が豹変する。エリカの父親にあたり、彼女からは「パパ」と呼ばれている。その正体は、1000年前に世界が滅ぶ事に気がついたというエインズワース家の初代当主。エリカやジュリアン・エインズワースの実父ではないが、「エインズワース全ての父」と称される存在であり、エインズワース家の当主は置換魔術によって人格がダリウス・エインズワースのものへと置換される運命にある。

間桐 (まとう)

間桐桜と衛宮士郎を狙って現れた謎の人物。桜には兄さんと呼ばれていた。桜の家である間桐家の正統な後継者を名乗っているが、桜によれば、すでに死んでいるはずの人物。アサシンのクラスカードを所有しており、夢幻召喚によって姿を変貌させた。その正体はエインズワース家による置換魔術で、既に死んでいる間桐の人格を与えられた人形。魔術の不完全さによって、記憶に異常が生じており、他人は疎か、自分の名前すらまともに思い出せないでいる。自分の優秀さを証明するためと、クラスカードを与えてくれたジュリアン・エインズワースに対する忠誠心から、実の妹である桜を手に掛ける。のちに、士郎との戦いの中で自身の記憶をすべて取り戻し、絶望の中で息絶えた。

間桐 桜 (まとう さくら)

衛宮士郎と同じ高校に通う女子高生。部員が二人しかいない弓道部に士郎と共に所属する後輩で、黒髪のロングヘア。つねに丁寧な口調で話す心優しい性格で、先輩である士郎にあこがれを抱いている。反面、過去にトラウマがあるのか、士郎に対しても過去を話したがらず、行きすぎた謙遜からどこか自虐的な面がある。その正体は、聖杯戦争の仕組みを作り上げた御三家の一つ、「間桐家」の少女。聖杯戦争が始まったため、戦いへの参加を余儀なくされるが、士郎の義妹である美遊を助けるための力として、自分へ与えられたクラスカードを託した。しかし、本心としては、士郎がすべてを忘れて遠くへ逃げてくれる事を望んでおり、士郎が聖杯戦争へ参加する事を望んでいなかった。のちに、現れた5年枚の災厄で死んでいるはずの兄、間桐の手にかかり命を落とた。死後、その人格をエインズワース家によって利用され、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンらの前に敵として現れた。

言峰 綺礼 (ことみね きれい)

冬木市に存在する冬木教会の神父。カソックを外套のように身に纏い、首から十字架のネックレスを下げている。魔術協会と表向き敵対している聖堂教会に属する人物で、異端の神秘の廃絶や管理を職務としていた。母体である聖堂教会が事実上、機能を停止しているために言峰綺礼の役割も形骸化しており、現在では人類の終焉を見守る神父、と自身を定義している。 ラーメン屋も営んでいるが、ラーメンに対して特別なこだわりはなく、もっぱら麻婆豆腐のほうがメインメニューとなっている。

衛宮 切嗣 (えみや きりつぐ)

「魔術師殺し」の異名を持つ魔術師の男性。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンの父親とは同姓同名だが、平行世界で別の人生を辿った別人である。災害で家族を失った衛宮士郎を拾い養子にした。この世から苦しみや悲しみをなくし、恒久的な平和をもたらすという願いを叶える方法を探して世界中を放浪している。そのため士郎からは「正義の味方」と特別視されていたが、本人は否定していた。 魔術師の倫理観で生きる人物であると同時に、酷く合理主義的な思考をする人物で、大多数を救うために少数を犠牲にするということを繰り返してきた。冬木市に残されていた「神稚児信仰」の痕跡を頼りに、街を訪れる。

カラダ

ぬいぐるみへと意識を移し替えられたイリヤスフィール・フォン・アインツベルン(イリヤ)の代わりに、イリヤの肉体に収められた擬似人格につけられた名前。イリヤのカラダだからと、エリカによって名付けられた。アンジェリカによって作り出された擬似人格であり、明確な意思や意識は存在しない。

ミミ

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(イリヤ)の友人の一人。コミックス巻末に掲載されている『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』の番外編に登場する。『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』シリーズの原作にあたるPCゲーム「Fate/stay night」のファンディスク「Fate/hollow ataraxia」に登場していたキャラクターが元ネタ。 物静かで純朴性格をしていたが、イリヤやクロのキスシーンを目撃してしまったことで悶々とした感情を抱え、百合小説を執筆していた。のちに友人である栗原雀花の悪影響により、BL同人にどっぷりとはまってしまい、同性愛を信奉する腐女子となる。

嶽間沢 龍子 (がくまざわ たつこ)

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(イリヤ)の友人の一人。コミックス巻末に掲載されている『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』の番外編に登場する。いつも笑顔を浮かべてはつらつとした、荒っぽい言葉遣いの少女。直感で突拍子もない行動をするトラブルメーカーで、イリヤたちをいつも引っかき回している。 嶽間沢流と呼ばれる古武術の家に生まれ、現当主である嶽間沢豪兎の娘。

嶽間沢 豪兎 (がくまざわ ごうと)

嶽間沢龍子の父親で、嶽間沢流と呼ばれる古武術の継承者にして現当主。コミックス巻末に掲載されている『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』の番外編に登場する。筋骨隆々とした体格の人物で、厳つい外見をしている。嶽間沢流の使い手として一流で、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンのみならずクロですら一蹴されるほど。 しかし、実力の割に、そこかしこで頻繁に敗北を喫している。

森山 ナナキ (もりやま ななき)

イリヤスフィール・フォン・アインツベルンの友人の一人。コミックス巻末に掲載されている『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』の番外編に登場する。糸のように細い目の少女。姉である森山奈菜巳が遠坂凜とルヴィアの喧嘩に巻き込まれて寝込んでしまったため、2人に対して恨みを抱いている。 復讐を遂げる力を得るために、嶽間沢流の門戸をくぐることに。隠れた才能の持ち主で、嶽間沢豪兎の動作を見ただけで、嶽間沢流の動きからその理念の一切までを修得してしまった。

森山 奈菜巳 (もりやま ななみ)

衛宮士郎や遠坂凜、ルヴィアと同じ学校へ通う友人。コミックス巻末に掲載されている『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』の番外編に登場する。妹の森山ナナキと同様に、糸のように細い瞳をした柔和な雰囲気の少女。凜とルヴィアの喧嘩に巻き込まれて魔術の流れ弾を受け、寝込むことになってしまう。 士郎に対して想いを寄せており、彼女に抜け駆けされがちな凛やルヴィアからは、並々ならぬ警戒をされている。

栗原 雀花 (くりはら すずか)

イリヤスフィール・フォン・アインツベルンの友人の一人。コミックス巻末に掲載されている『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』の番外編に登場する。メガネをかけた少女。姉である栗原火雀と共にBL漫画の同人活動を行う、自他共に認める腐女子。悶々とした悩みを抱えたミミが百合小説を書いていたことを利用して、同人活動に巻き込む。

栗原 火雀 (くりはら ひばり)

栗原雀花の姉。BL漫画を愛する腐女子の上位存在である貴腐人。コミックス巻末に掲載されている『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』の番外編に登場する。クローゼットに隠れながら、プレイヤーから流されるBLのドラマCDを聞いて「擬似覗きプレイ」をするほど拗(す)ねた性癖をしている。同性愛に完全に目覚めたミミに、どう接して良いか戸惑うイリヤスフィール・フォン・アインツベルンたちに、BLにどっぷりと浸かってきた人間として助言をした。

大河 (たいが)

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(イリヤ)たちが通う小学校の担任教師。コミックス巻末に掲載されている『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』の番外編に登場する。ショートヘアの髪型の女性で、虎柄の服がトレードマーク。草むしり中に校舎の窓を損壊したイリヤたちに、罰として大量の宿題を出していた。 結婚や恋愛に対して思うところがある。

ひろや まひろ

ベレー帽にペンを持ったロングヘアーの少女。あとがき漫画やカバー裏漫画に登場する。作者であるひろやまひろしと編集者のコーナーを乗っ取っては、読者コーナーなどを勝手に展開している。なめ茸ご飯が好物で、常に貧乏。ポジティブでハイテンションな性格の持ち主。

ザカリー・エインズワース

エインズワース家の正式な前当主にあたる男性。ジュリアン・エインズワースの実父にあたる。既に死んだ存在だが、その人格のみを置換魔術によって人形に移植され聖杯戦争に参加していた。セイバーのクラスカードを使用する最後の敵として衛宮士郎の前に立ちはだかったが敗北した。人形ではあったが、今際の際に息子であるジュリアンを、敵であった士郎に頼んでから息を引き取った。

集団・組織

聖堂教会 (せいどうきょうかい)

言峰綺礼が属する組織の名前。魔術協会と呼ばれる、魔術師たちの所属する組織と表向きの協定関係にある組織。綺礼に対して冬木市の監視を命じていた。平行世界の聖堂教会は、激変した世界の影響によって信仰が失われた結果、意義と威信を失っており、所属する綺礼自身も形骸と化している。

エインズワース家 (えいんずわーすけ)

千年続く魔術師の名門家系。ダリウス・エインズワースが当主を務めている。基礎魔術のひとつとされる「置換魔術」にしか特性を持たないため、出来損ないの家系とされる。しかし、エインズワースの工房がある土地に限り、原則を遙かに超えた置換魔術を使用することが可能となる。一族は「人類史の継続」という悲願を掲げており、どのような形であれ、人類を救済しようという願いを掲げている。 その他、エインズワース家で培われた知と特性は、代替わりを経ても変わることなく受け継がれていく、とされている。

ドールズ

エインズワース家が使役する存在。アンジェリカやベアトリス・フラワーチャイルドたちのこと。兵隊のように手駒として使われている。エインズワース家に忠誠を誓っており、エインズワース家から美遊を奪還しようと、置換魔術やクラスカードを使用するイリヤスフィール・フォン・アインツベルンたちと敵対している。

場所

冬木市 (ふゆきし)

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(イリヤ)たちが住んでいた街の名前。または、本作『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』の舞台となる平行世界の冬木市のこと。イリヤたちの通っていた学校を始め、住宅地などが存在し、生活の中心となっている。市を両断する大きな川があり、市街地と住宅地を分割している。 平行世界の冬木市は街に巨大なクレーターが存在しており、その影響から住んでいる住民の数も激減している。

エインズワースの工房 (えいんずわーすのこうぼう)

エインズワース家が所有している拠点で、魔術を行使、研究するための工房。冬木市に空いた巨大なクレーターの中心地に、結界によって隠蔽されている。空間的に遮蔽された結界を抜けると、外とは異なり、暖かな空気と巨大な西洋風の城と庭園が存在している。工房がある土地に限り、エインズワース家の者が使用する本来は下位の魔術である置換魔術を、強力な魔術へと変貌させることができる。

その他キーワード

聖杯戦争 (せいはいせんそう)

平行世界の冬木市で行われてきた魔術的大儀礼。あらゆる願いを叶えるとされる願望機である聖杯を求める、エインズワース家をはじめとした3つの魔術師の家系によって作り上げられた。それぞれの家系は「聖杯になり得る器」「英霊召喚システム」「霊脈を有する土地」を提供しており、特にエインズワース家は「クラスカード」と呼ばれる「英霊召喚システム」を作り上げている。 過去に4回行われているが、すべて失敗に終わっていた。

クラスカード

伝説、伝承上に語られる英雄の力の一端を使役することのできるカード。エインズワース家によって製作された。本来であれば人間によって使役することなど到底不可能な英霊を、「クラス」という型にはめ、英霊の力の一端だけを写し取ることによって使役を可能とした。ギルによれば、英霊個人の人格や意思を潰したうえで行う疑似召喚であるという。 英霊の力を自身に展開する夢幻召喚と、英霊の武器などを一時的に召喚する限定展開といった使用法がある。

英霊 (えいれい)

人の身ながら人の域を超えた、伝説、伝承上の英雄。またはそれに比する存在。過去のみならず、現在や未来に存在する英雄も含まれる。本来であれば、人間が召喚して使役することなど不可能な存在だが、『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』シリーズでは、エインズワース家によって作り出されたクラスカードによって限定的に、英霊たちの持つ力を行使することが可能となっている。 英霊は各々を象徴する逸話や、武器、技能を、宝具と呼ばれる形で所有している。

カレイドステッキ

魔術礼装で、ルビーやサファイアのこと。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(イリヤ)の世界に存在する、魔術師の中でも世界に数名しかいないとされる権威「魔法使い」によって製作された。契約者に力を与える能力があり、ルビーやサファイアと契約しているイリヤや美遊は、カレイドステッキの力によって、魔法少女としての姿に変身することが可能。

魔力 (まりょく)

魔術を動かすのに必要な燃料のこと。魔術師などが使用し、生命力とも言い換えられる。生物の体内で作られる魔力のことを小源といい、世界に満ちている魔力のことを大源と呼ぶ。魔術師たちは生命力を魔力に変換するための、擬似神経系である魔術回路を体に持っている。そのため、生命力を魔力に変換して魔術を使用することができる。しかし、小源で生成できる魔力量はたかが知れており、しっかりとした魔術を行使するためには、基板である世界を構成する地球の大源が必要となる。 よって、地球の大源がなければ、魔術は存在することができないとされている。

朔月家 (さかつきけ)

冬木市に存在していた名家。神稚児信仰を現代に至るまで信仰していた。娘が特別な力を持って生まれてくるために、その娘が力を失う日まで周囲に娘の存在を隠匿して育てる、というしきたりを持っていた。あらゆる願いを叶える願望機を求める衛宮切嗣によって、その娘が神に等しい力を生まれながら持っているため、隠し育てられているのではないか、と仮説を立てられていた。

神稚児信仰 (かみちごしんこう)

かつて存在していた民族伝承のこと。「七つまでは神のうち」という言葉に代表される。数えで7歳を迎えるまでの稚児の死亡率が非常に高かった時代に信じられていた伝承で、子供は人と神の境界に立つ両義的存在であると考えられていた。医療が発達し、乳幼児の死亡率が下がった現代では失われて久しい。

アーサー王 (あーさーおう)

英霊の名前。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンが持っているセイバーのクラスカードに封じられている。あらゆる聖剣の頂点に立つとされる「約束された勝利の剣」を有しており、この英霊の代名詞となっている。「約束された勝利の剣」は人々の願いを糧に、星が編んだ「最強の幻想(ラスト・ファンタズム)」とも称され、クロがアーチャーのクラスカードの能力によって投影を試みても、見かけ倒しのハリボテしか製作できなかったほど高位に位置する。

ギルガメッシュ

人類最古の英雄とされる英霊。アンジェリカが所有するアーチャーのクラスカードに封じられた英霊。現在はその半分が受肉し実体を持って活動しているため、宝具などを含め、力が半減している。受肉した半身は、ギルガメッシュの少年時代の姿をしており、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンたちと行動を共にしている。 世界中の神話や伝承に謳われる宝具の原典を収蔵した宝物庫・王の財宝を宝具として有しており、戦闘時はそれを無尽蔵に放つ。非常に我が強く傲慢。クラスカードという枠に収められていても、夢幻召喚した使用者の自我を乗っ取ろうとするほど。

クー・フーリン (くーふーりん)

ランサーのクラスカードに封じられている英霊。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンが持っている。ケルト神話の大英雄とされる英霊で、ケルト神話における太陽神の息子。因果を逆転させ、必ず心臓に当たるという必中の槍「刺し穿つ死棘の槍」を有している。

ハサン・ザッバーハ (はさんざっばーは)

アサシンのクラスカードに封じられている英霊。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(イリヤ)が持っている。夢幻召喚することによって、強力な隠密能力を手に入れることができる。イリヤが使用すると、所有しているカレイドステッキがドクロの仮面の姿となる。

魔女メディア (まじょめでぃあ)

キャスターのクラスカードに封じられている英霊。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(イリヤ)が持っている。イリヤが自分の体へ夢幻召喚したことによって、英霊の記憶の一部がイリヤへと流れ込み、名前が明らかとなった。神代に存在した魔女で、ギリシャ神話に記された「裏切りの魔女」メディアがその正体。己のすべてを捧げた夫に裏切られ、あらゆるものを鮮血に染め上げる、呪いと災厄の魔女となった存在である。 夢幻召喚することによって、神々の奇跡が世界に満ちていた時代に、彼女が使用していた魔術を使用することができる。

雷神トール (らいじんとーる)

ベアトリス・フラワーチャイルドが所有するクラスカードに宿っているとされる英霊の名。北欧神話に語られる最強の雷神で、主神であるオーディンを超える信仰を持つとされる。限定展開したベアトリスは、人知を越える腕力と巨大な槌・ミョルニルを使用していた。

置換魔術 (ふらっしゅえあ)

エインズワース家がもっとも特異とする魔術の系統。文字通り何かを何かで置き換える魔術であり、元は錬金術から派生した。劣化交換しかできない、下位の基礎魔術とされており、使い手もほとんど存在しないとされている。エインズワース家はエインズワーズの工房が存在する土地でならば、限定的に強力な置換魔術を使用することが可能。 その力は、工房内や、工房を覆うように展開されている結界では、空間すら置換してみせるほど。

嶽間沢流 (がくまざわりゅう)

嶽間沢龍子の家に代々伝わる古武術。嶽間沢豪兎が現当主を務めている。元は侍に虐げられていた農民が興した流派で、刀を持った侍の攻撃に体して徒手空拳で戦うための武術。後に特化しており、侍の攻撃を受け、封じ、反撃することを目的としている。龍子によれば、侍に生まれてきたことを後悔させてやるための武術。

限定展開 (いんくるーど)

クラスカードを使用して、カードに宿る英霊の力を限定的に借り受ける方法。武器や肉体の一部に英霊の力を宿すことで、英霊の持つ象徴的な武器や肉体の一部を呼び出すことができる。反面、夢幻召喚に比べて英霊の力を限定的にしか使用できていないため、呼び出した武器や宝具の能力は大幅に劣化している。

夢幻召喚 (いんすとーる)

クラスカードを使用して、カードに宿る英霊の力を使用者に宿す方法。クラスカードに宿っている英霊のスキルや宝具を使用することが可能となる。限定展開とは異なり、英霊が本来有する戦闘技能や身体能力の一部も使用できる。

約束された勝利の剣 (えくすかりばー)

武器、または宝具の名前。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンたちが持っているセイバーのクラスカードに宿る英霊が所有する。人々の思いを糧に星が編んだ「最強の幻想(ラスト・ファンタズム)」と称される高位の宝具。「聖剣」というカテゴリで頂点とされる剣で、所有者の魔力を変換する増幅器としての側面を持つ。真名を解放し、宝具としての力を解放した場合は、所有者の魔力を光に変換して巨大な斬撃を放つ。 その一撃は神霊クラスにも手が届くとされる究極のもの。

刺し穿つ死棘の槍 (げいぼるぐ)

宝具の名前。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンたちが持っているランサーのクラスカードに宿る英霊が所有する。因果逆転の呪いを帯びた赤い槍で、真名である「刺し穿つ死棘の槍」を解放することによって能力が発動する。「心臓を穿つ」という結果を先に作り出してから放つという、原因と結果の順序を逆にする必中の攻撃こそがその能力。 回避には敏捷性ではなく、因果逆転の呪いを回避できるか否かという幸運の高さが必要とされる。

妄想幻像 (さばーにーや)

英霊の力。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンたちが持っているアサシンのクラスカードに宿る英霊が有する。限定展開と宝具で同名の力が発動するが、効果が異なる。限定展開時には、使用した武具が使用者そっくりの姿となり、使用者は数秒の間、隠密状態となる。囮が破壊されると同時に、隠密状態も解除される。宝具として使用した場合は、使用者の人格と魂を分割し、個別に活動させることが可能となる。 人数が増えても、分割されるので力の送料は増えない。また、英霊本来の力であれば80体まで分割可能だが、クラスカードとなっているために力は劣化しており、数体が限度となっている。

破戒すべき全ての符 (るーるぶれいかー)

英霊の力。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンたちが持っているキャスターのクラスカードに宿る。「裏切りの魔女」と語られる魔女メディアの力で、短刀だが、武器としての殺傷能力はほぼないに等しい。反面、魔術で組まれたものすべてを破戒する力を有しており、作られる前の状態に戻してしまう対魔術兵装である。

射殺す百頭 (ないんらいぶす)

英霊の力。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンたちが持っているバーサーカーのクラスカードに宿る。限定展開すると、岩を砕いたかのような巨大な斧剣として顕現される。九頭の大蛇を倒したという弓矢の力を有しており、大蛇を倒す過程で英霊が培った武技や流派が宝具の本質。しかし、武技その物は失われており、結果として剣だけが展開されてしまう。

熾天覆う七つの円環 (ろーあいあす)

英霊の力。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンたちが持っているアーチャーのクラスカードに宿る。巨大な花弁のような形をした盾で、投擲武器に対する絶対的な防御という概念を持つ。本来であれば7枚の光の花弁が展開されるが、クロが使用した場合は4枚が限界となっている。

壊れた幻想 (ぶろーくんふぁんたずむ)

英霊の力。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンたちが持っているアーチャーのクラスカードに宿る。投影魔術による宝具を矢として撃ち出す攻撃のこと。夢幻召喚によって得たアーチャーの能力によって生み出した。内包される絶大な魔力を炸裂させるだけの爆弾として、宝具を使用する。本来の投影魔術は、宝具などを投影することは到底不可能な魔術であり、できたとしても短時間で消滅してしまう。 また、宝具に宿る力を解放することもできない。そのため、クラスカードに宿る英霊が有する、規格外の投影魔術があって始めて実行することのできる攻撃手段である。

投影 (とうえい)

対象としたオリジナルの鏡像を、魔力で生み出し物質化する魔術のこと。鏡像を作り出すには術者のイメージによって、オリジナルを構成している材質などを補う必要があるため、オリジナルには遠く及ばない劣化品となる。また、作り出された鏡像も幻想であるため、世界に存在しない物として修正され、短時間で消失してしまう。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンたちが持つアーチャーのクラスカードに宿った英霊の使う投影は、規格外の投影魔術であり、基本原則を超越している。 そのため、たとえ対象が宝具であろうと簡単に投影可能であり、また、生み出された鏡像は消失することがない。

干将・莫耶 (かんしょうばくや)

二振りの夫婦剣。古代中国の呉の刀匠である干将と、その妻である莫耶によって製作されたとされる。刀身の黒い剣と白い剣があり、それぞれ黒い方が陽剣・干将、白い方が陰剣・莫耶という。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンたちが持っているアーチャーのクラスカードに宿る英霊が投影し、愛用していた剣。夢幻召喚したクロによって使用される。 干将・莫耶を複数投影しながら、投擲と斬撃を同時に当てる攻撃を「鶴翼三連」という。

騎英の手綱 (べるれふぉーん)

英霊の宝具。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンたちが持っているライダーのクラスカードに宿る英霊が有する。あらゆる乗り物を御するとされる黄金の手綱で、基本的には同時に召喚される天馬に対して使用される。真名を解放することによって、天馬の能力を向上させた超突進を行うことができる。

王の財宝 (げーとおぶばびろん)

英霊の宝具。アンジェリカが所有するアーチャーのクラスカードに宿る英霊・ギルガメッシュが有する。黄金の都バビロンにあるとされ、この世すべての財が収められているとされる宝物庫そのもの。蔵に収められた無尽蔵に近い数の宝物を使用することができる。その宝物の大半は、後の世に誕生した英霊達の所有する宝具の原典となった物で、ひとつひとつが宝具クラスの能力を秘めている。 現在はアンジェリカと、受肉し実体を得たギルによって二分された状態にある。戦闘時は、宝物庫に納められた武器を射出し攻撃する。

天の鎖 (えるきどぅ)

王の財宝に収められている宝具のひとつ。対神兵装にカテゴリされる宝具で、捕縛する対象の神性が高いほどに硬度を増すという特性を持つ。ギルガメッシュのかつての友の名を冠しており、受肉した分体であるギルもまた、この宝具に特別な思い入れがある。戦闘時は無尽蔵かつ縦横無尽に飛び回り、対象を捕縛する。

身隠しの布 (みかくしのぬの)

王の財宝に収められている宝具のひとつ。世界中に存在する「姿を隠す」宝具の原典とされる。布をかぶるか括るかしたものは、魔術的、光学的に隠蔽され、観測できなくなる。反面、音、匂い、体温や気配は隠すことができないため、気配察知に優れた相手の場合は用をなさない。ギルは布として使用したが、本来は帽子の形をしている。

クレジット

原作

Fate/stay night(TYPE-MOON)

企画

TYPE-MOON

書誌情報

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ! ! 既刊9巻 〈カドカワコミックス・エース〉 連載中

第1巻

(2012年11月19日発行、 978-4041205006)

第2巻

(2013年6月24日発行、 978-4041207475)

第3巻

(2013年7月25日発行、 978-4041208021)

第4巻

(2014年3月22日発行、 978-4041210222)

第5巻

(2014年10月24日発行、 978-4041021224)

第6巻

(2015年8月6日発行、 978-4041021231)

第7巻

(2016年3月24日発行、 978-4041040843)

第8巻

(2016年11月26日発行、 978-4041046883)

第9巻

(2017年8月25日発行、 978-4041060049)

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