Mr.釣りどれん

Mr.釣りどれん

とだ勝之の代表作。「千葉県立あみこ高校」を舞台に、釣りの魅力に取りつかれた日和湖一が、本栖釣太をはじめとする釣り仲間たちと共に、さまざまな釣り場に挑戦する姿を描いた釣りコメディ。釣りの素人である湖一や北浦かすみが、釣太から釣りのテクニックを伝授される形で、釣りに関する知識を読者にも自然に伝えている。また、タイトルがロックバンド「Mr.Children」から取られているほか、サブタイトルもガイナックスのアニメ『トップをねらえ!』や、ジュール・ヴェルヌの小説『海底二万里』をもじるなど、パロディネタも充実している。講談社「月刊少年マガジン」1996年8月号から2002年3月号にかけて連載の作品。

正式名称
Mr.釣りどれん
ふりがな
みすたーつりどれん
作者
ジャンル
釣り
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

日和 湖一 (ひわ こういち)

千葉県立あみこ高校に転校してきた、1年生の男子。生真面目で控えめな性格ながら、クラスメートの北浦かすみから一目惚れされるほど、女子人気が高い。転校前の高校でもバスケットボール部に所属しており、あみこ高校でもバスケットボール部に入部予定だったが、「バスケット部」と間違えて「バスゲット部」を訪ねてしまう。バスゲット部は釣りを専門にした部活で、そこで本栖釣太の釣りの技術に魅了された日和湖一は、バスケットボールを捨てて釣りの道に足を踏み入れることとなった。もともとは、釣太を釣りの名人として尊敬しつつも、彼が学業をおろそかにすることを問題視していた。だが釣りの楽しさに夢中になるにつれて、やがて自らも学業より釣りを優先するようになってしまう。

本栖 釣太 (もとす ちょうた)

千葉県立あみこ高校に通う、1年生の男子。高校生ながら卓越した釣りの腕を誇り、時折学校の授業をサボって釣りに出掛けることもある。その素行から教師やクラスメートには快く思われておらず、特にクラスメートの北浦かすみからはいつも小言を言われているが、まったく気にしていない。本栖釣太自身も含め、釣りをたしなむ人のことを老若男女問わず「釣りどれん」と呼ぶ癖があり、英語教師・島野彩子の口癖から彼女が釣りどれんだと見抜いた。釣りを専門とする部活「バスゲット部」を立ち上げようとしており、そのために部員と顧問の教師の確保を目指しているが、なかなか成果が得られないでいる。しかし、転校してきた日和湖一の勧誘に成功したことがきっかけで、徐々に部員を増やしていく。

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