概要・あらすじ
惑星ミクマリアに墜落した貨物船メガマウスの探索を行っていたネシアは、クント・パッチマン率いる宇宙海賊「星間難船救助隊」の襲撃を受け、惑星ミクマリアで遭難してしまった。流れ着いた浜辺で、貨物船メガマウスの乗員の生き残りである航太と出会ったネシアは、航太とともにパッチマンと対決し、同時に密航していたとされる兄の消息を求め、貨物船メガマウスについての調査を続けるのであった。
登場人物・キャラクター
ネシア
「銀河宝物捜索会社(ギャラクティック・トレジャーハンターズ・カンパニー)」の会長を務める、勝気な性格の少女。ちなみに社名は立派だが、父親の遺した小さな会社で、その実態は個人で営んでいる宝探し屋。行方不明の兄が密航していたという情報をもとに、貨物船メガマウスの捜索を行うべく、惑星ミクマリアにやって来た。フルネームは「ネシア・鳳・アンデルセン」。
航太 (こーた)
貨物船メガマウスの乗員を務めていた少年。貨物船メガマウスが惑星ミクマリアに墜落した際に遭難し、そのまま1年ほどが経過している。助けが来る可能性がほぼなかったため、ゲームに明け暮れる日々を送っていた。貨物船メガマウスを捜索していたネシアと出会ってからは、彼女とともに「星間難船救助隊」と対決することとなる。
クント・パッチマン (くんとぱっちまん)
「星間難船救助隊」を自称する宇宙海賊のキャプテンの男性。姿はほぼ人間と同じだが、額に三つ目を持つ。難破船の財宝を狙い、獲物の横取りをしようと、ネシアを執拗に追っている。生まれつき光線兵器に強く、ネシアの持っている光線銃(レイガン)を、対物モードに設定して撃っても、まったく通じない。ただし、物理攻撃には極めて弱い。
ペタル
惑星ミクマリアの原住生物の一個体。「半魚人(ニントト)」と呼ばれる。友好的な存在であり、遭難者である航太と親しく友人付き合いをしている。クント・パッチマンの攻撃を受けて気を失って、浜辺に流れ着いていたネシアを発見し、航太に引き合わせた。
集団・組織
星間難船救助隊 (すたーさるゔぁーず)
「救助隊」とは名ばかりで、その実態はクント・パッチマンに率いられた宇宙海賊団。パッチマン以外のメンバーは、全員黒いサングラスをかけ、黒いラバースーツを身に着けている。ネシアの後を追い、宇宙船「軍艦鳥(フリゲータ)号」で惑星ミクマリアにやって来た。
場所
惑星ミクマリア (わくせいみくまりあ)
水の豊富な辺境の惑星。既知宙域(ノウン・スペース)の最外縁にあり、最も近い定期航路からでも数百光年離れている。そのため、この星に遭難した航太は、助けを呼ぶ手段を持たなかった。原住生物には、半魚人(ニントト)、ニャントト、ヤミザメなど複数種が存在する。
その他キーワード
動尾服 (ているすーつ)
魚の尻尾のような形をしたデバイス。水中を自由に動き回るための服で、ネシアが愛用している。これを身に着けていると、まるで人魚のような姿になる。人工筋肉でできていて、内部には吸着装置があり、装着者にしっかりと固定される。その他、小物などを収納するスリットもある。ネシアが用いている動尾服は、中でも極めて高性能なものである。
貨物船メガマウス (かもつせんめがまうす)
惑星ミクマリアに墜落した難破船。かつて超航(ワープ)中に動力炉のトラブルを起こし、何重ものフェイルセーフをすり抜けて暴走を開始。たった2名の乗員であった船長と航太は、手近にあった地球型惑星の惑星ミクマリアに進路を向けて脱出した。その後、船体はバラバラになり、コンテナなどが惑星ミクマリアの各地に散らばっている。 なお、船長は墜落後、消息不明となっている。