PINGKONG

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天才卓球少女の早乙女コトミと、ゴリラに変身した双子の姉の早乙女タクミが、卓球ダブルスの全日本優勝を目指す、卓球ギャグ漫画。自分のせいで姉がゴリラになってしまったと考えるコトミと、ゴリラになっても妹を思うタクミの絆を描いた物語でもある。小学館「週刊少年サンデー」2020年2・3合併号から17号まで連載。

正式名称
PINGKONG
ふりがな
ぴんぐこんぐ
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
卓球
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概要・あらすじ

天才卓球少女の早乙女コトミは、日本卓球界の未来を担うといわれた逸材だったが、半年ほど前から忽然と姿を消していた。そんなコトミが、ある日突然、卓球協会会長のもとを訪れた。コトミが土下座して願うのは、姉の早乙女タクミとの卓球ダブルス大会出場。しかし、秘書はあっさりと出場を拒否。なぜなら、どう見ても姉のタクミは巨大なゴリラだったからだ。姉の影響で卓球を始めたコトミは、めきめき頭角を現すが、タクミには才能がなかった。タクミの存在を恥ずかしく思うようになったコトミは、姉と同じ顔であることが嫌になっていた。そんなある日、タクミは首をつって命を絶とうとするが失敗。そしてなぜか彼女の姿はゴリラになった。自分のせいでタクミがゴリラになってしまったと考えたコトミは、罪滅ぼしをしようと決意する。それはタクミの夢であった、卓球での全国優勝。姉と二人で夢を叶えようと、コトミは卓球協会会長に涙の土下座をしていたのであった。ゴリラの出場は無理かと思われたが、会長は条件付きでコトミたちの出場を認めた。それは、今大会優勝候補の花京院キュー子を倒すことで、もし負ければ、コトミを卓球界から永久追放するという。こうしてコトミは、ゴリラになったタクミとのペアで全日本卓球選手権大会地区予選に参加することになった。一回戦の相手は、花京院チーム。ゴリラの俊敏性、パワー、頭脳を警戒する花京院だったが、タクミの返球はすべてホームラン。会場の壁に、次々と球がめり込んでいく。楽勝ムードに浮かれる花京院だったが、やがて会場がざわつきだした。タクミが打ち返し、壁にめり込んだ球が言葉になっていたのだ。「コトミ じぶんのために たっきゅうしろ」。それを見たコトミは、卓球試合はタクミへの罪滅ぼしではなく、自分に卓球を教えてくれた彼女への恩返しなのだと気づく。吹っ切れたコトミの技はキレを増す。それはタクミも同じだった。本気を出したタクミはジャンプ一閃、豪快なスイングでスマッシュを決める。その球は卓球台はおろか、会場をも吹っ飛ばしてしまう。よくわからないまま、ともかく一回戦突破となったコトミとタクミは、さらなる卓球道へと邁進するのであった。

登場人物・キャラクター

早乙女 コトミ (さおとめ ことみ)

中学2年生の少女。双子の姉、早乙女タクミがいる。タクミの影響で卓球を始めると、めきめき頭角を現し、神童と呼ばれるまでになる。やがて、卓球が上達しないタクミの存在が恥ずかしくなり、同じ顔であることが嫌になる。タクミが自殺を図った結果、ゴリラになってしまったことを自分のせいだと考えている。「2人で全国優勝しよう」と言っていたタクミの言葉を実現するべく、ゴリラになった姉とペアで全日本卓球選手権大会に参加する。

早乙女 タクミ (さおとめ たくみ)

早乙女コトミの双子の姉。中学2年生。卓球が好きで、コトミといっしょに全国優勝するのが夢だった。しかし、才能に恵まれず、神童とまで言われるようになったコトミに距離を置かれるようになる。ある日首をつった結果、巨大なゴリラに変身してしまう。強大なパワーを身につけたタクミは、あらためてコトミと共に卓球で全国優勝を目指すことになる。

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