PPPPPP

PPPPPP

ある日、天才ピアニスト・音上楽音のもとに、7卵生の7つ子が生まれる。ピアノを弾くのが大好きな7人は、一人を除いて天才だった。凡才という理由で家を追放された園田ラッキーが、天才たちに挑む姿を描いた音楽ストーリー。集英社「週刊少年ジャンプ」2021年42号より連載を開始。「次にくるマンガ大賞2022」コミックス部門第5位。

正式名称
PPPPPP
ふりがな
ぴぴぴぴぴぴ
作者
ジャンル
ピアノ
 
青春
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
巻数
既刊4巻
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概要・あらすじ

12月21日、偉大な天才ピアニスト・音上楽音は、7卵生の7つ子をもうける。子供たち全員がピアノを弾くのが大好きで、園田ラッキーを除いた6人は天才だった。楽音は、ただ一人の凡才・ラッキーを忌み嫌い、毎日罵り続ける。ラッキーをかばい続けた母・園田蝶調は、ついに離婚を決意。音上家を出ていく。その後、病弱な母は入院し、ラッキーは叔母さんの家に預けられた。叔母さんとその息子・正志は、ラッキーを厄介者扱いして、こき使う。さらに叔母さんは、家でピアノを弾くことも禁じていた。しかし、ピアノが大好きなラッキーは、母の病室にキーボードを持ち込み、小さい音で弾き続ける。中学3年生になったラッキーは、ピアノと高校を諦めていた。しかしある日、母から「ピアニストになって欲しい」と伝えられる。それは、余命2年を宣告された母の切なる願いであった。ラッキーのピアノが大好きだという母は、凡才でもピアニストになれることを証明し、音上楽音に一泡吹かせてやれというのだ。それ以来、ラッキーは叔母さんの命令を無視したり、音楽の先生に習ったりして、四分谷音楽高校を目指す。そして迎えた実技試験当日。ラッキーは、小さい頃7つ子みんなで弾いて遊んだ「きらきら星変奏曲」を、自由曲の課題に選ぶ。審査員たちは、ラッキーの拙い演奏に呆れるが、ただ一人、かつて一度だけ音上楽音を負かした出田英雄だけは違った。ラッキーが演奏すると、小さい子供たちの映像が見え、言葉まで聞こえたのだ。出田は、不思議な「映像体験的な音楽」を表現したラッキーを合格にする。凡才と言われたラッキーは、こうして四分谷音楽高校に入学。天才たちを相手にしながら、自分のピアノを追求していく。

登場人物・キャラクター

園田 ラッキー (そのだ らっきー)

世界的天才ピアニスト・音上楽音を父に持つ7つ子の一人である少年。初登場時は中学3年生で、その後、四分谷音楽高校に進学。身長は175センチ。黄色で、星のような形をした髪型が特徴。兄妹の中で唯一の凡才。ピアノが大好きだが、父・楽音に"ファンタジーが乏しい"と罵られ続ける。楽音のラッキーへの仕打ちが原因で両親は離婚。母・園田蝶調と共に、音上家を離れる。その後、母が入院したため、叔母さんの家に引き取られる。中学卒業後は働くことを決めていたが、母の強い要望に従い、音楽高校に入学。講師・出田英雄(DADA)の門下生となり、ピアニストを目指す。大きい音が出せない母の病室でピアノ(キーボード)を弾いていたため、ラッキーの演奏は、1音1音が異常なまでに丁寧で小さい。DADAに"PPPPPP(ピアニッシシシシシモ)"と表現されたその演奏は、聴く力を持つ人間に、映像体験をもたらす。しかし、"PPPPPP"のままでは万人には届かないため、一つずつ"P"を消すため、さまざまな奏法を学んでいく。

園田 蝶調 (そのだ ちょうちょう)

園田ラッキーたち7つ子の母親。世界的天才ピアニスト・音上楽音の元妻。ラッキーを凡才とし、ピアノをやめさせようとした楽音に反発。離婚してラッキーと共に音上家を出る。その後、難病を患い、ほぼ寝たきり状態になる。自分の余命が短いことを知り、ラッキーにピアニストになってほしいと伝える。ラッキーの演奏が好きなのはもちろん、7つ子みんなでピアノを弾いている姿が何よりも好き。

出田 英雄 (だだ ひでお)

四分谷音楽高校の講師。理事長の門下生だった。猫目とスキンヘッド、ヒョウ柄のハットと衣服が特徴の男性。身長180センチ。受験時、園田ラッキーの実技試験で「映像体験的な音楽」を経験し、ラッキーの合格を決める。ラッキーと優等生・古須亜子を門下生とする。過去に一度だけ、世界的天才ピアニスト・音上楽音に勝ったことがある。通称は「DADA」。

古須 亜子 (ふるす あこ)

四分谷音楽高校1年生の女子。年齢は16歳。出田英雄の門下に入る。学年首席の特待生。園田ラッキーと同じ中学校出身。ツインテールが特徴の女子で、絶対音感と超絶技巧を持つ。身長144センチ。元ピアニストの母が、あらゆるコンテストで音上楽音に破れ、名誉と仕事を失う。以後、母はダメ人間となって家庭は困窮。亜子がコンビニやスーパーでアルバイトをして生活を支えている。母をダメにした楽音を倒すため、ピアノに励んでいる。

音上 楽音 (おとがみ がくおん)

世界三大音楽コンクール(ショパン国際ピアノコンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクール、チャイコフスキー国際コンクール)をやすやすと全制覇してしまう偉大な天才ピアニスト。園田ラッキーたち7つ子の父親で、園田蝶調の元夫。幼い頃、ラッキーは凡才で、演奏に"ファンタジー"がないと酷評。暴力を振るい、罵声を浴びせ続けて追放する。大富豪のパトロンを後ろ盾に、世界中のコンクールの買収を計画。「凡が出す事を許される音は、音楽には在らず」を信条に、気に入らないピアニストを、次々と業界から追放している。

音上 レイジロウ (おとがみ れいじろう)

世界的天才ピアニスト・音上楽音の次男。7つ子の一人で、園田ラッキーの兄。年齢は16歳で、身長164センチ。オレンジ色の髪が特徴。寂しがり屋で、子供の頃はラッキーにずっとまとわりついていた。「轟音の天才」と呼ばれるほどパワフルな演奏をするピアニスト。その音色は、夕焼け色の巨人という"ファンタジー"を出現させ、聴衆を夕焼けに包み込む。音楽院に通っていた頃、初めてできた友達と、夕焼けの中、一緒に帰るのが好きだったが、自分の天才ゆえに友達と別れることになる。以来、ピアノだけが残され、寂しい気持ちやプレッシャーなど、さまざまなストレスから不眠症に陥っていた。ラッキーにきつく当たり、母・園田蝶調のことも恨んでいたが、ラッキーのピアノ演奏で、大好きだった「夕焼けの帰り道」の映像を体験。再び仲良しになり、母とも再会する。

音上 ミーミン (おとがみ みーみん)

世界的天才ピアニスト・音上楽音の長女。7つ子の一人で、園田ラッキーの姉。年齢は16歳で、身長172センチ。巻き髪の超ロングヘアーが特徴。黙っていればお人形のような美少女だが、自由奔放で相当な変人。彼女の独自解釈でピアノ演奏すると、その曲とは思えない"ファンタジー"が生まれる。何も考えずに演奏すると、ピアノの葉の木々が現れて、その中に曲が見え隠れする"ファンタジー"を生み出す。

新座 ワオ (にいざ わお)

作曲家の女性。四分谷音楽高校理事長門下で、出田英雄の同級生。映画のオリジナルサウンドトラックを数多く手掛けている。身長164センチ。自分の映画音楽のオーディションに参加した園田ラッキーを「天才」ではなく「バケモノ」と評する。

巻 六九 (まき ろっく)

四分谷音楽高校の男子学生。園田ラッキーとは「聴音」の授業で同じクラスとなる。身長157センチ。ピンと上に跳ねた三つ編みのツインテールが特徴。いくらピアノを頑張っても「喝采」が得られないため、自暴自棄になっていた。ラッキーの演奏で「喝采」の映像を体験。擬似的に願いを叶える。

山中 メロリ (やまなか めろり)

四分谷音楽高校3年生の女子。理事長の門下生。年齢は18歳で、身長154センチ。薔薇模様の大きなリボンを頭につけている。人気バンドのピアニストで、出田英雄によれば「天才を捨てた女」。音楽業界を守りたいという思いを持っている。

書誌情報

PPPPPP 4巻 集英社〈ジャンプコミックス〉

第3巻

(2022-07-04発行、 978-4088831589)

第4巻

(2022-09-02発行、 978-4088832258)

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