Splatoon

Splatoon

家庭用テレビゲーム『スプラトゥーン』の世界観を踏襲してコミカライズした、痛快かつコミカルなアクション漫画。ゲームに存在するブキやステージ、各種のスペシャルといった大技が忠実に再現されたうえで、オリジナルのストーリーが展開していく。小学館「別冊コロコロコミック」2016年4月号から2017年6月号まで連載。その後、同社「月刊コロコロコミック」に移籍し、2017年6月号から2021年12月号まで連載。また、同誌2022年10月号からは続編となる『Splatoon バンカラ!』がスタートした。

正式名称
Splatoon
ふりがな
すぷらとぅーん
作者
ジャンル
ゲーム
レーベル
てんとう虫コミックス(少年)(小学館)
巻数
既刊16巻
関連商品
Amazon 楽天 小学館eコミックストア

あらすじ

第1巻

ブキから発射するインクで地面を自チームの色で塗りたくり、面積の大きさで勝敗を決めるナワバリバトルという競技に勤しんでいたインクリングの少年、ゴーグルウデマエは最低ランクのC-と未熟ながらも、所属するブルーチームで気の合うメンバーと試合を楽しんでいた。ところが、ナワバリバトルのNO.1を決める大会「コロコロカップ」に参加した折、初戦の相手が、ウデマエが最上位のS+である少年、ライダーが率いるイエローグリーンチームである事が判明。圧倒的なウデマエの差から、手も足も出ない完敗を予想されたブルーチームだったが、巧みなチームワークと、ゴーグルの機敏かつ予測不能な動きでライダーを圧倒し、見事勝利を収める事に成功する。この一戦で自信を深めたゴーグルは、意気揚々と2回戦に挑むのだった。(エピソード「ライダー」)

格上のライダーを倒したものの、2回戦であっさりと敗退したゴーグル一行。その後、S+の中でも特に凄腕とされている「S4」の一人、アーミーが率いるオレンジチームと試合をする事になったブルーチームは、相手の動きを的確に予測するアーミーの戦術「イカアミマニュアル」の前に大苦戦を強いられてしまう。しかし、エリア外でカレーを食べるというゴーグルの予想外の行動に混乱したアーミーのスキを突き、ブルーチームは逆転勝利を収める。その結果、ゴーグルはほかのS4から目をつけられてしまうのだった。(エピソード「アーミー」)

グリーンチームとの試合に挑んでいたゴーグルは、試合中に破れたフクを新調するため、ハイカラシティのショップへと向かう。紆余曲折の末、新しいフクを調達したゴーグルはグリーンチームと再戦して、接戦の末に勝利を収めるが、グリーンチームでひと際華麗な動きを見せていた、とある選手の正体が「S4」のアロハである事が判明する。(エピソード「グリーン」)

アロハ率いる「ピンクチーム」との試合に挑んだブルーチーム。強敵との対戦を得意のチームワークで対抗しようとしたゴーグルだったが、アイスをカップかコーンのどちらで食べるか、というつまらない理由でチームメイトのメガネと喧嘩をしてしまい、中盤までの試合展開は散々なものとなってしまう。しかし、アロハにチームメイトとの不仲を嘲笑されたゴーグルとメガネが、そこで発奮。喧嘩をしながらも抜群のコンビネーションを発揮してピンクチームを圧倒し、逆転勝利を収めるのだった。(エピソード「アロハ」) 

第2巻

メールでバトル申し出を受け、現地へと向かったゴーグル一行だったが、それは「S4」のマスクがブルーチームをおびき寄せるための罠だった。ハコフグ倉庫でマスク率いるシアンチームと強引に試合をする事になったブルーチームは、サブウェポンを駆使した連続攻撃に大いに苦められるものの、どんな苦境でも笑顔を絶やさないニットキャップの姿を見たマスクの動揺に乗じて反撃に転じ、シアンチームを打ち破るのだった。(エピソード「シアン」)

「S4」の最後の一人であるスカル率いるパープルチームに挑んだブルーチームだったが、圧倒的な力の差の前に完敗を喫してしまう。意気消沈するブルーチームの前にライダーが現れ、ゴーグル一行はライダーの指導のもとで猛特訓をする事になった。最強のリッター使いであるスカルの攻撃を避けるための特訓中に、潜在能力を開花させたゴーグルは、ライダーに「S4以上の力があるかもしれない」と言わしめるまでの急成長を遂げる。(エピソード「特訓」)

ライダーとの特訓を経て成長したブルーチームは、スカル率いるパープルチームに再戦を挑む。その場からまったく動かず、驚異の命中率でブルーチームにインクを当ててくるスカルの攻撃を巧みにかわし続けるゴーグル。スカルと一対一の状況へと持ち込んだゴーグルは、ライダーとの特訓で修得した「イカズマジェット」でスカルの懐へと潜り込み、スカルにスペシャルウェポンを当て、ブルーチームを勝利へ導くのだった。(エピソード「スカル」)

第3巻

チームメイトと練習するためにハイカラシティに出向いたゴーグルは、現場にいたライダーといっしょにマンホールに落ち、謎の地下空間へと迷い込んでしまう。そこで出会ったアタリメ司令から、地下空間「タコツボバレー」に住んでいるタコ軍団「オクタリアン」に奪われた電力の源である「オオデンチナマズ」の奪還を依頼されたゴーグル達は、力を合わせて地下空間を突き進み、強敵のタコツボックスを撃破。しかし、戦いの最中にアタリメ司令が謎のUFOに連れ去られてしまう。(エピソード「ヒーローモード前編」) 

連れ去られそうになったアタリメ司令の足を捕まえ、UFOと共に別のエリアへと移動する事になったゴーグルとライダー。いつまでもついて来るゴーグル達に業を煮やしたUFOのパイロット、タコワサ将軍は、ゴーグル達を振り落としたうえで、勝負を挑んでくる。「DJタコワサ」を自称するタコワサ将軍のリズムに乗った激しい攻撃の前に苦戦を強いられるゴーグル達だったが、救援に来たアタリメ司令の孫である1号と2号と力を合わせてタコワサ将軍を撃退し、「オオデンチナマズ」を取り返す事に成功するのだった。(エピソード「ヒーローモード後編」)

グリーンチームとナワバリバトルをする事になったブルーチーム。新たにグリーンチームの一員となったクールな少年、グローブが扱う、新ブキ「スプラマニューバー」の機動性に苦戦を強いられるが、試合中に頭に生えた自慢のゲソをそぎ落され、怒りに我を忘れたグローブのスキを突き、ゴーグルが新スペシャルウェポンのハイパープレッサーを炸裂させる。グローブの動きを封じ込めたブルーチームに軍配が上がるのだった。(エピソード「グローブ」)

練習のためにハイカラスクエアへと出向いたゴーグルは、チームメイトのもとにスーパージャンプを使って向かおうとした際に、間違ってショップに突っ込み、ロブ建物を破壊してしまう。弁償するお金を持っていなかったゴーグルは、グローブのアドバイスを受け、ハイカラスクエアのNO.1を決めるナワバリバトルの大会「スクエアキング杯」へ参加し、副賞であるお店の獲得を狙う。3連勝で予選の突破を果たしたブルーチームは、本選への出場権を得るだった。(エピソード「スクエア」)

第4巻

スクエアキング杯の本選へと勝ち残ったゴーグルは、同じく勝ち残ったライダーグローブのチームといっしょにトーナメントへと参加。圧倒的な存在感を放ち、周囲から絶対王者と称されるエンペラーと遭遇した一行は、彼を倒す事を目標に定める。ライダー率いるイエローグリーンチームは女子だけで構成されたスクールカーデチームと、グローブ率いるグローブチームは男子だけで構成されたFCチームと、それぞれ対決。双方のチームによる情熱的な攻撃の前にライダーとグローブはピンチに陥るが、最終的に実力差を発揮して逆転勝利を収める事に成功する。(エピソード「大会本選」) 

インクで体を汚される事が大嫌いな選手で構成されたスミカケチームと対戦する事になったブルーチーム。インクに当たらない事を優先して、血のにじむような練習を重ねた結果、驚異のディフェンス力を身につけたスミカケチームに圧倒されるブルーチームだったが、トラブルでフクを汚されてペースを乱したスミカケチームのスキを突き、新スペシャルウェポン「スーパーチャクチ」によって勝利をものにする。ゴーグルは試合後、スカルをはじめとする「S4」だけで構成されたS4チームが、エンペラー率いるエンペラーチームに完敗を喫した事を知るのだった。(エピソード「スミカケ」)

S4チームが完敗した衝撃も冷めやらぬ状態のまま、イカマスク率いるはぐれイカチームエンペラーと対戦する事になったブルーチーム。マジメな性格のメンバー達による優れたチームワークと、規律正しい攻撃を繰り出すはぐれイカチームの前に防戦一方となるが、チームワークでは誰にも負けないブルーチームは徐々に挽回。スペシャルウェポン「スーパーチャクチ」で勝負を決めるのだった。(エピソード「はぐれイカ」)

2回戦を突破したブルーチームは、ゴーグルが店を破壊してしまったロブの屋台で、店員としてお手伝いをする事になる。休憩中に街を出歩いていたブルーチームは、そこでエンペラーチームの一員であるエギングJrに遭遇。グローブをも上回るスピードを見せるエギングJrの姿を見て、エンペラーチームの底知れぬ実力の片りんを悟るゴーグルに対し、ライダーは「オレとおまえは決勝で戦うんだからな」と伝え、エンペラーチームとの試合に挑むのだった。(エピソード「街歩き」)  

第5巻

 ライダー率いるイエローグリーンチームとエンペラー率いるエンペラーチームの準決勝が始まった。ゴーグルの影響を受け、チームワークの大切さを学んでいたライダーは、自分がエンペラー達を引き付け、そのスキにチームメイトが放った連続スペシャルウェポンでエンペラーチームを追い詰める事に成功。巧みなコンビネーションを駆使した攻撃で勝負あったかと思われたが、エンエペラーチームはそれらの攻撃をすべてかわしていた。(エピソード「イエローグリーンVSエンペラー①」) 

反撃に出たエンペラーチームの前に押されまくったイエローグリーンチームは、地面を八割まで塗られ、絶体絶命のピンチに陥ってしまう。しかし、チームメイトを信じるライダーの知略によって、エンペラーチームの固い守りを破る事に成功。間隙を縫ってエンペラーの目の前まで迫るライダーだったが、その瞬間にタイムアップとなり、エンペラーチームの勝利と決勝進出が確定するのだった。(エピソード「イエローグリーンVSエンペラー②」)

 グローブ率いるグローブチームとの準決勝に挑むブルーチーム。グローブチームのクールで的確な攻撃に、チームワークで対抗していくブルーチームだったが、グローブをはじめとするメンバーのムダのない動きと固いディフェンスの前に、徐々に追い込まれていく。しかし、試合中にゴーグルに躓いて転んだグローブの頭に生えたゲソが、すべて取れてしまうというトラブルが発生。その後もグローブチームとブルーチームのアホな戦いは続き、いつしか双方のメンバーは時間を忘れ、心の底から勝負を楽しむのだった。(エピソード「グローブチーム①」) 

一進一退、五分五分の展開で推移するブルーチームとグローブチームの試合。そこで一対一となったゴーグルとグローブは、インクの撃ち合いを開始。フクを脱いで全裸になったゴーグルが、インクをかわしてグローブを倒した結果、ブルーチームに軍配があがる。見事決勝へと進出したブルーチームは、エンペラー率いるエンペラーチームと、頂点の座を賭けて対決するのだった。(エピソード「グローブチーム②」) 

登場人物・キャラクター

ゴーグル

ゴーグルのギアを装備したインクリングの少年。ブルーチームに所属する。明るくはつらつとしており、どんな状況でもくじけることがない不屈の精神の持ち主。やや天然気味な性格で、フクを忘れて全裸で試合会場入りしたり、試合中にチームメイトにすら意図が読めない謎の行動をすることがある。そのため、所属チームごと「アホで有名なブルーチーム」呼ばわりされていた。 ナワバリバトルでのウデマエは最下級のC-だが、柔軟な発想力と抜群のチームワークを駆使して、格上の対戦相手を次から次へとなぎ倒し、一躍有名人となった。好物はウメボシ。ブキは高速インクで対象を射抜く「スプラシューターコラボ」。

メガネ

メガネのギアを装着したインクリングの少年。ブルーチームに所属する。比較的常識的な性格をしており、あらゆる方面に突っ走ってしまいがちなチームメイトのゴーグルに対する突っ込みと諫め役を担っている。ウデマエはC+。アイスはコーン派かカップ派かといった、くだらない理由で試合中に喧嘩をしてしまうこともあるが、ゴーグルとの仲や連携はとてもいい。 ハケのような形をしたブキ「ホクサイ」を使用している。

ヘッドホン

ヘッドホンのギアを装着したインクリングの少女。ブルーチームに所属する。メガネと同じくごく普通の性格をしており、自由奔放な行動を見せるゴーグルに対する突っ込み役を担っている。ニットキャップとのコンビネーションは抜群で、息のあった連携プレイで対戦相手を倒していた。ウデマエはB-で、離れた位置から相手を狙えるブキ「スクイックリンα」を使用している。

ニットキャップ

ニットキャップのギアを装着したインクリングの少女。ブルーチームに所属する。いついかなる時でも朗らかな笑顔を浮かべている天真爛漫な性格。ウデマエはCで、ブキとしてバケツのような形をした「バケットスロッシャー」を使用している。

ライダー

イカライダーBLACKのギアを着込んだインクリングの少年。イエローグリーンチームに所属する。ウデマエは最高ランクのS+で、褐色の肌とクールな性格を特徴とする凄腕。人と組むのを嫌う一匹狼ながら、大会のためにチームを組み、チームメンバーを信頼せずに戦っていた。「コロコロカップ」で格下のブルーチームとの対戦が決まった際は、彼らのことを歯牙にもかけていなかったが、ブルーチームの巧みな連携プレイの前に敗北。 仲間を信頼すること重要性を思い知らされ、その後はゴーグルに特訓を課すなど、友人としての付き合いをすることになる。ゴーグルには度々後ろから近づかれ、ズボンを下げられる悪戯を仕掛けられていた。巨大なローラーの「ダイナモローラーテスラ」をブキとして使う。

アーミー

モンゴウベレーのギアを被ったインクリングの少年。オレンジチームに所属する。ウデマエがS+のインクリングの中でも、圧倒的な実力を誇っている四天王「S4」の1人。自身を「ワガハイ」と呼称するなど、軍人のような堅い態度と口調を特徴としている。勝利こそすべてと考えており、あらゆる戦況に対応するためのデータを蓄積した「イカスミマニュアル」をもとに試合を進めていた。 マニュアルから大きく外れた予想外の行動をするゴーグルに翻弄され、敗北する。「N-ZAP85」をブキとして使う。

アロハ

おどるイカアロハのギアを着ているインクリングの少年。ピンクチームに所属する。ウデマエがS+のインクリングの中でも、圧倒的な実力を誇っている四天王「S4」の1人。チャラい言葉遣いを多用し、「パーリー(パーティー)」「レベチ(レベルが違う)」「メンディー(めんどくさい)」などの独特なしゃべり方をする。「ナワバリバトル」では、軽やかなダンスステップを踏みながら地面を塗りつぶしていた。 ダサイことを嫌っており、「コロコロカップ」におけるブルーチームとの試合では、喧嘩をしていたゴーグルとメガネに対し、「ハズかしくない?」と煽っていた。「.52ガロン」をブキとして使う。

マスク

タコマスクのギアを被っているインクリングの少年。シアンチームに所属する。ウデマエがS+のインクリングの中でも、圧倒的な実力を誇っている四天王「S4」の1人。キラキラした生活をしている「リア充」が大嫌いで、ブルーチームに勝負を挑んだ際も、和気藹々としていたゴーグルとニットキャップに嫉妬。「笑っていられなくしてやるぞ」と呪詛のような台詞を吐いていた。 サブウェポンによる連続攻撃、「SW地獄」を得意としている。「カーボンローラーデコ」をブキとして使う。

スカル

イカスカルマスクのギアを口元に付けているインクリングの少年。パープルチームに所属する。ウデマエがS+のインクリングの中でも、圧倒的な実力を誇っている四天王「S4」の1人。無口なうえに眉毛がない強面。「S4」最強のプレイヤーで、「弱いヤツに用はない」が持論。長射程のブキである「3Kスコープカスタム」を完璧に使いこなし、得意技の「絶対射程距離スカルエリア」を駆使して、遠距離から敵を正確に射抜いていた。 一度はブルーチームに完勝するが、ライダーの指導によってパワーアップしたゴーグルの再戦の要求を受け入れ、死闘を繰り広げることになる。

サイクルメット

サイクルメットのギアを被ったインクリングの少年。ダークグリーンチームに所属する。チームメンバーを兄弟で固め、全員が着弾後に大きな爆発を発生させる「ブラスター」をブキとして使っているので、「ブラスター兄弟」と名乗っている。「S4」を撃破したブルーチームを倒して名を上げるため、ゴーグルに勝負を挑んできた。

アタリメ司令 (あたりめしれい)

旧カラストンビ部隊の司令。タコ軍団の「オクタリアン」によって盗まれた「デンチナマズ」と「オオデンチナマズ」を取り戻すため、ゴーグルとライダーを「ニュー!カラストンビ部隊」に任命し、彼らを地下空間の「タコツボバレー」の深層へと送っていた。

タコツボックス

タコ軍団「オクタリアン」の一員。巨大な正方形の体の前面に、大きな顔と小さな足が付くという奇妙な姿をしている。ゴーグルたちとの戦いではその巨体を活かし、倒れ込んで彼らを押しつぶそうとしていた。足をくすぐられることと、ウメボシに弱い。

タコワサ将軍 (たこわさしょうぐん)

謎のUFOに乗っているタコ軍団「オクタリアン」の将軍。「オオデンチナマズ」を盗んだ張本人。地下空間の「タコツボバレー」まで「デンチナマズ」を取り戻しに来たゴーグルたちと対峙することになった。音楽の力で強くなる性質を持ち、「DJタコワサ」を自称して、UFOの操縦席で音楽を奏でながら戦っていた。

グローブ

エンペラフックHDPのギアを頭部に付けているインクリングの少年。トレンドな髪型をした爽やかな風貌の自信家。ブルーチームに対しては、「負ける気しないけど」となどと挑発して勝負を煽っていた。クールでスタイリッシュな立ち回りを身上としているが、一度頭に血が上ると、見境なくブキを乱射してしまう。機動性の高い「スプラマニューバー」をブキとして使用していた。

イカロス

イカロスHKメットギアを被ったインクリングの少年。イカロスチームに所属する。優れたチームワークを武器に「スクエアキング杯」に参戦していた。「4DS(4人で襲撃)」というダサいネーミングのフォーメーションを駆使して、ブルーチームと勝負する。しかし、「S4」を倒して実力が大きく向上したゴーグルたちに翻弄されてしまう。 ブキとして汎用性の高い「スプラシューター」を使用していた。

エンペラー

鋭い眼光をしたインクリングの少年。ナワバリバトルの猛者で、「スクエアキング杯」を四連覇している、人呼んで「絶対王者」。実績に恥じない圧倒的な技量の持ち主で、チームメイトとの巧みなコンビネーションで地面を優雅にスキなく塗り潰す「王道(エンペラーロード)」という戦法を使いこなす。ピンチに陥っても、インクで巧みに地面を塗って仲間全員分の退路を一瞬で作ってしまうなど、判断力も抜群。

1号と2号 (いちごうとにごう)

インクリングの少女達。アタリメ司令の孫で、タコワサ将軍と戦っていたゴーグルとライダーに加勢していた。巧みにブキを扱い、その実力は「S4」よりも上と目されている。

ロブ

ハイカラシティで商売を営んでいる大きなエビのような姿をした男性。ショップでフクを販売していたが、ゴーグルのミスでショップを建物ごと破壊されてしまった。彼の店を再建するために、ブルーチームは「スクエアキング杯」に参加する。

エギングJr (えぎんぐじゅにあ)

褐色の肌をしたインクリングの少年。エンペラー率いるエンペラーチームの一員で、素早い動きで相手を翻弄する。あっけらかんとした性格で、ほかのチームの実力を馬鹿にしたような態度を見せるが、本人に悪気はない。

イカマスク

マスクのギアを付けたインクリングの少年。まじめで几帳面な性格をしており、同じような性格をしたメンバーを集め、はぐれイカチームを結成し、「スクエアキング杯」に参加していた。まじめで真摯な姿勢から生み出される統率の取れた、一糸乱れぬコンビネーションが強み。毎朝早起きをして、おじいちゃんとラジオ体操をしている。

その他キーワード

インクリング

ヒトに変身できる能力を持った特殊なイカ。ハイカラシティで暮らしている。ナワバリバトルという、地面を塗った面積で勝敗を決める競技に夢中になっている。イカ状態だと、地面や壁に塗られたインクの中を泳いで進むことができる。

ギア

インクリングがナワバリバトルに参加する際に、体に装備する装飾品。「アタマ」「フク」「クツ」の3か所に1つずつ、最大3つまで装備することが可能で、装備すると各ギアに応じた「ギアパワー」という特殊な能力を発揮する。

ナワバリバトル

手持ちのブキから発射されたインクで、地面を自チームの色で塗り、塗った面積で勝敗を決める競技。4人1組で構成された計2チームが、1つのステージで争うことになる。チームワークが、勝敗を左右する重要なファクターとなっている。

ウデマエ

ナワバリバトルに参加しているプレイヤーの実力を現したランク。最下級はC-(シーマイナス)で、最高位はS+(エスプラス)。ゴーグルはどこにでもいるC-のプレイヤーだったが、ランクで測れない不思議な力と巧みなチームワークを発揮して、S+のプレイヤーに打ち勝っていく。

関連

Splatoon バンカラ! (すぷらとぅーん ばんから)

任天堂のゲームソフト『スプラトゥーン3』の公式漫画。前作『Splatoon』に続き、ひのでや参吉がコミカライズを担当。さまざまな時代の建造物がひしめき合い、独自の文化を形成していることから、若者に人気... 関連ページ:Splatoon バンカラ!

書誌情報

Splatoon 16巻 小学館〈てんとう虫コミックス(少年)〉

第1巻

(2016-07-28発行、 978-4091422156)

第2巻

(2017-01-27発行、 978-4091422897)

第3巻

(2017-06-23発行、 978-4091424136)

第4巻

(2017-10-27発行、 978-4091424945)

第5巻

(2018-02-28発行、 978-4091426239)

第6巻

(2018-07-27発行、 978-4091427298)

第7巻

(2018-11-28発行、 978-4091428073)

第8巻

(2019-02-28発行、 978-4091428660)

第9巻

(2019-06-28発行、 978-4091430403)

第10巻

(2019-10-28発行、 978-4091430830)

第11巻

(2020-03-27発行、 978-4091431448)

第12巻

(2020-07-28発行、 978-4091432148)

第13巻

(2020-11-26発行、 978-4091432445)

第14巻

(2021-04-28発行、 978-4091432926)

第15巻

(2021-08-27発行、 978-4091433152)

第16巻

(2022-01-27発行、 978-4091433794)

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