Y十M ~柳生忍法帖~

Y十M ~柳生忍法帖~

非力な女たちが武芸の達人を相手に仇討ちを果たすべく、武術の指南を柳生十兵衛に依頼する。十兵衛自身は仇の武芸者に勝る腕を持ちながら、直接倒すことができないという制約により戦況は複雑化していく。原作は山田風太郎の小説『柳生忍法帖』。

概要

会津藩の暴君加藤明成とその配下に一族を惨たらしく殺された七人の女たちが、復讐のために立ち上がる。だが、敵である会津七本槍は武芸の達人揃いであった。柳生十兵衛は旧知の仲である沢庵和尚から依頼され、七人の女たちを指導して復讐の手助けをすることになる。

登場人物・キャラクター

柳生 十兵衛 三厳

徳川将軍家の兵法指南役である柳生宗矩の息子。剣術の腕は天才的だが、野放図で型にはまらない性格。七本槍と互角以上に戦う実力はあるが、女たちに仇討ちを遂げさせるため指南と援護に徹しようとする。女心には疎い。実在の柳生十兵衛三厳をモデルにしたキャラクター。

加藤 明成

会津藩四十万石の大名。暗君として家老の堀主水に見限られるが、それを恨み芦名衆を使って掘一族の者を惨殺する。実在の加藤明成をモデルにしたキャラクター。

沢庵 宗彭

柳生十兵衛の父柳生宗矩の師として名高く、十兵衛とも旧知の老僧。徳川将軍家にも顔が利く。会津七本槍への復讐を望む女達に、十兵衛を指南役として紹介する。沢庵自身と弟子の僧らも女たちの復讐行に尽力した。実在の沢庵宗彭をモデルにしたキャラクター。

芦名 銅伯

加藤明成に仕える芦名衆の頭目にして会津七本槍の師。徳川家の相談役を務める老僧南光坊天海とは双子の兄弟である。

大道寺 鉄斎

堀一族の仇である会津七本槍の一人。鎖鎌を使う老人。

平賀 孫兵衛

堀一族の仇である会津七本槍の一人。長槍を使い、人や馬を貫いた槍を抜かずにそのまま振るうほどの怪力。会津七本槍という呼び名は賤ヶ岳七本槍にちなんだもので、実際に槍を使うのはこの孫兵衛のみ。

具足 丈之進

堀一族の仇である会津七本槍の一人。子牛ほどもある、と言われる三頭の犬を操る。

鷲ノ巣 廉助

堀一族の仇である会津七本槍の一人。怪力と拳法を武器とする巨漢。

司馬 一眼坊

堀一族の仇である会津七本槍の一人。隻眼の鞭使いで、腕前は飛んでくる矢を叩き落し、人体を輪切りにする程。七本槍の中では思慮深い方で、しばしば策を立案する。

香炉 銀四郎

堀一族の仇である会津七本槍の一人。女の毛を編んで特殊な油を塗った、網状の武器を使う。美少年だが、七本槍でもひときわ残忍で血気盛ん。顔の中心に縦一本の刀痕が走っている。

漆戸 虹七郎

堀一族の仇である会津七本槍の一人。隻腕ながら凄腕の剣士で、柳生十兵衛も自分と互角と認める程。人を斬る時は花を口に咥える。

おゆら

芦名銅伯の娘であり、加藤明成の妻。妖艶な美女だが、父と同様に明成の悪行を助ける。

千姫

かつて豊臣秀頼の正室であった女性であり、豊臣家滅亡後は出家して尼僧・天樹院となっている。将軍・徳川家光にとっては姉に当たり、隠然たる権力を持つ。東慶寺で堀一族の女七人を救い、仇討ちのため沢庵和尚を紹介した。実在の千姫をモデルにしたキャラクター。

お千絵

堀一族の生き残りである、七人の女のリーダー格。堀家の中心人物堀主水の娘であり、美貌ゆえ加藤明成から妾候補として狙われていた。

お笛

堀一族の生き残りである、七人の女の一人。お千絵の召使であった、天真爛漫な少女。既に東慶寺で出家の準備をしていたため、髪が短い。

お圭

堀一族の生き残りである、七人の女の一人。惨殺された堀家家臣の未亡人で、会津藩の江戸屋敷に潜入するため柳生十兵衛と新婚の夫婦を装う。

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