代表作『GANTZ』の連載終了から約7か月後となる奥浩哉の連載作品。代表作の一つでもある。現代日本を舞台に、宇宙人の事故に巻き込まれ機械の身体となった初老の男性と高校生の対照的な生き方を描く物語。末期がんの宣告を受けた58歳のサラリーマン、犬屋敷は、ある夜突如飛来したUFOの墜落に巻き込まれ、機械の身体に生まれ変わり、人間を遥かに超越する力を手に入れる。同じ事故に遭遇した高校生の獅子神も同様の力を得るが、獅子神は、己の思うがままに力を行使し自分に背く人々を傷つけていく。犬屋敷は獅子神によって傷つけられた人々を救い続け、力を悪用する獅子神との対立構造が物語の中核となる。本作は、機械の身体を手に入れた男たちを描いたSFアクション作品である。主人公が初老のサラリーマンで悪役がイケメン高校生という、従来のヒーロー像を覆す設定を持ち、人間の本質が善なのか悪なのかという根源的な問いを投げかけている。講談社「イブニング」2014年4号から2017年16号まで連載。テレビアニメ化され、2017年10月から12月まで放送された他、2018年4月20日には実写映画(劇場)が公開された。