吉岡公威の代表作。『バカとテストと召喚獣』で知られる小説家・井上堅二が初めてオリジナル漫画原作を手掛けた作品でもある。伊豆の海沿いの大学を舞台に、主人公の伊織が叔父の経営するダイビングショップ「Grand Blue」に下宿するところから物語は始まる。そして、大学のダイビングサークル「Peek a Boo」のメンバーとの出会いを通じ、従姉妹の 七々華・千紗姉妹や同級生の耕平など、さまざまな人物との関係性が形成されていく。本作は、大学のサークル活動における飲み会や騒動を中心としたコメディ展開と、スキューバダイビングの技術や知識を織り交ぜた専門的な描写が特徴で、ギャグ漫画とスポーツ漫画の要素を併せ持つ。舞台となる伊豆の海に実在する海洋生物や地形、ダイビングの資格制度や安全管理システムが作品世界に組み込まれている。講談社「good!アフタヌーン」2014年42号(4月7日)から連載。2018年に第2回「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」ネクストブレイク部門第7位を獲得。テレビアニメ第1期が2018年7月から、第2期が2025年7月から放送。実写映画が2020年8月に公開された。