清水茜のデビュー作にして代表作。2014年に第27回「少年シリウス新人賞」大賞を獲得した清水茜の『細胞の話』がベースとなっている。人体内部を舞台に、新人赤血球「AE3803」と白血球「U-1146」を中心に物語が展開される。細菌やウイルスの侵入、アレルギー反応、怪我の治癒過程など、体内で日常的に起きている現象が、擬人化された細胞たちの活動として描かれる。本作は医学教育的要素を含む生理学擬人化作品で、人体の免疫システムや生理機能を、キャラクター同士の関係性や行動を通じ、コミカルに分かりやすく表現している。作中では、実際の細胞の特徴を反映したキャラクターデザインが採用され、体内の各所に細胞たちの活動拠点が設置された世界が構築されている。講談社「月刊少年シリウス」2015年3月号から2021年3月号まで不定期連載。2015年に「このマンガがすごい!2016」オトコ編第7位を獲得。2018年7月のテレビアニメ化をはじめ、2018年11月の舞台化、2024年12月の実写映画化など、メディアミックス多数。