森田まさのりの連載デビュー作で代表作の一つ。東京都武蔵野市吉祥寺にある帝拳高校を舞台に、プロボクサーを夢見る新入生の太尊が、中学時代からの親友である山下や沢村と共に、さまざまなトラブルに巻き込まれながら成長していく物語。太尊の帝拳高校入学から、校内での応援団やボクシング部との対立を経て他校との抗争へと発展し、渋谷の鬼塚率いる楽翠学園、浅草の葛西、池袋の薬師寺との戦いを通じて、東京四天王の一人に数えられるまでの経緯が描かれる。本作は、不良同士の抗争を軸としながらもギャグ要素や恋愛要素を含む青春群像劇の側面を持つ学園ヤンキー漫画。実在の東京の地名や街並みが詳細に描写され、登場人物の名前は実在のプロボクサーや格闘家をモチーフにしているほか、サブタイトルには「THE BLUE HEARTS」をはじめとするロック音楽の楽曲名が使用されている。集英社「週刊少年ジャンプ」で1988年25号から1997年10号まで連載。アニメ映画(劇場)が1992年7月と1993年7月に公開。実写映画(劇場)が1996年2月と1998年8月に公開。テレビドラマが2011年7月から放送された。