ワルいけどカッコいい!ヤンキーマンガ5作品85 Pt.

実写化されている作品も多いヤンキーマンガに、関心を持っている人は多いだろう。今回はそんなヤンキーマンガをご紹介。

不良高校生たちが織り成す喧嘩や友情を描いた群像劇で、アニメのみならず実写映画化もした人気作品。内容はひたすらに硬派であり、基本的に女子生徒や教師が登場せず、彼らが学業に勤しむ様子も描かれていない。また卑怯な手を使う不良もほぼ登場せず、一対一のフェアな勝負で雌雄を決することが多い。主人公だけでなく、それぞれの登場人物に焦点を当てたストーリー運びも当時としては斬新だったため、他のヤンキーマンガとは一線を画している。

元ヤンキーであることをひた隠し、普段は学級委員として振舞っている「足立花」が、ある日現役ヤンキーで同級生の「品川大地」に秘密がバレてしまったことから始まる日常を描いた作品。真面目な風貌の「花」が実は昔ヤンキーで勉強が不得手だったり、見るからにチンピラっぽい「大地」がお人よしで頭が良かったりと、外見と中身のギャップが非常に面白い。また学園コメディだけでなく高校生らしい甘酸っぱい恋愛要素もあり、見どころ満載。2010年には実写ドラマ化もされている。

不良高校生2人が繰り広げる、喧嘩や恋の物語。主人公は決して最強でも不良日本一を目指すこともなく、リアルな不良たちの姿や日常が秀逸で高い評価を得た。殴り合いの喧嘩描写においても現実離れした描写はなく、コメディなども取り入れた作風は万人受けするはず。実写映画はシリーズ化されるほどの人気で、他にもテレビドラマとして放送されている。

かつては甲子園にまで出場していた強豪校でありながら、今では不良の溜まり場と化しているとある高校の野球部。そこに新任の教師が赴任してきたことから物語は始まる。当初はサボる、喫煙は当たり前だった部員たちも、顧問となった新任教師の熱意に動かされるように、チーム一丸となって数多の困難や無理難題に立ち向かっていく。その姿が非常にひたむきで、ついついページをめくる手が加速してしまう。また生徒だけでなく、重い過去を背負った顧問が葛藤するシーンにも注目だ。テレビドラマのみならず実写映画化もされた人気作である。

とある高校を舞台に、ボクサーを目指すヤンキーの主人公と彼を慕う様々な登場人物たちが巻き起こす学園物語。激しいバトル描写もありながら、時折挿入されるギャグや繊細な絵のタッチのおかげで殺伐とした印象はない。登場人物の名前は多くが実在の格闘選手や、歌手、アーティストなどをモチーフにしており、元ネタを探しをするディープな読者も多かった。テレビドラマや実写映画化だけでなく、舞台化もされている。