柴田亜美の本格的なプロデビュー作。南海の孤島、パプワ島が舞台。ガンマ団の殺し屋、シンタローは、弟のコタローに会うために秘石を盗み組織を抜け出すが、追っ手に船を破壊されてパプワ島に辿り着く。島唯一の人間である謎の少年、パプワが住むこの島で、シンタローは人語を解する不思議な生物(ナマモノ)とともに生活を送ることになる。その後、秘石を取り戻そうとするガンマ団からの刺客との戦いや、赤と青の二つの秘石を巡るバトルが展開される。本作は、ファンタジーバトルの要素を含んだギャグマンガである。人語を解する不思議な生物たちが住む神秘的な世界を舞台とし、シンタローがパプワや島の奇妙な生物たちに振り回される姿をコミカルに描く。また、世界最強の殺し屋集団であるガンマ団という組織や秘石という重要なアイテムが物語の核となる。エニックス(現、スクウェア・エニックス)「月刊少年ガンガン」1991年4月号から1995年6月号まで連載。テレビアニメ化され、1992年10月から1993年10月まで放送された。