無医村の離島に赴任してきた天才外科医の日々を描く医療ヒューマンドラマ。南海の離島である古志木島は長い間医師が不在の村であったが、ある日東京の大学病院に勤めていた外科医の五島健助(ごとうけんすけ)が赴任してくる。本土の病院とは違い、島の診療所には満足な設備がなく、住民たち皆、医者に対して不信感人を抱く人ばかり。赴任早々様々な壁にぶつかる五島だったが、その天才的な技術である少年の腹痛を処置したことから、彼をとりまく状況が大きく変わりはじめる。2003年TVドラマ化。
本作の舞台となるのは医療設備もままならない離島、古志木島。長い間常駐する医者のいなかった島の人々は、何かあると船で6時間かけて本土の病院へと通っていた。そんな島に、東京の大学病院に勤務していた外科医の五島健助が着任してくる。しかし五島の着任初日に、診療所を訪れた患者はいなかった。島で唯一の看護婦である星野彩佳(ほしのあやか)は、この島の人々が医者を信用していない者ばかりなのだと説明する。だが、島の少年タケヒロの処置を行ったきっかけに、五島は徐々に島民たちからの信頼を獲得していく。やがて五島の過去を追う雑誌記者や密入国の中国人、島を訪れる様々な人物など、離島を舞台に様々なドラマが繰り広げられることになる。
海で漂流した少年が、女の子しかいない島に流れ着くラブコメストーリー。主人公である14歳の少年、東方院行人(とうほういんいくと)は、乗っていた船が嵐に襲われて漂流してしまう。彼が流れ着いた島は、住民が女の子だらけの藍蘭島という島だった。島は完全に外界から隔離されていて、この島がどこにあるのかもわからない。こうして電気も電話もガスもない藍蘭島で、唯一の男性となった行人の島での生活が始まった。2007年TVアニメ化。
父親との喧嘩で家を飛び出した主人公の東方院行人は、以前から憧れていた船旅に出る。しかし乗り込んだ船が100年に一度という大嵐に巻き込まれ、行人は船から海に投げ出されてしまう。5日間の漂流の後、行人は魚を釣っていた少女すずに釣り上げられる。行人がたどり着いたのは、住民が女性しかいない藍蘭島という島だった。島には電気やガス、電話は一切なく、外界との通信手段も全くない。住んでいるのは日本人だが、この島がどこにあるのか、所在地も一切不明だという。島からの脱出を試みる行人だったが、複数の大渦に囲まれた島からの脱出は不可能。結局藍蘭島で生活することになった行人を待っていたのは、個性豊かな住人達とのハプニングだらけの毎日だった。
組織から脱出した主人公が流れ着いた不思議な島、パプワ島を舞台にしたギャグ漫画。弟を救うため、所属していた「ガンマ団」から不思議な力を持つ「秘石」を盗み出したシンタロー。しかし追手によって乗っていた船を破壊され、漂流してしまう。彼が流れ着いたのは、不思議な島「パプワ島」だった。島唯一の人間、パプワに秘石を奪われたシンタローは、ガンマ団の追手と戦いながらパプワや島の生物たちとの生活を始める。1992年TVアニメ化。
世界最強の殺し屋軍団「ガンマ団」に所属していた青年シンタローは、弟のため組織の持っていた秘石を盗み逃亡を図る。追手から逃げ延びたシンタローが漂流の末にたどり着いたのが、本作の舞台となるパプワ島だった。シンタローが目を覚ました時、秘石は島の少年パプワによって奪われてしまっていた。秘石を取り戻すためにパプワとの生活を始めたシンタローは、ガンマ団の追手と戦いながらも網タイツを履いた足のある鯛や巨大なカタツムリなどの不思議な島の生物、そしてパプワとの親交を深めて行くのだった。
瀬戸内海に浮かぶ小島を舞台にしたハートフルゾンビコメディ。瀬戸内海の小島、清涼島に住む漁師の青年、斎田光哉(さいだみつや)は島内唯一の商店、ソーダ屋こと早田商店の店主目当てに店へ毎日立ち寄っていた。ある日斎田がソーダ屋へ顔を出すと、そこには元気のない店主の早田 沙和(そうださわ)の姿があった。沙和は斎田に、自分は死んでしまったのだという衝撃の事実を告げる。
瀬戸内海に浮かぶとある小さな島の商店は、ソーダ屋こと早田商店ただひとつ。主人公の斎田光哉は、漁の帰りにビールを買う、という名目で、ソーダ屋へ毎日通っていた。本当のお目当ては店主である早田沙和に会いたいから。だがある日、元気のない沙和に声をかけた斎田に、沙和は自分が死んでしまったようだという衝撃の事実を告げる。始めは冗談だと思った斎田だったが、体温は冷たく息も心臓も止まった早田の様子に、それが事実だと知る。沙和もアイスの入ったソーダ水を飲んでいた以外、死因は思い出せず、気が付いたら死んでいたのだという。自分が死んでいることは秘密にしてほしいと頼まれ、喜びながらも複雑なものを感じる斎田。秘密を抱えたふたりと島の住人達との交流の中で、様々な騒動が巻き起こる、ほんわりゾンビコメディだ。
女子中学生と30歳おじさんの年の差ラブコメディ。舞台は小さな田舎の島。葉月海(はづきうみ)は明るくて面倒見が良く、誰からも好かれる中学3年生の女の子。将来の夢はお嫁さんだという海の家の隣に住んでいるのは、15歳も年上の井上風太(いのうえふうた)だった。はじめはだらしないおじさんだと思っていたはずなのに、海はいつの間にか彼のことが好きになってしまっていた。
女子中学生の海が住んでいる小さな田舎の島へ、民宿を営むために都会からやってきたというおじさん、井上風太。しかし風太はいつも部屋でごろごろしていて、働いているところを見たことがない。そのだらしなさに最初はあきれていた海だったが、彼の思わぬ言葉や行動にドキドキしたりしているうちに、気がつけば好きになってしまっていた。思わず思いを告げた海だったが、風太からは断られてしまう。民宿を訪れる風太の知り合いの女性やお客の存在にドギマギしながらも、風太への思いをあきらめられない海。少しでも風太のそばにいたい海は民宿で働きたいと申し出て、ふたりの距離感もすこしずつ変化していく。