作者自身の体験を元に、型にはまらない自由な妊娠・出産・育児を描いたコミックエッセイ。妊婦に対する周囲の誤解や偏見、医療や育児現場の問題点なども、作者らしいストレートな表現で指摘されている。性生活に関してもオープンに描かれている。作者は交友関係が広いので、有名な漫画家、俳優、小説家、学者、ミュージシャンなどが多数登場するのも特徴のひとつ。なお、「あくまでこの作品はフィクションである」と作中で繰り返し書かれている。作者の小説『ファザーファッカー』と合わせて第4回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞(1994年)。