特撮テレビドラマ『仮面ライダーW』の正統続編として制作された連載作品。原作・石ノ森章太郎、脚本・三条陸、監修・塚田英明(東映)、クリーチャーデザイン・寺田克也というテレビドラマと同じスタッフが集まり、作画を佐藤まさきが担当した。風の街・風都を舞台に、私立探偵の左翔太郎とフィリップが、街に散在する危険なアイテム「ガイアメモリ」に関連する事件を解決する物語。謎の美女「ときめ」との出会いをきっかけに、新たな物語が展開する。本作はサスペンスホラー要素を含む探偵作品でもあり、探偵としての推理と仮面ライダーとしての戦いが交錯する構造を持つ。風都という街の日常と、ガイアメモリによってもたらされる非日常が共存する世界が構築されており、各事件は独立したエピソードでありながら、全体として大きな物語を形成する。小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」2017年36・37合併号より連載。2022年8月から10月にかけてアニメが放送され、2024年11月8日には劇場版アニメが公開された。