帽子がトレードマークの主人公まとめました！オススメ漫画５選0 Pt.

ルフィは周囲から「麦わらのルフィ」と呼ばれており、海賊団のマークも麦わら帽子とドクロがモチーフになっている。それほど麦わら帽子が特別なのは、憧れの海賊・シャンクスから預かった大切なものだからだ。ルフィは幼い頃にシャンクスに命を救われた過去があり、その際に彼のような器の大きな男になりたいと願った。そして自分も海賊団を作って海賊王を目指すことを宣言し、シャンクスから麦わら帽子を預かり、いつか立派な海賊となって返しに行く約束を交わしたのだった。ルフィはその約束から10年後に海へ旅立ち、次第に気の合う仲間を増やして海賊団「麦わらの一味」を結成。大切な仲間たちと苦楽を共にしながら大きな夢に向かって突き進んでいく。

本作の主人公は、大きな黒い三角帽が目印の魔女・イレイナだ。周囲を圧倒する実力で魔術試験に合格をしたが、正式に魔女になるためには、魔女の下で修行を積む必要があった。しかし、誰も手を差し伸べてくれる者がおらず、途方に暮れていたが、唯一変わり者の魔女・フランだけがイレイナを受け入れてくれた。厳しい修行を乗り越えたイレイナは、フランから髪の毛の色にちなんで「灰色の魔女」と名付けられた。魔女の証である「星を模ったブローチ」を身につけ、憧れの冒険譚のニケと同じように様々な国を訪れるようになる。まだまだ未熟なイレイナだが、訪れる国々で魔女見習いの少女や他の魔女たちと出会いや別れを繰り返していく内に、少しずつ人としても魔女としても成長していく。

翔太郎のトレードマークは黒のハット。ハードボイルドを気取っているが、内面は正義感に満ち溢れた熱血漢で、周囲からはハードボイルドになりきれない半人前の「ハーフボイルド」と呼ばれている。格好つけてはいても、根が素直で感情が表に出やすく、憎めない性格だ。風都では「ドーパント」と呼ばれる怪人に人を変えてしまう「ガイアメモリ」が流通しており、警察では対処できない怪事件を翔太郎と相棒のフィリップが担当している。壊れたガイアメモリを持つときめは記憶喪失の状態だったが、翔太郎たちが属している鳴海探偵事務所の助手となった。展開が進むにつれて、翔太郎たちは「風都」と異空間の「裏風都」を行き来する組織やガイアメモリの謎と向き合うことになる。

本作の主人公は、第2部の主人公であるジョセフ・ジョースターの孫、空条承太郎だ。常に学帽を被っており、その帽子には左手の平のマークが入っている。冷静沈着で冷淡に見えるが、その心根は優しく、正義感に満ちている高校生だ。スタンドの能力は人によって異なり、承太郎のスタンドは「星の白金（スタープラチナ）」で、パワーやスピードに長けている。ジョースター家と因縁関係にあるディオは卑劣で厄介な存在であり、普通のやり方では倒せず、承太郎は苦戦を強いられることになる。しかし、頑丈な体と心を持つ彼は決して屈せず、勝利へ向かって一筋の光を掴みに行く。愛情や勇気など、人として生きる上で失ってはならない大切なモノが、承太郎の生き様を通じて伝わってくる。

主人公の杉本は日露戦争で「不死身の杉本」と呼ばれていたほどに人間離れした回復力と鬼のような強さを持つ元陸軍兵で、終戦後も常に軍帽を被っている。だが、杉本の本当の強さは人並み外れた戦闘力や回復力ではなく、どんな窮地にも一筋の活路を見つけ、生き抜こうとする意思の強さ。大概の人間は恐怖を感じると武器を手にしていても動けなくなるが、杉本は敢えて敵の懐へ飛び込むことで強敵相手でも勝利を掴み取るのだ。普段は仏頂面で近寄り難い雰囲気だが、窮地を救ってくれた少女・アシリパの前では表情を崩すこともある。圧倒的強者でありながら人間味も滲ませ、読者を惹き付ける魅力を放つ杉本は、正に主人公にふさわしい人物と言えるだろう。